2014/1/11-12 冬合宿 贅沢雪山テント泊 天狗岳

2014年 冬合宿

贅沢雪山テント泊  天狗岳

 

メンバー:3名

リーダー 藤森

計画   田中

記録   野田

日 程:平成26年1月11日~12日

タイム:1/11(土)

渋の湯駐車場(12:05)

黒百合ヒュッテ(14:30)

テント設営

行動時間(2時間25分・内休憩時間10分)

 

1/12(日)

黒百合ヒュッテ(7:55)

東天狗(9:05)

西天狗(9:25)

西天狗下山開始(9:35)

黒百合ヒュッテ(10:45)

小屋にて祝盃後テント撤収

黒百合ヒュッテ下山開始(12:10)

渋の湯(13:25)

行動時間(5時間20分・内休憩時間1時間35分)

 

圏央道・桶川北本インターを出発。渋滞なく順調に中央道へ入る。

中央道から鳳凰三山や南アルプスなどの山々が青い空の下、真っ白い雪を頂きくっきりと美しい姿

を臨むことができます。

その中、車を快調に進めいよいよ目的の八ヶ岳が見えて来ました。

しかし、八ヶ岳の全ての山頂付近には雲・・雲・・・雲・・・。

「今回は行く先選択お間違えたかな?鳳凰三山にするべきだったかな・・・」

との声があがり、不安が過る・・・。

そんな不安も何のその、気儘な三人山行。

「2~3人分のコッヘルがあるなら鍋にしよう!」と途中の生産者直売所により食材を購入。

渋の湯から「行くぞ~」

さてさて、今回天狗岳を目指す車は日産キュウーブ。

実は、スタッドレスタイヤ。。。履いていないんです。

なので、チェーンでの走行となるので・・心配は雪道がどうなっているのか?

 

中央高速諏訪南インターを降り一般道へ。湯みち街道へ入る辺りからチェーンを装着。

気温も上がってきてツルンツルンに凍っている所も無く、田中さんの運転で順調に山道を走ります。

11時半前に登山口の駐車場に到着。

田中さん、運転ご苦労様でした!!

 計画書の提出!忘れずにしました

 

橋を渡りいよいよ出発~

途中、2122mでの分岐で一息

 

 

しかし、登る・・登る・・

静かで、フカフカな雪の森の中を進み到着した黒百合ヒュッテ。

まだ、お正月飾りが付いていて、慌ただしく過ごしていた日々の中、改めて新年を感じました。

そんな事を思っているのも束の間・・・

テント設営です。

私にとって「初の雪山テント泊」

雪の整地から全てが新鮮で面白くて楽しくて驚きの体験です。

テント場の通路を挟んで右側は既にいっぱいなので、左側に私たちのテント設営です。

フカフカの雪をグルグル回りながら踏み均し、下地が出来たら残っているフワフワ雪をシャベル

でどかします。

そして、ジャジャ~ン!!竹ペグの登場です。(写真は無し)

谷川岳の雪山訓練の時に石倉会長が説明してくれた事を思い出しながら田中さんに教わり十字

にビニールテープで結び雪の中へ!

四隅を竹ペグ、その間はピッケルで固定して今夜のお宿の出来上がり。

さてさて・・・

今回の「贅沢雪山テント泊」

☆☆☆贅沢の由縁☆☆☆

その1:日帰り山行の出来る天狗岳にわざわざテン泊!

その2:テントで鍋!!っですよ~ホホホっ

その3:最後に掲載します!!!

 

テント設営も終わり、早く到着したので、ゆっくり小屋まり

ながらビールで乾杯!

その後、テントに戻り皆で鍋作り。

地元食材での美味しい鍋。

ホカホカで暖まります。

いつも、渋いおじ様も盛り上がっております。フフッ。

辛いものがお好きな藤森さんは唐辛子を手に嬉しそう。

 

そうこうするうちに夜はふける・・・。

ZZZ。。。。。

 

朝の小屋前の温度計。

-16度を指していました。(7時頃)

 

朝~

目覚めるとテント内側に雪!と思いきや結露が凍り付きテントの緑色の生地が白くなっています。触るとハラハラと舞い落ちて・・・これまた素敵です。

が、オ~~~なんと言うことでしょう・・・シュラフカバーが凍っている。。。

え“~昨日被っていた帽子もオーバージャケットも・・・凍ってる~

まさか・・・と思いつつ・・朝食用のパン・・カチカチです。十勝○○というレーズン入りのパンは大丈夫でした。

食事も済ませ

さぁ!今日の目的地

東天狗と西天狗に向けて

出発しま~っす。

広いテント場から真っ直ぐに樹林帯の中へ入ります。

木々の枝に沢山の雪が乗っていてとても素敵です。

樹林帯を抜けると見晴のいい緩い登りです。

目指す東天狗と西天狗        が、風が強い。

目出し帽やらフードやら、しっかりと被り防策を

    して進みます。

その後、急登となりようやく東天狗に到着。

相変わらず風が強い。

東天狗山頂

東天狗山頂から見えた南八ヶ岳の山々も舞い上がる雪か?雲か?

時折視界が遮られる。

しかし、素晴らしいお天気に感謝!!

東天狗から西天狗に向かう尾根はどんなに風が強いのだろう・・・とトホホな気分で歩を進める・・

が、風がピタリと止まり、とても不思議。

そして、こちらも負けず劣らずの急登がやってくる・・・しかも、フカフカの深い雪。

田中さんに「膝を支点にキックステップで!」と教えて貰い何とか登る。

しかし、このまま続けると足が・・・早くこの歩き方をやめやい・・・と思ったところで西天狗山頂に到着。

あ~~良かった。。。

赤岳をバックに!!

 

さっき居た東天狗を背景に!!!

西天狗の広い山頂で大パノラマを楽しむ。

360度の大展望です。

西天狗からの下山は、東天狗を経由せず途中からトラバース。

藤森さんからトラバースでの歩き方や注意事項などを説明してもらいながら歩く。

また、傾斜の違いの度に足の置き方など細かく説明して頂きました。

雪山初心者の私にとって田中さん、藤森さんのお二人からその都度、色々説明していただけ何とも贅沢な山行でした。←「その3」です。

黒百合ヒュッテのテント場に到着後、小屋にて温かい麺類を食べテントを撤収。

渋の湯に向かい出発!

下る・・下る・・・とにかく、下る・・・(昨日はこんなに登ったんだな~と改めて驚く。)

下山後、車を止めた渋の湯ホテルにて入浴して帰路につく。

 

昨日、今日と通った登山道は全てトレースがあり、わかんは必要ありませんでした。

また、雪から水を作るには少し大き目のコッヘルが必要だという事も知りました。

本当に得るものが沢山ある有意義な雪山テント泊でした。

田中さん、藤森さんありがとうございました。

 

帰りは3時半過ぎに諏訪インターから高速に乗りました

左手に大きな八ヶ岳が、傾きかけた太陽の光を浴びて美しく輝いていてとても印象的でした。

以上

 

 

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