2021/7/22~23 コロナ禍4連休の北岳バットレス

参加者:大宮アルパインクラブ S氏、H氏、Y(投稿)


行程:
7/22(木) 芦安⇒広河原(設営)→Bガリー大滝まで偵察→広河原(泊)
7/23(金) 広河原→Bガリー大滝→4尾根主稜→北岳→広河原(撤収)⇒芦安

今シーズンは東京オリンピック開催のための特別な7月の4連休、しかも梅雨明け直後という絶妙のタイミングで北岳バットレスにアタックしてきました。しかし考えることはみな一緒、コロナ禍で予約制となった白根御池小屋のテント場は瞬時に予約が埋まり、登山口の広河原にどうにかテント場を確保、しかも翌日は広河原のテント場も予約いっぱいで、アタック日は最終バスに間に合うよう下山しなければならないという、バットレス実質日帰り山行という過酷な条件に。参加メンバー一同覚悟を決めて挑みました。

1日目は広河原山荘テント泊なので急ぐ必要はないものの、残雪の状況等偵察をしておきたいので、3:30から並んで始発バスで広河原入り。バスを降りて5分でテント場到着。コロナ禍で予約人数を絞っているだけにテント場は広々ガラガラ状態。木陰&ベンチ&テーブルのベスポジをゲットし、ここに1人1つずつ、3つのテントを囲むように設営して最高のベースキャンプが完成です。

一息ついて始発バスの登山者の群れが大方登山道に吸い込まれていった後に偵察にGO。それでもさすがに梅雨明け4連休初日なだけに大樺沢沿いのルートは大賑わい。みんな大きな荷物を担いで暑い中大変な思いをして登っている中、軽装で涼しい顔をして登れるのは、広河原ベースも悪くないかも、とこの時は思いました。2時間半ほどで目印となるボルダー岩のあるバットレス沢(B沢)に。ここからB・C沢中間両付近にある踏み跡を辿って30分ほどで迷うことなくBガリー大滝に到着。取付手前にわずかな残雪はあるものの問題になるものではなく、翌日アタック時はアイゼン不要と判断。3時間の行程なので4:30に到着できるよう1:30に出発することにしました。

2日目は0時前に起床。真夏のベースで標高1500mはやや寝苦しくて快眠できずじまい。何食だかわからない食事を採って支度を済まし、1:20出発。睡眠不足と昨日よりは重い荷物で足取りが重く、日の出時刻を過ぎた5:00前にBガリー大滝取付到着。先行Pが登攀開始するところでした。アプローチシューズのまま、1P目をH氏、2P目をS氏リードでBガリー大滝をクリア。辺りはきれいなお花畑ですがまだ先は長い。怪しげな踏み跡に一部ルートを見失うも小尾根を乗越してC沢へと下降。C沢には雪渓が残っていましたが、ギリギリかわしてヒドンスラブへ。時短のためロープを出さずにヒドンスラブを通過して、7:30ようやく4尾根主稜取付に。行動開始から6時間、ただでさえ長いバットレスのアプローチが広河原ベースで一層長くなり、この時点ですでに達成感らしきものを感じてしまいます。

いよいよここからは快適なクライミングが続く4尾根主稜。第1の核心クラックをS氏のリードで始まり、3人でリードを交代しながら登攀を進めていきます。前半戦は出だしのクラック以外は難しいところがなく余裕の登攀です。3人でのシステムは通常の2人でのつるべと比べてやはりやや時間がかかってしまい、先行Pとの差が徐々に開いていきます。ラッキーなことに当日の4尾根主稜は登攀Pが少なく、我々が原因で渋滞を作ることはありませんでしたが、このシステムでもっとスムーズにできるようになることが課題です。第2の核心、三角形の垂壁からがいよいよクライマックス。絶景の中、高度感抜群のリッジ登攀に懸垂、ナイフリッジのトラバース、最終ピッチにして第3の核心城塞ハングに至るまで、変化に富んだ登りごたえのあるピッチが凝縮しています。Dガリー奥壁から多くのPが登攀していて城塞ハング前で合流となるため、相当の順番待ちを覚悟していましたが、運よく大きな待ちをせずに最終ピッチまで抜けきることができました。

ここまでですでに12:30。思っていたよりも時間がかかりました。本来なら達成感に浸りのんびりくつろぎたいところですが、16:40の最終バスに間に合うよう下山しなければなりません。北岳から広河原までのコースタイムは3時間15分。登攀終了点から一般ルート合流までは一面のお花畑を辿る天国のようなところですが、ゆっくり堪能する余裕はなし。まだ余力のあったH氏のみが山頂にタッチしてきましたが、S氏と私は山頂もパスしてひたすら足を進めます。一般ルート合流13:00。八本歯のコルを経由するルートは北岳からの最短ルートなだけに一気に標高を下げていきます。一般ルートなので歩きやすいのですが、休み無しにひたすら下り続けるのはなかなか体に堪えます。努力の甲斐あって15:30にテント場に到着。そそくさと撤収を済ませて、16時過ぎに広河原のバス乗り場に無事到着できました。行動時間約15時間、ハードながら充実のバットレス準日帰り山行が完了しました。代償としてその後1週間もの間激しい筋肉痛に苦しむことになりましたが、これもまたいい思い出です!?

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2020/11/8 立岩

【日程】2020/11/8(日)
【山域】西上州
【参加者】3名
【記録】9:10駐車場~11:00山頂~12:10イヌムギ分岐~13:30駐車場
【感想】
西上州の立岩(タツイワ)へ。
直登ルートから登る、反時計回りの周回コースです。
すれ違ったのは6人だけという静かな山行でした。
鎖場あり、紅葉あり。
稜線からは遠く八ヶ岳も望めました。
秋を感じられる素敵な山でした。
 
 
    
       
 
以上
 
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2020/10/30~11/2 霧島韓国岳・高千穂峰 開聞岳

10/30から11/2、鹿児島の旅を兼ねて、霧島の山と開聞岳に登ってきました。
記録:K子 一人旅

10/30(金)
羽田で飛行機に乗り遅れそうになり、係員と搭乗口へ猛ダッシュ。出だしから疲れた。
鹿児島空港10時半到着、レンタカーを借りて、えびの高原へ向かう。
今日は指宿へドライブのはずが、最終日に天候が悪くなるため予定を変更し、霧島連山の最高峰「韓国岳」を登ることにした。本当は大浪池を経由する道を歩きたかったが、往復2時間半の最短コースを選択。

えびの高原からみた韓国岳
硫黄山近くから噴煙
えびの高原から硫黄山への道は通行止め

あっという間に韓国岳頂上に到着。PM2.5のせいかモヤがかかったような景色。
でも、それが不思議な雰囲気を醸し出す。本州にはない山の雰囲気。

大浪池に映る光がやさしくきらめく
噴火のあった新燃岳(入山禁止)方面を望む

「広~い山?」「火山の生きている山?」、何という形容詞をつけてよいかわからないが、さすが百名山という良い山だった。最短コースしか歩けなったことが心残り。

そんな後ろ髪引かれる思いもあったが、3時間運転して指宿へ向かう。疲れた。
名物の砂蒸し風呂に入り、疲れと膝の痛みを和らげる。じわっとあったまる~。

10/31(土)快晴
ホテルの朝食はとらずに、開聞岳へ向かう。こんな天気のよい日だから駐車場は混んでるだろうとすっ飛ばして向かったのにガラガラだった。旦那様からも紅葉の時期は霧島に登るから「混まない」とアドバイスを受けていたが・・。
言葉を信じ、ホテルで朝食とればよかった。

宿「指宿シーサイドホテル」は
東向きオーシャンビューの部屋だったのに
日の出を堪能する間もなく、開聞岳へ出発した
なんとも秀麗な開聞岳
7:20 2合目登山口から登り始める

ここだけの話、頂上まで樹林でほぼ眺望なし。あまりおもしろくない・・。
一瞬だけ景色が見れるところがあり、高度を上げていることを感じた。

8合目を過ぎたあたりからの景色

頂上も樹林で覆われ狭い。そこへどんどん人が登ってくる、落ち着かない。
ただ、海風は心地よく、気持ちよかった。

頂上がほんとうに狭い
開聞岳頂上 池田湖とうっすら桜島を望む

13:30登山口に戻ってきた。開聞岳は登るより、眺めて良しの山と思った!

きれいな山だ

山の後で行きたい場所があった。知覧の「特攻平和会館」、2度目の訪問。
開聞岳に登る人はぜひ寄ってほしい。山に登ることはなんて贅沢なことかと実感する。

特攻平和会館に復元された三角兵舎。
特攻隊員が飛立つ前に敵に見つからないよう
林の中に兵舎を置いた

知覧から2時間半、霧島に逆戻り。お昼時間もなく、運転しながらおにぎり食べた。
今日の宿は霧島神宮近くの「民宿きりしま路」。またお気に入りの宿ができた。温泉最高!霧島のお湯の質がよいのは有名だが、あたりが柔らかくずっと入ってたくなる。
そして料理がおいしかった。昨日は疲れてビールを飲む気にもならなかったが、今宵は中瓶手酌して酔っぱらった!!
宿のおばちゃんは優しくて、とても癒された。いつまでも元気で宿を続けてほしい。

豪華ではないが、小鉢それぞれの味付けが丁寧。
朝食もキャンセルせず食べてよかった
民宿「きしりま路」は霧島神宮のすぐそばです

11/1(日)曇りのち晴れ
この旅で一番楽しみにしていた霧島「高千穂峰」に登る。
宿から高千穂河原まで車で15分。駐車場は混んでなかった。
高千穂峰は「天孫降臨」の山で有名だが、坂本竜馬と妻のお龍が登ったと聞いて、ずっと登りたかった山だった。そんな坂本竜馬ファンは多いだろう。

こんな道のりの山であるが
登っている間、わからず
この社の背後に山があるはずだが・・
ガスでまったくわからない
時折ガスが薄くなるが、先がわからず
お鉢巡りのはずだが、何も見えない。
しかも風と雨粒があたる。
でも、わくわくする。早く頂上の鉾がみたい!

ガスで真っ白な道を進み、頂上に到着。
鉾が刺さった頂上、かつて、竜馬が鉾を引っこ抜いたというが本当なのか・・。
竜馬が登った頂上に来れた!!
念願叶い、空はグレーでも心は晴れ模様だった。

頂上、まったく眺望なし。
鉾 今はレプリカらしい
下山を始めると、ガスが薄れるときが出てきた
頂上方面を振り返る
下山中に後ろを振り返り ガスがとれたお鉢巡りの道
奥に見えるのが頂上
かなり降りてきた
下山後は社の背後に山が見えた。
天孫降臨の山を実感

高千穂峰はとてもおもしろい山だと思った。また登りたいな。


11/2(月)雨
最終日。日置市の美山にある「薩摩焼」の窯元巡りをした。
沈壽官窯にて、コーヒカップ&ソーサーを買った。税込7千円程するが、イベント期間で20%引き、gotoの地域クーポン使って半額程に。訪れたかった窯の作品が買えて何よりうれしい(山より?!)。


霧島から往復3時間半の美山に行ったこともあって、今日も昼はコンビニパン。
空港で最後は「さつまあげ」でビール!と思っていたが、飛行機ギリギリに空港着。最後まで慌ただしかった。次回鹿児島に行ったら、黒豚しゃぶしゃぶゆっくり食べたいと思います。山に関係ない話をすみません(._.)

おわり

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金木戸川双六谷遡行

<コースタイム>

8/8(土)朝のうち雨のち曇り 
金木戸発電所第一ゲート7:30—小倉谷出合11:00—打込谷手前の壊れた橋(ここで入渓)13:00 —1,450m付近ビバーク・サイト15:30

8/9(日)夜半から朝にかけて雨のち曇り
ビバーク・サイト7:30—センズ谷出合9:30—蓮華谷出合13:00—抜戸沢出合15:30

8/10(月)晴れたり曇ったり
抜戸沢出合7:30—双六池との二股10:30—双六岳13:00—双六小屋14:00—新穂高温泉20:30

<メンバー>
上級ガイドを目指して沢登ポイント獲得にいそしむ此原リーダーと10年の眠りから目覚めた?老兵フルムラの2人

<記録>

双六岳に源を発し、黒部五郎岳~三俣蓮華岳~笠が岳にわたるエリアの水を集める双六谷の特徴は、何と言ってもその豊富な水量。そしてかつてその水が運んだであろう累々たる巨岩群にある。

入渓点(小倉谷手前)の壊れた橋

ガイドブックには「技術的な難しさは無い」とある。が、次々と現れる巨岩と瀬に対して、そのまま際をへつるか?渡渉して対岸から行くか?それとも、巻いちゃう?を都度判断しながらの遡行は、登攀的な難しさは無いものの、まさに沢登りの技術と言うか経験値が試される。(あんまり試して欲しくないのだが)

やっぱり、沢の夜は焚火でしょ?

その水量&巨岩も抜戸沢を過ぎるとぐっと少なくなり、双六池との二股に近づく頃には北アルプスらしい開けた明るい草原が現れてくる。この二股を左にとり、草原の中を双六岳に突き上げて今回の遡行は終了と相成った。

センズ谷出合

抜戸沢を過ぎて水量はぐっと少なくなる

草原に吸い込まれる源頭域

3日目のこの日は双六池でテント泊のつもりだったが、コロナ対策下の張数制限で張らせてもらえず、止む無く新穂高まで下山した。

追って

双六谷は「北アルプスの沢」のイメージに反して、岩が結構ヌルっているのでラバーソールでの遡行はお勧めしない。(ラバーソールで苦労した此原リーダー談)

(フルムラ記)

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2020/2/1~2  クライミング講習会(講師:奥谷昇)in伊豆

奥谷講師

2月1、2日の2日間、伊豆の城山と鷲頭山ゲレンデにて、クライミング講習会が開かれました。天気に恵まれ暖かく、経験者・初心者混ざりながら技術の向上を目指し、何よりも登る楽しさを味わいました!

講 師:奥谷昇
参加者:大宮アルパインクラブ10名
宿泊先:伊豆の大仁温泉一二三荘 クライミングプラン

記録はK子ほぼ初心者。数年前からクライミングをしてるのに、怖さが優先し、全く進歩がない。今年はクライミングを頑張ってみようと、初めて講習会に参加しました。

2月1日 城山 南壁
斜上バンド下のルート何本かにトップロープをかけ、グレード5.6から5.9?を各人のレベルに合わせ何度も登る。

ルート名、グレードはよくわからない
今年の目標はイレブンクライマー
率先して1番手でトライするKさん
Sさん登り中 まずは足慣らし

K子は今までやっていたビレイが間違っていた
ようで、Sさんら数名にあらためて教わる。
でもなかなか覚えらず、登る以前に問題あり(泣)
クライミング3回目U女史、がんばっています。
K子 「雑に登るな」と旦那様より指摘が!
皆、午後はレベルを上げてトライ
真ん中が「とんとん拍子」
Y女史リード中 かっこいいな!!
Y女史の足のクライミングだこを見て、練習、実践を積み重ねているから登れるんだと思った

レベルの低い話で申し訳けありませんが、
K子は滑ると思うと、足で立ち上がる勇気がなく、進歩がないこと感じていた。 この講習会での目標は、どこまでなら滑らないのか(逆に滑ること)を体感して、恐れないようになること。トップロープで何度も試し、限界値を知りたいと思っていたが・・ビレイ中に足に落石があたり、少し休憩。結局3本しか登れず、限界値わからず・・。
次の日、奥谷講師から足の指の付け根あたりで立つのが滑らないと教えてもらい、恐々試したら、岩に吸い付くような感覚で固定されるのを初めて感じた。これが靴のフリクションなのか!と体感できたことがちょっとうれしい!!

奥谷先生から、適宜、各人へ登り方のアドバイスがなされた。
皆から”クライミングの神が降臨した”と絶賛されていたM女史は、奥谷講師から「手がないときには親指で押すんだ」と教えてもらったと話していた。こういったアドバイスや自らの気づきを踏まえ、実践して吸収していくことが上達へつながるのだと思った。
奥谷講師だけでなく、会のメンバーも相互にアドバイスしながら1日目を終了した。

宿泊は大仁温泉の一二三荘。
夕飯は旬を感じる菜の花のお浸しやフキノトウの天ぷら、一工夫ある料理(しゃぶしゃぶをとろろポン酢で食べる、マイルドになる)や、刺身に始まり、魚も数種類だされ、丁寧な料理でとてもおいしかった。
そしてちょっと熱めの温泉は疲れた体にはちょうどよい刺激となった。
この宿とても気に入りました。

夕飯後は宴会!!そして、ヨガ講師でもある奥谷講師からヨガを教えてもらったりと楽しい時間は続きました。(と言いつつ、K子はちょっと疲れて先に寝ましたが・・)

2月2日  
沼津の志下海岸の駐車場に車を停め、奥谷講師による朝ヨガでスタートです。
深い呼吸をしながら、ヨガのポーズで体と心をほぐします。贅沢な時間です。
そして、30分ほど歩いて鷲頭山へ メインウォールで登ります

マンボウルートを登る奥谷講師
壁とは思えないほど軽やかに登っていく。
神降臨のM女史、マンボウ挑戦中 
皆、マンボウの お顔あたりが核心と言っていました
初心者組のK子とU女史は、最左端ルートで練習
イレブンクライマー目標のKさんも
昨年はここで登っていたとのこと 
旦那さま頑張り中
中央正面ルート?にトップロープをかける奥谷講師
神降臨のM女史 
中央正面ルート?を果敢にトライ
M女史 ここで苦戦、諦めず試みるが敗退
くやしい~、来年こそ登るぞ!
K子にもこのガッツがほしい。
Oさんも中央正面ルート
難なくクリアー
中央正面ルート? Mリーダー
初心者組のために登り方を見せてくれたIさん
人が登るのを見てると登れそうなのになあ、現実は・・・

最後、初心者組の二人も、皆の登ったルートで行けるところまで頑張った。

初心者組 U女史 挑戦するも敗退
初心者組K子 やはりここが登れない 
クラックに手をかけるって言われても・・できない~
登れない~
奥谷講師からも具体的な足の置き方
そして、クラックへの手の掛け方を指導

皆から教えてもらい、そして励ましてもらったのに、K子途中敗退。
そんな自分が悔しかったのか、その夜の夢にこの場面が出てきた。夢でも登れなかった。次回はここを登ることを目標にしたい。



あっという間に日が落ちる時間に近づく。

クライミング講習会に参加して思ったのは、登れる人は努力をしている、あきらめず果敢にトライしていく、だから上達していくんだと、自分に足りないところがいっぱいあることを感じた。講習会はそんな刺激も与えてくれる有意義なものだった。

神降臨のM女史は、「講習会は毎年同じ時期に開催されるので、自分の物差しになっている」と言っていた。今回、登れなかったところは、次回の目標として励みにつながる。

私たちの山岳会の目的は、会則にある通り「 登山技術の向上を図り、安全かつ 健全な登山活動を行なうこと」だ。登山技術の向上のために講習会は欠かせないものではないかと思った。そして参加するたびに、昨年より登れるようになっているとよいなと思いました。
最後に、奥谷講師、Mリーダー、いろいろ教えてくださった皆様、とても楽しく、有意義な時間をありがとうございました。
おわり


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2019年スイス山旅① アレッチ氷河を望むハイキング

アレッチ氷河上流を望む

2019年9月13日~22日、昨年に続きスイスに行ってきました。報告:K子

今年のスイス旅の目的は2つ。
①世界遺産「アレッチ氷河」を見ること
②ベルニナ急行で「世界の車窓から」気分を味わい、サンモリッツでハイキングする
今年「腸脛靱帯炎」になり、下りで膝の外側が痛むので控えめハイキングにしました。

9月13日
成田空港から直行便でスイスチューリッヒへ。
1泊目の宿は、鉄道で1時間半程度のベルンにした。

ベルンは中世の街並みが世界遺産に登録されたスイスの首都。
「バラ園」「時計塔」を観光し、ホテルに戻ったのは21時と遅くなってしまった。

ベルンの時計塔と街並み

9月14日
朝、テレビでアレッチ地方が快晴なのを見て、早々と山に向かうことにする。
ベルンから1時間半ほど、べッテンという谷底にある鉄道駅(標高826m)に着き、そこからロープウェイで標高1948mにある「ベットマーアルプ」に着いた。ここは電気自動車のみが通行可能なアレッチ台地にある集落。
(日本でいうと新穂高ロープウェイ山頂駅辺りに集落があるイメージ)

各集落から展望台に上がるゴンドラ等がつながる
谷底からロープウェイに乗り、台地の上に上がります 
途中のベッテンドルフの集落です
ベットマーアルプの村とベットマーホルン

さっそく、ベットマ―ホルンの展望台(標高2647m)にゴンドラで上がります。

ベットマーアルプの集落もかなり下に
黄色矢印はマッターホルンが見えてます

ベットマーホルン展望台に到着。アレッチ氷河の流れを真横から見ます。

川だ!川だ!!

昨年「旅サラダ」という番組で、この氷河を望むハイキングの映像を見て、いつかアレッチ氷河を見たいと思った。アレッチ氷河はアルプス最長氷河 (約23キロ) で世界遺産に登録されています。すごい迫力で、さすが世界遺産だと思いました。

今日は展望台に上るだけで、歩く予定はなかったが、30分登ればベットマ―ホルン頂上なので登ってみることにした。下りの膝が心配だが大丈夫だろうと!!

頂上という標識があった所まで来た
でも、まだ先に高い所が見えるのでとりあえず進んでみる
まだ先に高い所がある いったいどこが頂上なんだろう・・
先に縦走路が続いていた
遠くに歩いている人が見える

頂上を通り越し、エッギスホルンへの縦走路を歩いていたようだ。
この想定外の道が楽しくて、今回の旅でお気に入りの道の一つとなった。
このままエッギスホルンへ歩くか迷ったが、先の地形がわからなかったので引き返すことにした。

戻る方向を見ると、こっちの縦走路なら行けると思えてきた

縦走路の先には、アレッチ氷河の下流を望むモースフル展望台が見える。
無性に歩きたい行動にかられる・・。15時半まだ陽は高い。展望台を経由してベットマーアルプ迄約2時間半、高低差700mの下り。今のところ膝はなんともない。
後から考えたらバカとしか言いようがないが、進んでみることにした!

氷河の反対側を見るとこんな風景も広がる
黄色の矢印がベットマーホルン展望台 ずいぶん下りてきた
ここらで膝が痛くなりだす・・ 
氷河の雄大さに比べて、人がなんとも小さい(左下の岩)

膝がかなり痛い。展望台まで行かずに途中の道からベットマーアルプの集落へ下りることにした。標高差400m、痛みに耐えながらの下りは長く感じた。
なんとか村の少し上にある「ベットマーゼ」という湖?に着いた。

ベットマーゼという 湖? 池?

湯船にゆっくり浸かってマッサージして、湿布して寝たが、膝は痛い。
明日から歩けるだろうか・・・。

9月15日 
足に少し違和感あるが痛くない。病院で教わったテーピングも貼った! でも心配・・。
今日はメインイベントの「アレッチ・トレイル」を歩く予定だったが、悩んだ末、断念。代わりに、エッギスホルン展望台(氷河上流展望)、モースフル展望台(下流展望)に行くことにした。まずは、ベットマーアルプから昨日と違う別のゴンドラに乗り、そこから1時間ほどフィーシュアルプという隣の村まで歩くことにした。

ほぼ平らな道だから安心
この道はこの道でとても気持ちよかった!

フィーシュアルプ(標高2212m)からロープウェイでエッギスホルン展望台に向かう。山頂駅近くの岩場でクライミングしている人もいた。

エッギスホルンに向かう
クライミングポイント(剱の八つ峰のようなイメージ)
写真の青い線のところにロープが張られている。
滑車で戻るのか??

山頂の方が良い景色というので、15分ぐらいだから行ってみることにした。

黄色がエッギスホルン山頂2996m 
エッギスホルン山頂からの景色 
黄色矢印がユングフラフヨッホ 青色矢印がメンヒ
それらの山を源頭部として氷河が始まる
昨年はあちらからの景色を楽しんだ  


続いて、昨日たどり着けなかったモースフル展望台に向かいます。
ロープウエイを2つ乗り、谷底にある鉄道駅フィーシュへ降りる。
そして鉄道でメレル駅へ。

鉄道に乗ります!
車窓の眺め とても平和です

メレル駅から、ロープウェイでリーダーアルプの集落へ上り、ゴンドラを乗り継いで
モースフル展望台へ上がる。展望台から川が蛇行している様子を眺めました。
ほぼ歩いていませんが、3つの展望台を満喫です。

モースフル展望台から
下りのゴンドラはブラウゼーという池で途中下車できて
そこからベットマーゼ―(写真の湖)までハイキングします
途中までスイス人夫婦と会話しながら下り、楽しかった
夏に日本を訪れたとのこと 
私、英語は話せませんが、こういう時だけ意思疎通ができる
 不思議?!
ベットマーゼまで下りてきました
湖の回りで、皆、思い思いの時間を過ごす

今日一日は、膝に問題なく楽しむことができました。

ベットマーアルプは、ロープウェイでしか行けない閉ざされた場所だからか、何かにじゃまされることなく、自分のペースで自然を味わうことができました。
そしてアレッチ氷河はとても雄大で細かいことを気にしてもしょうがないという気持になった。ここに来てよかったと心から思いました。
山行報告終わり

以降は、余談と、スイス旅②前の行程を報告

余談①
行く前の1週間はスイスに寒気が入り、アレッチ地方で雪も積もり、氷河に行くかどうか悩みました。代わりにラヴォー地区のぶどう畑でワイナリー巡りしようか考えましたが、初志貫徹、変更しないでよかったです。
そして、9月のスイスは寒いのかと防寒着をそれなりに持っていきましたが、むしろ暑いくらい(日差しが強いからか)。温暖化の影響か???

余談②
アレッチ地方の観光協会の対応 が素晴らしく、メールで行程の相談ができたし、私の行きたいコースの時間や高低差を示したオリジナル地図も送ってくれた。日本で入手できる情報が少ないので助かりました。

余談③
ベットマーアルプの宿は「Hotel Alpfrieden」に2泊しました。
シングル眺望なしの部屋を予約したが、「足を痛めているのでバスタブ付きの部屋希望」とお願いしたら用意してくれた。駅まで送迎もあり、ゴンドラにも近く、オススメです。

黄色矢印がホテル
ベットマーアルプの風景 とても穏やかなところでした

余談④ 以後の行程
9月16日
今日はマッターホルン・ゴッタルド鉄道でウルリッヘンという駅まで行き、そこから峠越えのバスに乗り換え、アイロロを経由して、ルガーノへ向かいます。

・ウルリッヘンは無人駅なので、『降りますボタン(stop on request)』を押さないと鉄道が止まってくれません。
・本当はバスを使わない方が早いのですが、私はバスが好きで、どうしてもヌフェネン峠越えのバスに乗りたかった! 選んでよかったです!
・ルガーノは今までのアルプスの風景から一変して、イタリアみたいな雰囲気でした。
イタリア料理がおいしかった(でも高い!)。

峠越えのバスに乗り換えます 
路線バスは予約できないので乗れるか心配でした
バスの車窓から  谷から峠に向かいます
ヌフェネン峠までのぼってきました トイレ休憩です
今度は旦那様と車で来るのもいいかな
下りの道 たのしいです
そして、今宵の宿泊地「ルガーノ」です
ミラノまで2時間くらいで行ける場所です

スイス山旅①は本当におわり

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2019年スイス山旅② セガンティー二小屋へのハイキング

ムオタス・ムライユからの風景

スイス山旅①に続き、9月17日~9月19日の山旅を報告します。報告:K子

9月17日
ルガーノからイタリアのティラーノまで ベルニナ急行のバス版である 「ベルニナバス」に乗り、ティラーノからは旅の目的の一つ「ベルニナ急行」に乗りました。

宿はサンモリッツ近郊の「ポントレジーナ(Pontresina)」という町に4泊。
鉄道に乗るついでに歩くか!ぐらいの気持ちでしたが、サンモリッツ周辺の山歩きとても気に入りました。


9月18日
今日はムオタス・ムライユ(ケーブルカー利用で標高2445m)から、アルプ・ラングアルトという所までほぼ平らな道を歩くお気楽2時間コースを計画していた。でも、出発地点でドイツ人の老夫婦に「トラバース道を歩くより 1時間余計にかかるが、セガンティーニ小屋へ登るほうが断然よいよ!」と言われ、行ってみることにする。

黄マルが出発地点ムオタス・ムライユ
  青マルがセガンティーニ小屋 ピンクマルが到着地点 
その麓にポントレジーナの町がある
ムオタス・ムライユから出発 まずは谷に下っていき
その後、対岸の山の斜面を登っていきます
谷底から登り出します
振り返った景色
空気は爽快で心地よい
対岸を登りきると・・
遠くにサンモリッツの町と山々が現われました
小屋までもう少し 
出発地点で会った老夫婦が先導してくれます 
チャーミングなご夫婦でした 私達もこうなりたい!

アルプスの画家セガンティーニが風景を愛した
セガンティーニ小屋(標高2732m)にやってきました
老夫婦にオススメいただいてよかった 
小屋からの風景
2日後に、右側の山から谷を歩くことに(長かった)
小屋からの風景 これから向かう道です
セガンティー二小屋を何度も振り返ってしまった
本当によいところでした
アルプ・ラングアルトまで下りてきました
アルプ・ラングアルトから先の風景 
私はセガンティー二小屋から下ってしまいましたが
山の上にトラバース道があって周遊できたみたいです
アルプ・ラングアルトの小屋でお茶した後
ポントレジーナに降りていくリフトに乗ります
このリフトが急でこわくて・・ でも楽しくて・・!

3時間ほどの行程のはずがゆっくりし過ぎて、ポントレジーナに着いたのは16時になってしまった。すごい山を登ったわけではないが、満足度が高かった。老夫婦に感謝!
スイスの山を登っている人って、皆、がつがつしてなくて、マイペースに山を楽しんでいる。スイスでは、空気や光だけでなく、出会う人にも心地良さを感じる。
スイスマジックですかね!!!

山行報告は終わりです。

以降は余談① 
9月19日の行程
今日は少し、膝に違和感があるので、ハイキングはやめて、ホテルでもらった交通機関無料パスを使って、3つの展望台を巡ることにした。
各所、すごい場所ですが何となく物足りない。やはり歩くほうが楽しいみたいです。
まずは、ベルニナ鉄道に乗って、デイアヴォレッツァ駅⇒ロープウェイで デイアヴォレッツァ 展望台(標高2973m)へ。

デイアヴォレッツア駅とベルニナ急行
デイアボレッツア展望台
こんなふうに氷河を間近に眺められます
でも、なんか物足りなくて、すぐ下山しました

続いて、ポントレジーナに戻り、バスとロープウェイ2つ乗って、コルヴァッチ展望台(標高3303m)へ

ロープウェイよりシルバプラーナ湖
コルヴァッチ展望台 頂上まで歩いて行けます
(もちろん雪装備必要)

最後にバスでサンモリッツの町に戻り、ケーブルカー2つ乗り継いでコルヴィリア(標高2486m)まで。冬は全山スキー場となるようです。スキーしたい。冬にスイスに来たい気持ちが芽生えだす。

黄色矢印がさっき上った「コルヴァッチ展望台」

1日に3つの展望台を巡れたのも無料パスのおかげです。サンモリッツ周辺のベストシーズンはスキーの出来る冬。夏に観光客を呼び込もうとホテルに泊まった人は交通無料パスがもらえるようです(すべてのホテルではないらしい)。

余談②
ベルニナ急行
スイスのサンモリッツとイタリアのティラーノを結ぶ世界遺産に登録された路線です。
素晴らしかった~。でも私の写真ではその良さが全く、全く伝わらない(泣)。
有名な 「オープンループ橋」は 世界でここしか見れないのに、あっという間に通過。
360度回転している列車の様子を写真に撮れず・・ 乗っていると難しい・・

ブルージオのオープンループ橋
列車は360度回転しながら、高度を上げる
列車の回転の様子全く伝わりませんね!!
下の線路からぐるっと回ってきました
オスピツィオ・ベルニナ駅付近
ベルニナ・デイアボレッツア付近

この鉄道のすごいところは1800mという標高差をラック式でなく上っていくこと。そして「世界の車窓から」の優雅な旅を想像していましたが、 車窓の景色が目まぐるしく変わって楽しくて、写真を撮ろうと右に左に、席の移動に大忙しでした。
乗るならこの鉄道は、各駅停車の普通列車、そして窓の開く2等席がオススメです!
あ~また乗りたい。

以上 スイス山旅②おわり

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2019年スイス山旅③ ムルテルからポントレジーナ

スイス山旅②に続き、9月20日の山旅を報告します。  報告:K子

スールレーユ峠から歩く道

9月20日 
今日はハイキング最終日。
膝が心配なのに、標高差約1000mの下り基調のハイキングコースを選んでしまった。
サンモリッツ周辺では人気の高い、とても良いコースだった。

ポントレジーナの宿の前のバス停から終点のスールレーユという村まで行き、そこから前日行ったコルヴァッチ展望台行きのロープウェイに乗り、中間駅の「ムルテル」で下車。
ここから歩き始めます。

青矢印が出発地ムルテル 黄色矢印が分岐点で赤矢印方面に下る
ムルテルからまずはスールレ―ユ峠を目指します
峠への登り途中で後を振り返る 
それにしても天気がよく、爽やかで気持ちいい~
サンモリッツあたりの気候をシャンパン気候と言うらしい
とにかく爽やか シャンパンという例えがぴったり!
スールレーユ峠に着くと、まずこの景色が飛び込んでくる
本でみて、この風景を楽しみにしていたが
池が小さくて、「えっ、これ?!」と思った
期待が大きいと少し裏切られた気持ちになったりする
でもこの峠からとても素晴らしい縦走路が続いていた
峠の山小屋 ここでゆっくりする人も多いとのこと  

本当に気持ちがよい 
縦走路は下っていきます

この縦走路は分岐点となるアルプ・オタにて、
上の写真で、右側奥の山の近くにあるコアーズ小屋まで往復するか、私のようにロゼック谷へ下っていく2通りの歩き方があります。本当は小屋まで行きたかったのですが、今回はあきらめました。

分岐から谷へと下っていく

下っていくにつれ
氷河が融けている様子を目の当たりにする
温暖化がこんなに進んでいるのかと心配になる
黄色矢印が到着地ポントレジーナ 遠い~
谷まで下ってきました 氷河を振り返って
陽ざしが気持ちよい  なんともしあわせ♡
ロゼックホテルからの風景
少し穂高と梓川の風景に似てる
ポントレジーナまで2時間歩くか馬車に乗るか迷ったが
どこで乗るかわからず、歩いて帰りました 疲れた~ 

今日の感想ですが、何よりも印象に残ったのは氷河の融け具合がすさまじいことです。
温暖化でこのままだと氷河は完全に融けてしまうと思います。
自分のできる小さなことでいいから、環境を守る行動を取らないと、自然が崩壊するという危機感を覚えました。

サンモリッツ周辺のハイキングはさほど期待していなかったのですが、シャンパン気候のなか、とても気持ちよく歩けて、大変気に入りました。
結局、スイスで訪れる場所はどこでも気に入ってしまうようだ!
スイスは本当にオススメ。できたら来年もまた行きたいなあ~。


以降は余談
ポントレジーナの宿「ホテルロザッチ」について
基本4つ星の少しリッチなホテル。私が予約したのは増設した本館の3つ星部屋でしたが、それでも通常は高いです。ただ、たまたまかなり安く予約できる日があって、夕朝食付きをお得価格で予約した!
スイスのホテルの夕食は本当においしくて、毎日とても楽しみにしていたが、私は、4つ星ホテルであることを忘れ、ホテルのレストランで食事するような服を全く持って行かなかった。ほぼ登山の服装で食事をすることになり、 日本人はマナーを知らないと思われていただろうな~と少し反省。まあ、とてもゴージャスな人もいましたが、私みたいな服装の人もいたのは救いでした。
なお、このホテルもお部屋をグレードアップしてくれて、一人でジャクジー付きツインルームを利用させてもらいました。広すぎてかえって不便と思うくらいで・・・
従業員の人も本当に親切で4泊もすると別れるのが寂しいくらいでした。

ポントレジーナという小さな村とロザッチホテルはとても素敵なところでした。
お部屋とお料理の写真掲載させていただきます!!

お部屋
ホテルのレストラン
サラダ、オードブルはビュッフェ
これでほぼお腹いっぱいになる
メインは毎日変わり、
しかも肉、魚、ベジタリアンから選べます
味が繊細で本当においしい
デザートも毎日変わります
甘すぎずおいしくて・・

山に関係ない報告で誰かに怒られてしまいますね、すみません。
2019年のスイス山旅報告を終わります。

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2019夏合宿 剱岳八ツ峰上半

2019年の バリエーション組の 夏合宿(と言ってもメンバーはたったの3名ですが…)は夏合宿のメッカともいえる剱岳へ。
八ツ峰縦走はロープ登攀を伴わないクラシックルートとして、同じ剱岳の源次郎尾根や槍ヶ岳の北鎌尾根と同等に考えられていますが、実際には高い総合力の求められるなかなかの難ルートでした。

Ⅵ峰Dフェースの頭付近からの岩石隆々たる八ツ峰縦走路

8月10日(土)
山の日を含む3連休で、且つお盆休みのスタートと重なり、更に天気もしばらく安定するとの予報もあって、入山口の扇沢は前夜から無料駐車場が満車状態。最下段の区画外の空きスペースをどうにか確保。扇沢駅まで歩いてマットとシュラフで仮眠します。(お仲間が20名弱くらいおりました。)6時半始発の電気バスで黒部ダムへ。ダムからいよいよ今日の宿泊地、真砂沢ロッジへの長いアプローチのスタートです。

黒部ダム駅の地下から出ると、青空と立山連峰がお出迎え

初日は真砂沢ロッジまでのアプローチのみですが、標高が低いため、涼しい午前中の内に辛い部分を抜けておきたいと目論んでの始発バスでの入山でしたが、これが功を奏します。旧日電歩道から分かれ、内蔵助平までの歩きにくいアップダウンやハシゴ谷乗越手前まで続く涸れ沢の登りを何とかクリア。12時前にハシゴ谷乗越につき、13時半に真砂沢ロッジまでたどり着きました。普段は静かと思われる真砂沢ロッジですが、夏合宿シーズン真っ盛りだけに、大学の山岳会をはじめとして多くのパーティーがテントを張って賑わっていました。早く着いたのはいいのですが、暑いのには閉口しました。標高も低く、日影が無いのでどうしようもありません。川沿いのためある程度風があるのが救いでした。

真砂沢ロッジ
日差しを遮るものがなく、晴れていると暑いです。

8月11日(日)
いよいよアタック本番です。4時にヘッデンスタートしましたが、他のパーティーも続々出発していきます。まもなく一度雪渓に乗りますが、別山沢出合で一度切れ、大滝を越えて再度雪渓に乗ります。そこから長次郎谷出合まではわずか。いよいよ長次郎谷の雪渓を詰めていきます。

朝の長次郎谷雪渓を登る

長次郎谷の熊ノ岩までは傾斜も緩く、ピッケル無しでもOKです。今日も早出のため涼しく、BC方式で荷が軽いので、雪渓登りがさほど苦になりません。順調に熊ノ岩手前まで到着。雪渓脇の湧水で水を補給して、ⅤⅥのコルへ向けて右岸に取付きます。コルへ直接登るルートはガレが不安定なので、Aフェースの基部から回り込みました。恐ろしいほど順調に6時半過ぎにⅤⅥのコルまで到着。いよいよ八ツ峰上半の縦走開始です。

ⅤⅥのコルへ
正面右のAフェース基部から登ります。さっそくガレ歩きの練習です。

開始早々一体どこを登っていくんだという壁ですが、事前に予習したとおり右側のルンゼを登り詰めていきます。いざ登ってみると見た目よりは易しいですが、いきなりクライミングに近い登りで、特にBフェースの頭に登り詰める手前が悪く、2番目以降はロープを出して登りました。(登りでロープを使ったのはココだけ。)

ⅤⅥのコルからはこのルンゼを登ります。
はじめてだといきなりルートがわからないかも。

最初から随分とクライミングチックだな、と思っていたのですが、さすがは八ツ峰。最後までほとんどがそんな調子でした。標高が高いため草付きが少なく、ほぼすべてが岩稜帯で、アップダウンも多いため、Ⅱ級からⅢ級程度の3点支持を要する登攀が大部分を占めます。平和に歩けるような登山道的な踏み跡はほとんどありません。下りは懸垂支点があるところが多いですが、すべて懸垂していると時間もかかり、次々後続パーティーに抜かれていくので、可能なところはクライムダウンをする見極めが重要になります。我々が懸垂したのは、Ⅵ峰からの下り上段とⅧ峰からの短い下りの2回でした。

Ⅴ峰をバックにⅥ峰のスラブ帯の登り

Ⅵ峰の先のコルからは右に明確な巻き道がついていますが、これはチンネ方面へのルートなので、八ツ峰縦走は一見道とは思えない稜線を忠実に登っていきます。この辺りなかなか豪快で楽しい所です。変化があってルーファイも楽しめます。

Ⅶ峰への稜線
先行Pのいるトラバースに行かず、豪快に稜線通しに進みます。

 Ⅶ峰からは岩の割れ目を通過してコルまで行ったん下り、Ⅷ峰へはルンゼ状のところを登っていきます。所々Ⅲ級程度のポイントがありますが、ロープを出さずにガシガシ登ります。

Ⅷ峰へのルンゼの登り
「ロープを出してもいいかな」くらいの、ほぼクライミングの登りです。

 Ⅷ峰の下りは短い懸垂(クライムダウン不可)で、その先のギャップは八ツ峰ノ頭側の残置ロープを掴んでおいて、思い切って跨いで通過します。ここはなかなか勇気が要ります。最後八ツ峰ノ頭までは難所の無い快適な登攀で終了です。本来の計画ではここから剱岳本峰まで足を延ばす予定でしたが、時間的に余裕もなくなるし、3人ともここまでで十分満足できたので、ここから池ノ谷乗越までおり、長次郎谷右俣雪渓を下降して下山することにしました。ということで八ツ峰ノ頭にで大展望に浸りながらの大休止決定。

Ⅷ峰を懸垂下降する後続P
ここは完全に切れ落ちているのでクライムダウン不可です。
ゴールの八ツ峰ノ頭から剱岳本峰と長次郎ノ頭
時間切れでここから下山に。3人ともここまでで十二分に満腹です。

八ツ峰ノ頭から池ノ谷乗越までは慎重にクライムダウン。乗越のすぐ下から雪渓が始まっていますので、雪渓手前でアイゼン&ピッケルを装着します。長次郎谷右俣雪渓の出だしは45度近い急傾斜の雪渓。滑落は絶対に許されないので、1歩1歩慎重に下ります。幸い雪はそれほど固くないため、ある程度ステップを切ることが出来ましたが、メンバーの1人はインゼル手前でミニスリップするなどし、ここが核心だったと言うほど。雪が消えた側面やインゼルはガレを下ることもできますが、それはそれで脆く崩れやすく、落石を起こしやすいので、これまた決して楽ではありません。

急傾斜の長次郎谷右俣雪渓
慎重に、慎重に下ります。

熊ノ岩付近まで来ると、ようやく斜度も落ち着いてきて、安心して歩けるようになります。熊ノ岩には15張ほどのテントが張られ、Ⅵ峰フェースには多くのクライマーが取付き、雪渓では大学の山岳部が訓練を行うなど、夏の剱岳らしい賑わいを呈しています。思いの外下りの雪渓で消耗した体に鞭を打ち、真砂沢ロッジまでひたすらに足を進めました。真砂沢到着が15:45。既に随分涼しくなっており、助かりました。

多くの人でにぎわう熊ノ岩付近

8月12日(月・祝)
今日は下山オンリーですが、やはり暑さを避けるため早めの行動。荷物をパッキングし、テントを片付けて、4時半に撤収です。時間の経過とともにだんだん暑くはなってきましたが、まだ許容範囲内。順調に歩みを進め、10時前に黒部ダム駅までたどり着き、10時5分のバスに乗車できました。これまた作戦大成功。山は早出が基本ですね。

途中で基部を通り抜ける黒部丸山東壁
いつか登りに来れるだろうか…

全体を通して八ツ峰上半は圧倒的に岩稜帯歩きがそのほとんどを占め、想像以上にレベルの高いバリエーションルートでした。ロープ確保をしての登攀が無いため易しく思いがちですが、しっかりクライミングの練習をしていないと相当苦労すると思われます。Ⅲ級程度の岩場は何の心配もなく登れる登攀力が必要です。クライムダウン技術や懸垂の見極めも重要ですし、急傾斜の雪渓下りもあります。そしてそれを歩き通す体力が必要です。そういった意味で、より総合力の求められるバリエーションルートですし、それだけに経験者にとっても充実感の高いバリエーションルートでした。下半もそうですが、剱岳本峰への登頂もしていないので、また是非再挑戦したいと思います。

また剱岳はアプローチが遠いこともあり、なかなか簡単に訪れることができませんが、夏のこの時期は、一般ルートの登山者は勿論、Ⅵ峰フェースやチンネを目指すクライマーや、源次郎、八ツ峰、北方稜線を辿る人、長次郎谷や平蔵谷から登頂する人、雪訓をする学生など、様々な人々が様々な目的で集まり、それぞれの山行を楽しんでいるところであることが再認識できました。これほど夏合宿にふさわしい場所は無いのではないでしょうか。夏に長期休暇が取れたら是非剱岳へ。お勧めです。

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2019/5/3~5 八甲田で山スキーざんまい

既に時期外れと存じますが、
令和元年のゴールデンウィークは10連休!Y朗とK子夫婦は、八甲田山の酸ヶ湯温泉に2泊して、5月3日から5日まで山スキーを楽しみました。K子より報告。

K子は山スキーがそれほど好きではなかったが、今回の八甲田山でのスキーは本当に楽しく、思わず来年のゴールデンウイークも『酸ヶ湯温泉』予約しちゃいました!

銅像コースを見下ろして

5月2日 9時に東京を出発。
ドライブがてら、一般道を北上して、夜は岩手山付近の道の駅で車中泊。

5月3日 当初は、八幡平の『源太ヶ岳』で山スキー予定だったが、八幡平の樹海ラインは10時まで通行できない。時間がもったいないと、急遽、八甲田酸ヶ湯温泉に向かう。結果的に3日連続八甲田での山スキーとなりました。

1日目は、酸ヶ湯温泉から大岳環状ルートを反時計回りで巡りましたが、ツアー感覚で山を巡るにはなかなか楽しめると思います。

酸ヶ湯の駐車場に車を停めて、準備中。
日焼けに備え、K子顔完全防備です。
酸ヶ湯温泉の裏からスタートです
鳥居が雪に埋もれています。
ルート上には、指導票や竹竿が設置させていて展望が利かなくても安心できそうです。
南八甲田の山もきれいです
地獄湯の沢の雪渓を大岳小岳の鞍部まで
詰めていきます
傾斜はあまりないので、登りも苦でない
硫黄岳と大岳との鞍部のようなところまで来ました。ここまで来ると別世界が広がります。
テンション上がる⤴⤴⤴
危険箇所もなく、天気もよく
ハイキングスキー~
その後、Y朗だけ、大岳と小岳の鞍部から
大岳山頂を目指します。
K子は一人、避難小屋まで進みます。
Y朗 大岳頂上到着!! 
避難小屋方面へ滑り降ります
大岳の大斜面
Y朗シルエットと滑ってきた斜面
明日も、また明後日も大岳に登ったようだ
本当にこの人は山スキーが大好きみたいです
避難小屋まで向かう先には雪庇の壁が・・
K子は、どうやって登るのだろうと不安になる
雪庇を地道にトラバース
風が強くて
避難小屋で休憩します
風が強いので小屋にてシールを剥がし
いよいよ滑る準備をしたはいいが・・
待望の滑りと思いきや
アオモリトドマツの木が邪魔で全然滑れない・・・
やっと待望の斜面です
誰もいない斜面を滑り降ります
少し緩すぎるかもですが・・・
酸ヶ湯に向かって滑っていきます
最後、酸ヶ湯温泉裏の斜面に苦戦中
ここだけ急です
降りてこれた~酸ヶ湯着いた!
さあ、温泉、夕飯、楽しみです
一日目の夕飯
今回の酸ヶ湯は2018年の12月に予約し
ずっと泊まりたかった湯治部トイレ付きの部屋です
夕飯は湯治食を予約したはずが、豪華でした。
「夕飯、豪華に変わったんだね~」「すごいね~」と喜んでいた二人でしたが、支払の時になって
それは旅館食だったからと気づきました
でもこれで1泊2食12,500円は安いと思います
2日目の夕食

酸ヶ湯温泉が好きなのは夕食もさることながら
朝食のバイキングがおいしいから
K子楽しみはスキーより朝食と言っても過言でない
写真はないですが・・

5月4日は 午前は夫婦二人ロープウェイで上がり、銅像コースを滑ります。
そして、Y朗(山スキー馬鹿)だけ、
滑り下りた銅像コースを登り、大岳を登り、酸ヶ湯に戻ってくるというのです。K子からすると、また登り返す・・・???とこの頃からY朗のことを密かに『山スキー馬鹿』と呼んでいました。

ロープウェイの頂上駅
向こうに岩木山が見えます
向こうに見える小山が、前嶽です。

わ~ 滑りたい放題だ~
滑りが楽しくてしょうがない
これが八甲田の楽しさね~

銅像コースに行く人はほとんどそのまま滑り降りていましたが、私たちは、途中にある前嶽へ登ります
正直、K子は登りたくないが、Y朗が絶対登ったほうが良いと言うので、やむなく登ることに
イヤイヤ登っているK子
登り切った~(たかが15分でした)
「令和」にちなんで、「令」ポーズ
「令」に全く見えないですね・・・
「令」ポース№2 
テンションおかしくなってる
山頂からの北斜面を今から滑ります!! 
ウキウキ!!!

前嶽はクレバスが出ているところがあるので
それを避けて安定している斜面を滑りました 

北側に回り込むとヨダレモノの大斜面が広がっていました(これはY朗の感想)

K子は、クレバスから雪崩になるのではないかとヒヤヒヤ でもワクワク

見た目以上に斜度があり、気は抜けません
怖がりながらも、大斜面をカッ飛びます

めちゃくちゃ気持ちいい~
前嶽は登ったほうがいいです
この斜面を滑らないのはもったいない!!
前嶽登らないと、この斜面は滑れないので~す
滑り降りてきました 大満足です!!
あとは樹林を銅像茶屋まで下って行きます

銅像茶屋に到着 K子はスキーは終了
 シャトルバスでロープウェーに戻ります
バスが行ったばかりで、2時間バス待ち
雪中行軍遭難記念像を見に行きました



一方のY朗は、銅像ルートを登り返します
K子は登り返すなんて、信じられないのですが
Y朗は子供のように楽しそうに満面の笑みをうかべ、また山へ向かって行きました
一人となったY朗は、 田茂萢岳を登り、そして昨日も登った大岳をまた登り、
硫黄岳の鞍部を経由し酸ヶ湯に戻ってきました
*Y朗行程詳細は「ヤ〇〇コ」にて報告あり


銅像ルートは前嶽を登らないと本当にもったいないです。前嶽の斜面はそれだけの価値があります。このルートまた滑りたいと思いました!

5月5日は Y朗だけで、大岳環状ルートを初日とは逆回りに登り。
そして、また飽きもせずに、無駄に「大岳」に登り、赤倉岳に登り、箒場岱ルートへ。
下山地点でK子がY朗をピックアップしました。 行程の詳細は「ヤ〇〇コ」で!

Y朗が3日間滑った「大岳」の大斜面
この人ってほんと「山スキー馬鹿だな」と
K子はつくづく思いました

Y朗は今年のGWは山スキーを満喫できたのではないでしょうか?
K子も酸ヶ湯温泉に泊まれて、山スキーも天気に恵まれ楽しくて、GWの八甲田山スキー酸ヶ湯泊を毎年の恒例にしたいと思いました。

おわり


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