2013/8/25 丹波川本流(特種部隊5レンジャーが挑む!)

OAC特種部隊5レンジャー集結!
指令=濁流の丹波川本流を突破せよ=

キャプテン、ブラック・・・リーダー 以下黒
グラスハート、ブルー・・・サブL 以下私
ジェネラル、イエロー・・・オペレイティブ 以下将
アメリカンアマチュアー、レッド・・・初参加 以下赤
マッスルハンマー、ピンク・・・クライマー 以下桃

出発の段階で、雨がしとしと降っており、ルート変更を検討したが、
一之瀬川本流よりは易しめらしいこと、今年は例年より水量が少ないことから、決行となった。

三条新橋を越え、車を駐車。
黒が用意したサーフィンスーツに私以外のメンバーは身を包む。
私もモンベル3点セットを着用。
この時点では、暑いくらいだった。

いざ出発!
ゲートを通過し、下り、すぐに入渓。
水が濁っている。
とりあえず、行けるところまで行こうという判断で、遡行開始。
「このぐらいで怖気づくとは、この小童が」将が呟く。

ゴーロ帯をすぎると、水流があらわになってくる。
準備運動と思い、わざと水流に逆らう感じで真ん中を行く。
赤がついてきたが、途中で流されそうになる。
一旦戻って、赤を流されないように掴むが、赤は体勢を立て直すことができない。
続いて、桃が助けにきて、赤を片手で引き上げ、安全地帯まで連れて行く。
流されても大事には至らないところだったので、危険度は小さいが、赤が無事でなにより。
「わはははは、このぐらいで流されよって、まあはじめてだからしょうがないかのー」
将は、初めての人には易しいようだ。

さて、最初のコルジュ。
木がかかっているところは、黒が泳いで突破。
カミソリのような目を持つ黒、ツッパルことが男の~たった一つの勲章~♪鼻歌まじりで突撃。
流れも穏やかで、簡単に突破。
泳げない桃と赤をサポート。

お次~。
もの凄い勢いで、とても泳いで突破できる感じはなし。
左側を巻いていく。
上から見ると、落ちたらかなり危険そう。
そのカマの滝の落ち口の上部を、胸までつかりながら、左岸へ渡らなければならない。
水流がわからないので、
一旦ザックを落としてみて安全かどうか確かめる。
ザッバーン・・・
渦に巻き込まれて上がってこれなくなることはなそうだったが、凄い勢いで左岸まで流されていった。
とりあえず、ハーケンで支点をとり、
黒に確保夜露死苦頼まれ、私が確保。
黒に左岸まで渡ってもらう。胸まで浸かっていたが、それほど水の流れはキツそうではなかった。
無事にたどり着き、ハーケン2箇所で支点をとり、ロープをフィックス。
赤には、念のためロープ確保をつけ、渡渉してもらう。
他のメンバーも無事、渡渉。
その間、黒には先を見てもらう。
私は、先に進めなかったときのために、まだ上にいて退路を確保していた。
「何をしているのじゃ。退かぬ!媚びぬ!省みぬ!ワシらに逃走なないのじゃー!」将が吠えるが、
黒からの指示を待つ。
しばらくして、黒から轟サインの合図。
ハーケンを回収して、後に続く。
左岸を困難なくへつりぎみに行けた。

手取淵~。
んー、確かに泳げそうにはない。
左岸をへつる。
「手取淵でバタフライじゃー。」ばしゃん、ぐわー・・・
あっという間に流される将。
雨の日に捨てられた子犬のように、戻ってきた。
さて、
黒がボールナッツ、ハーケン2箇所、カム2箇所で支点をとり、突破。
「へつり、バリバリだぜ」黒。
将が続く。
そして、赤、桃。
2つ目の残置があるあたりで、赤が足を滑らして、水流へ。
流れの真ん中で、ぶら下がる?感じになった。
ライフジャケットを着ているので、沈みはしないが、少し水を飲んでいる感じ。
さすがの将もあわてて助けに行く。
すぐさま、私はフィクスの末端をひく。
結局は後続の桃が赤を、ファイトーイッパーツで引き上げる。
とりあえず、水から脱出し、支点でセルフをとり休憩。
一同、胸を撫で下ろす。。。
こういうところのへつりのフィックスは、ピンピンに張っていないと危険だということを学習。
赤が落ち着いたところで、みんなでサポートして、突破。
私は殿で、回収しながら、へつったが、スタンスがないところはもの凄い水流で足を払われるので大変だった。
残置2箇所は、良い場所にあり、ありがたかった。

本日の核心を越えたところで、一同昼食~。
モンベル3点グッツを纏っても、私は寒かった。。
「このぐらいで寒いとは、この小童が」将。
でも、あなた、ウェットスーツ着てますから~(残念!寒いと一番早くやる気なくすでしょう切り!)

まあ、手取淵が越えられたから、後はもう大丈夫でしょうとみんなで話し合っていたが・・・

本日の核心、後になって登場~。
丸山入道淵!
黒が右岸を泳いで行くが、そのまま泳げず、一旦左岸へ。
左岸から、少し流れ戻される感じで右岸へ行くが、そこから動けず。。。
撤退。
続く、将も・・・
一同に緊張が走る。
この時点で16:15を回っていた。
ここを突破できないことにはっ・・・・・・
「ハゲ入道上等じゃコラー!」と再度挑戦しようとする黒を宥め、私がトライ。

闘魂注入してもらって、いざスイム。
黒たちがとったルートのように、一旦左岸へ。
ガバを掴んで呼吸を整え、右岸へ。
お玉の玉の部分の少し手前に着けたが、そこからホールドがなく先へ進めず。
逆さのオサル状態になり、このままではダメだと、意を決して、スイム。
おおおっ!
お玉の玉の部分に入れた。
その玉の部分は、流れが緩かった。
しかし、右手でガバを掴み、そのままへつりぎみに進もうとしたが、足もつかず、ホールドも見つからず・・・
やはり、また流れに逆らって泳ぐしかないっ。
しかし、もし失敗したら、振り出しに戻ってしまう・・・と思い、
右手でガバを掴み、右ひざをのせられるところに載せ、ハーケンを打つ。
3箇所目で良いリスを発見、思いっきり打ち込み、ヌンチャクをかけ、ロープを通す。
これで思い切っていける。
いざー、出発。
うおおおー、行けたぜーぃ。
昔取った杵柄か、ジャケットのおかげか、なにはともあれ、無事突破!
将軍が続き、黒がヌンチャクを回収して、あとの二人をロープで引く。
ハーケンは、なくなく、残置。(来年、とれたらとりに伺いまする。)

もう17時。
こんな感じなのがこの後にあったら大変だし、銚子滝がどうなっているのかわからない。
とりあえず、初心者&金槌は黒に任せて、私と将でルート工作のため先を急ぐことにした。

三つのカマのうち一つは、ちょっと泳ぐのがキツイところがあったが、無事突破。

フィナーレの銚子滝!
広いカマを持ち、近づくのにも泳がねばならない。
最初に見たとき、マジか!?と思ったが、
さすがは将、なんなく右側を登って、突破。
「この水流を登るんじゃボケー」と左側を登って興奮している黒を呼び戻し、右側を登ることに。
実際、水も浴びることなく簡単に登れた。
登りながら、白い波だった銚子滝を見るに・・・落ちたら、ヤバイと思った。
赤を確保して全員突破!
「最後、おいらん淵でバタフライじゃー。」と将が勢いよく飛び込んで・・・
ザバーン、バシャンバシャンバシャン・・・すー。
まあ、当然、お戻りとなった。
他の私たちは、記念においらん淵を覗くくらいにして、上の廃道まで。

ギリギリセーフ☆
恒例のヘッデン登場とはならずにすんだ。
あとは、車道を歩いて、駐車場へ。

みなさま、お疲れ様でしたー。

来年は、上廊下!
ブっこんでいくんで、夜露死苦~。

 

 

 

 

 

 

 

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