2013/06/30シンナソー

 

2013/06/30 シンナソー 【報告者 O田】 メンバー:S田 O田 N田

8:40竜喰谷石楠花橋9:15→11:50藤倉→入渓点12:10→3段10m12:50→3段15m13:55→ 14:35尾根45→15:10大休止場所15:40→15:55藤倉

竜喰谷近くのトンネルを過ぎると雨、入渓点付近にて30分程様子を見ていたが、止む気配は無い、空を見上げているとガスが湧いてくる感じで気温も上がらない、様子見で沢近くまで歩いてみたが雨に濡れると肌寒く水量も多い、下れば雨は無さそうなので秋川辺りまで移動しようとなり、残念ながら竜喰谷は又の機会とする。移動している車中にて、昼前後の入渓になるので遡行時間が短めな所をピックアップするが地形図と遡行図が揃っているのはS田さんが去年行ったシンナソーしか無いので必然的にシンナソーへ、電話にて行き先変更の連絡をし承諾を得る。雨や通行止め等で目的の場所へ行けない時もあるので、予め代案を用意するか周辺で行きたい所をピックアップしておいた方が良いかね?!と話し込む。

入渓

入渓点付近に着くと雨は上がって道路も乾いていて晴れ間も覗く天気!!遡行準備をして早速入渓!ロープは要らないとの事だったのだが、念の為8mm×40mを持って行く、家やバス停の有る生活圏からイキナリ川へ入り遡上、出合いまで、小さい魚(ハヤ?)が足元で動き回る、左側を注意して歩いていると小さな滑滝がある。そこがシンナソーの入り口!雨上がりで緑が濃くなった木の葉や草、苔に囲まれ、濡れて黒っぽく光る滑滝は奥多摩の雰囲気バッチリ!滑る小さい滝を何個か越えるとミニゴルジュの様相になる、更に進んで行くとミニゴルジュ出口の3段10m滝が見える。

3段10m

折角ザイル持って来ているし時間にも余裕がありそうなので、ザイルを出して登ってみたが途中で支点は取れない、特に難しくは無いのだが滑るので神経は使う、滝上は伏流になっているが、そのまま上に行くと斜滝があり、その後トイ状の廊下になる、細い水流に足をねじ入れて上がり6mくらいの黒い滝にて、再びザイルを出して遊ぶが岩がボロボロでカムも効かないので付けて登っただけになる、又小さい滝を何個かクリアしていくと、3段15mの滝が出てくる、前回はフリーで行ったそうだが、雨で濡れているし気持ちシャワークライミングになりそうなので折角持って来たザイルを三度付けて登る、途中の倒木にスリングとビナで一箇所、上部の左側が張り出して若干立って来る辺りでリンクカム0.75の計2箇所は取れた、濡れていると岩も脆くてイヤらしい感じ、左側はグラつく所もあるがホールド・スタンスとも在る、右側はステミングで張った。上部でビレイの支点をと思ったが立ち木や手頃な大きさの岩・倒木さえない・・・右手の岩下部を見るとクラックが二本あるのでリンクカム0.5と1で支点を作って後続を引き上げる。ラストN田さんが登り出すと結構な勢いで雨が降り出した。コンタクト装着の為シャワーや突然の降雨に苦しんだN田さんには悪いがザイル出して良かったと思った瞬間であった。

3段15m

その後2個ほど小さい滝を登り倒木が多くなって来た所で左手の尾根へと上がる、雨のせいか上部では結構足元が崩れた、すぐに尾根に出られそうな雰囲気だったのだが思ったより時間を取られてから尾根に出る。装備は解かずに下山を開始すると思ったより急な下りで泥の着いたフェルトは結構滑った(汗)何とかバランスを取りながら下っていくとポッという感じで展望が良い所に出る、丸太ベンチもあるので折角だからと大休止を取ってから再び下降。面倒で下山用の靴を持って来なかったのを後悔する尻餅を2,3度ついたら道路に出た。遡行グレード1級なので全体を通して遡行や滝は難しくないのですが滑るのと岩が脆いので初心者がいる場合はザイルあった方が良いと思います。

川でドロドロの装備を洗って瀬音の湯へ汗を流して落ち着いたらお腹が空いて居る事に気付き、帰りの車中で何処に寄るか喧々諤々!?竜喰谷から変更の沢を選ぶ時より真剣な気が(笑) 結局、あきる野の美花林で中華を!渡り蟹の豆鼓炒め、黒酢酢豚等々食べてから、本日一番の緊張及び気合が入った男気会計じゃんけん(`・ω・´)

S田さん御馳走様でした。

 

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