初の穂高エリア山スキーは苦行・修行系!?

【日程】2019年4月28日(日)~29日(月)テント泊ベースキャンプ方式山スキー
【場所】28日:西穂高沢、29日:前穂高岳
【メンバー】Y(単独)


前穂ダイレクトルンゼ途中から見た明神岳の鋭鋒

 今年のGWは当初職場の引越の関係で山行を諦めていたのですが、引越のない勤務地へ異動となり、晴れて10連休を確保できることになりました。そこで連休前半で北アルプスへ山スキーに、連休後半で家族旅行で東北へ(これも結局3日間とも山スキーをすることになりましたが)行くことに。おかげさまで充実した連休を満喫させていただきました。こちらは連休前半の北アルプス山スキーの記録です。

①西穂高沢
◆行程
5:15沢渡→(シャトルバス)→5:45上高地→6:00~7:10小梨平(テント設営)→7:50シール登行開始→9:05西穂高沢出合→14:00~14:20最高到達地点(2730m)→
15:10 岳沢登山道合流(2010m)→15:25滑降終了点(1760m)→16:25小梨平

◆レポート
 連休初日の27日、季節外れの寒波が到来し、北アルプス全域でかなりの降雪があったと模様。この時期の新雪は雪崩にストップスノー、モナカの元凶なので北アの中でも比較的降雪が少ないと思われた穂高エリアに山スキーとしては初めて行ってみることにしました。
 28日5:15沢渡発のシャトルバスで上高地入りすると、何と上高地も雪化粧。気温も氷点下を下回っており、冬のような光景でした。まずは小梨平で受付を済ませ、テント設営。余計な荷物を置いてスキーをザックに縛り付け、シートラで出発です。こんな寒い朝にも関わらず、10連休とあって河童橋周辺は写真を撮る人を中心に多くの観光客が訪れていました。梓川北側の明神へ至る遊歩道は積雪のため通行止め扱いになっていました。

河童橋から新雪の穂高連峰

 登山道に入ってまもなくすると本格的な雪道になりますが、樹林が密なためシール登行は難しく、しばらくシートラのまま登っていきます。岳沢登山道の看板8番の「前明神沢」を越えて少し進んだところからシール登行に切り換えて沢状のところに入って登っていったのですが、これは失敗でした。藪が幾度も出てきて沢が開けてくるまでかなりの時間と労力を浪費する結果に。岳沢は登山道が沢に出るまではシートラでそのまま進んだ方がはるかに効率的です。

西穂高沢下部の様子
小デブリの上に昨日の新雪が被っています。

 西穂高沢出合からはひたすら沢を詰めていくだけです。地形的には登るにつれて急傾斜となる、稜線上のコルまでほぼ一直線に伸びたシンプルな地形の沢です。気になる積雪ですが、前夜までの雪はすでに落ちるべきものは落ちてしまっている様子で、沢上に柔らかいデブリとなって堆積しています。10~20㎝程度新雪が乗っている状態で、既に重くなりかけて安定してきています。雪崩の危険性は低いですが、滑降時は重雪のストップスノーと化す恐れ大です。(結果として重たいながらもそれなりに滑れました。デブリよりましでした。)

西穂高沢からのぞむ岳沢全景
デブリは天狗沢、コブ沢から発生しています。

 高度を上げていくと岳沢の全景が見渡せます。岳沢はものすごいデブリに埋め尽くされていて、その大半は天狗沢から供給されています。畳岩から落ちてきたものと推測されます。他にコブ沢と扇沢がデブリで埋め尽くされており、これらの沢は全く滑降不可の状況でした。西穂の稜線からは西穂高沢以外にも西穂高前沢や間ノ沢などがありますが、デブリのない面ツルの沢は皆無でした。いずれも急峻な地形ゆえ、降った雪はすぐさま落ちるようで、このエリアは多少のデブリは覚悟しなければならないようです。

登行途中からの前穂・明神
この辺りの斜度は30度強くらいでしょうか。
上部に来ると小デブリが増えてきます。

 西穂高沢に話を戻しますが、南東に面してストレートに伸びるこの沢は朝から日射をモロに受け、遮るものは何一つありません。また西穂稜線が高くそびえ、西からの風を遮ってしまうため、風もほとんどなく、かなり暑い思いをして登行する羽目になりました。久々の本格的な山スキー山行で、この暑さの中の登行はかなり堪えました。水は1100ml持参したのですが不足気味で、テルモスのお湯で雪を溶かして飲むなどして節約しました。そんなこともありタイムリミットとしていた14時には稜線までも辿り着くことが出来ず、約2730m地点で終了。ちょうど西穂山頂からのダイレクトルンゼの合流点でした。そのあたりの傾斜は40度弱くらいありましたが、新雪のおかげですべてシールで登って来れました。やはり当日朝に入山して、テント設営後7時過ぎに登行開始では、今の自分の体力では山頂到達はおろか、稜線上の鞍部までも到着は無理でした。暑さを避ける意味でも、早朝に登行して昼前には滑降開始するくらいのスケジュールが望ましいです。

西穂高沢上部
この辺りになると40度くらいの傾斜になります。

 いよいよ滑降ですが、予想通り前日の降雪が見事に腐って全面重たい雪になっていました。また前述の通り谷の大半は前日の雪のデブリで埋まっていました。デブリは前日の雪のものだけで量も少なく、固まってはいなかったので、滑れなくはないですが、快適からは程遠いものでした。2300m付近からはデブリのない斜面も選べましたが、かなり重たい雪で、上部と比べればマシという程度です。

滑り出しは小デブリに埋め尽くされています。
中間部から下まで来るとデブリのないゾーンが所々現れます。

 登りの教訓から早めに登山道に合流しようと2030m付近で岳沢を横断しましたが、本流のデブリが酷く、これまた相当な苦行でした。1950mあたりで上手く横断箇所を探した方が良さそうです。岳沢登山道沿いは1760m付近まで滑降できます。2000m前後は本流がデブリで滑降できないため、藪っぽい山肌を滑らざるを得ずやや難儀します。
 1760m地点から潔くシートラで小梨平へと帰還です。出発時は軽く感じたシートラ状態での荷が、気のせいかやたらと重く感じられました。下山はアイゼンを着けずに下りましたが、氷結気味の箇所など、登山靴と比べて兼用靴は滑りやすいので用心して歩きました。こうして初の穂高エリアの山スキーはほぼ全行程苦行という結果になりました。

西穂高沢GPS軌跡

②前穂高岳
◆行程
4:20小梨平→5:40シール登行開始(1760m)→7:00岳沢小屋→9:25ダイレクトルンゼ分岐→11:00~11:10前穂高岳山頂→12:00岳沢小屋付近→12:40~12:50滑降終了点(1630m)→13:30~15:45小梨平(休憩・撤収)→16:00~16:20上高地→16:50沢渡

◆レポート
 今日こそは登頂すべく、前日の反省から4:20に小梨平を出ました。すでに明るくヘッデンは不要です。これまた前日の反省で1,760m付近まで登山道をシートラ、そこから奥明神沢下部までシール登行です。

ここからシール登行です。
朝日が稜線を照らし始めました。

 奥明神沢は岳沢小屋付近が出合で、広い出合からゴルジュ状に谷が狭まり、また上部で前穂ダイレクトルンゼなどの分岐がいくつかあって開けていく地形です。西面でかつ南側が岩壁のため朝日が当たらず、昨日と違って寒いくらいで登りは楽ですが、腐れ雪が固まった状態の雪が緩まずにシールの効きが悪く、2480m付近でシートラに移行します。ここから山頂までは重く、長い登り。標高差では600mそこそこを3時間20分かけて登りました。それなりに傾斜のある斜面が延々と続きますが、奥明神沢から前穂ダイレクトルンゼはこの時期のメインルートであるため、しっかりステップがついたトレースが山頂まで続いています。難所と言うほどのところはありませんが、雪の状態によってはどこでも微妙な登行になります。標高差1600m、うちシートラが約半分になるため、体力的にはなかなかしんどかったです。それでも一歩ずつ歩みを進めて11時にどうにか登頂です。

奥明神沢を登る登山者
残雪期は奥明神沢は前穂へのメインルートの為、多くの登山者が行き交います。バックカントリーはごく少数です。
前穂ダイレクトルンゼ分岐
ここでダイレクトルンゼは左、
奥明神のコルは右へと分岐します。

 天候は朝イチはピーカンだったのが、徐々に雲が出てきて、前穂の山頂に着いた時にはガスがかかり始めて雪もちらついてきました。ペットボトルの水も凍ったので裕に氷点下でした。山頂部は大量の雪で大部分が埋まり、山頂標識も隠れてしまっています。既にガスが出始めていて、奥穂の姿も確認できず、かろうじて見えた前穂北尾根がなければ、本当にこれが山頂なのか疑わしいくらいでした。

紀美子平分岐の標識です。山頂まであとわずか。
前穂山頂
右側が北尾根2峰3峰です。

 苦労した登りを終えて、ようやくお楽しみの滑降のハズでしたが、これまた土曜日の降雪のおかげで、前日の西穂高沢以上の過酷な滑降となりました。滑り出しはアイスバーン。しかもオクマタ側は絶壁となっており滑落の危険があるため、失敗が許されない状況なだけに慎重に行かざるを得ません。アイスバーンの難所を過ぎると、今度は弱層の上に重めの積雪。重い雪なので雪崩れる感じはありませんでしたが、傾斜がきついところはスラフとなってずれ落ち、足元ごと持っていかれることもあります。ここも慎重に下らざるを得ません。そして下るにつれ雪の重さが増し、どんどん滑り難くなります。ダイレクトルンゼ後半になってくると明らかなモナカへとなり、奥明神沢上部はハードモナカ&登山者が多い故の踏み荒らされた雪面で全く滑りにならず。ここではほぼターンは断念。横滑りで高度を落とせれば儲けものといった状況でした。

ダイレクトルンゼ上部
弱層の上に重たい新雪。雪崩れませんが、足元から崩れ、滑り難いです。
奥明神沢上部
ハードモナカです。もはやターン不可能。横滑りで高度を落とせればラッキーです。

 2350m付近からようやく左側に荒らされていない重雪の斜面が広がるようになり、岳沢小屋をパスして左側斜面から2100m付近で登山道に出ました。ここまでが今日一の快適な斜面。1980m付近まではデブリを避けるため、左側の斜面を藪を避けるように滑るしかなく難儀しますが、そこからは登山道脇を快適に1760mまで下ることが出来ます。
 昨日の教訓で分かっていたはずなのですが、そのあと登山道に出ないでついそのまま雪渓を下り続けたら見事なほどに藪の餌食に。特に最後に登山道に出る直前は、スキーを履いたままでは藪で抜けられず、スキーを脱げばズボズボと股まで潜って歩くのもままならず、登山道までのほんの数十メートルがものすごくシンドイ思いをしました。
 小梨平帰還後に遅めの昼ご飯を食べるなどちょっと落ち着いてから撤収。上高地に16時でしたが、さすがに10連休だけあってこの時間でもバスが長蛇の列でビックリ。ただひっきりなしに次のバスが来たので、あまり待ち時間なく乗車でき、沢渡まで戻れました。

前穂高岳GPS軌跡

 そんなことで、初めての穂高エリアの山スキーは両日とも修行系のスキーになりましたが、とりあえず前穂の登頂を果たすことが出来、充実感を得て終えることが出来ました。でも次はザラメの時に来てみたいです。

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白馬沢右俣(シーズン最高の充実した日帰りアルパインスキーツアー)

【山行日】2019年5月11日(土)前夜発日帰り
【場所】白馬沢右俣
【メンバー】Oさん(現地集合)、Sさん、Y(投稿者)
【日程】6:15猿倉→7:30白馬尻→11:45~12:00頂上宿舎裏分岐点→(柳又谷滑降)→12:20シール移動開始→13:45ドロップポイント→(白馬沢右俣滑降)→15:00~15:30白馬尻→16:00猿倉

白馬沢右俣源頭を滑る
この斜面を滑ることですべての苦労が報われました。

【レポート】
 今回は白馬岳2号雪渓に行く予定でしたが、出合から確認するとかなりデブリが酷くて急遽予定を変更して白馬沢右俣に行ってきました。(計画書にはサブルートとして記載しておきました。)行程が長くハードなルートではありましたが、天候、雪質等絶好の条件の中、快適な斜面を滑ることが出来、充実した山行になりました。

 SさんとYは前夜に埼玉を出発し、オリンピック道路にあるトイレ付駐車場で仮眠。Oさんは立山ツアーの帰路で現地に直接入り集合することに。仮眠後コンビニに寄って朝のコーヒーを調達しているとちょうどOさんが合流。そこから一緒に猿倉へと向かいました。
 GW10連休の後だけに、猿倉の駐車場はかなり駐車台数に余裕がありました。雪は猿倉駐車場からすぐに着いていて、そのまま大雪渓までつながっていましたので、初っ端からシール登行可能でした。今シーズンは当初少雪でしたが、4月が低温で降雪が多かったため、5月の北アルプスは例年と比べるとかなり積雪が多い状態で、山スキーには最適の条件です。長走沢は割れていたものの上流1つ目の堰堤の上でつながっているため渡渉不要でした。(一度スキーは脱ぐ必要があります。)

白馬尻から見た白馬沢出合
左上部の白い斜面が右俣の源頭部です。

 大雪渓は2号雪渓からのデブリがかなり堆積していて、2号雪渓から下は快適な滑降は望めません。白馬尻上部まで右岸側をややトラバース気味にトレースがついています。

白馬尻上の大雪渓
デブリで埋め尽くされてしまっています。


 「Yさ~ん」2号雪渓出合手前付近で小休止していると上方から声が。なんと同日白馬に来ていた我が会のHさんと偶然遭遇。今日はまだ滑っていなかった大雪渓を滑降予定とのことでした。

出合から見た2号雪渓
大雪渓のデブリの元凶はココでした。
これを見て2号雪渓の滑降は断念。

 出合から2号雪渓を偵察してみると、大雪渓のデブリの源はすべて2号雪渓になっており、かなり上部からデブリで埋め尽くされている状態。この時点で2号雪渓の滑降は諦め、白馬沢に変更するか、大雪渓をそのまま下るか、時間と体力に相談して頂上宿舎付近で決めることにしました。

  3号雪渓の出合を過ぎたあたりから数日前の新雪が残っており、登りではここを選ぶとシールが効きやすくて有効でした。シートラ嫌いのYは頂上宿舎上までシールで登り切りましたが、Oさん、Sさん、Hさんは潔くシートラに。他のスキーヤーも9割の方が途中でシートラに切り換えていました。

2号雪渓出合から上は大雪渓も綺麗な雪面に
急斜面を越え、小雪渓を登り詰めると背後に
杓子・白馬鑓ヶ岳が(水滴で見辛くスミマセン)
あちらも雪はバッチリですね。

 小雪渓を登り詰め、頂上宿舎まで来た時点で11時半。ここで白馬沢に行くか、どうするか相談です。OさんもSさんも体力的な余力はありそう。時間的には14時にドロップポイントまでたどり着けそうなので、問題なし。ということで、白馬沢右俣に挑戦することに決定。頂上宿舎裏の縦走路の分岐点まで登り、柳又谷源頭部へと向かいます。

分岐点からの旭岳
柳又谷源頭へは右へと下っていきます。

 源頭部へは分岐点からすぐ雪が着いていて、ほぼ歩きなしで入れました。さっそくシールを剥がして本日最初の滑降です。滑り出し直後に雪庇状の急斜面を下りるところがありますが、それ以外は緩やかで広々としていて快適そのもの。これぞ源頭部というパラダイスです。雪もフィルムクラストしたザラメが少し融け出した状態で、板が気持ち良く走る最高の条件。いつまでも滑って行きたくなる衝動に駆られてしまいますが、この後三国境を回り込んで小蓮華岳への縦走路に登り返さなければならないので、標高2500mくらいから 右へ右へとトラバースして高度を落とさないようにしていきます。

柳又谷源頭
天国のような斜面がひらすらつづいています。
こんなパラダイスを我々で独占
快感です。

 右に回り込み、枝尾根を越える手前でシールを再装着。しばらく水平移動の後、三国境から雪倉岳へつながる縦走路へ向けて、雪のなるべく繋がっているところを登行。雪が無いところは板を外して、2700m地点で縦走路に出ました。縦走路に出ると、目指すドロップポイントが目の前に見えますが、その斜面は雪なし。縦走路の東側は雪が着いていたため、登り返しを避けようと、縦走路を三国境へと登り詰めずに、ここから谷状のところにトラバース気味に降りて、小蓮華岳への縦走路の鞍部に出ようと試みましたが、谷に降りるところに雪庇が出来ており、弱点から降りてみたものの、トラバースの斜度がきつく、雪も安定していないためスラフとなって足元から崩れていきやすい状態で、デンジャラスでした。(Yは無理やり通過しましたが、Oさん、Sさんは無難に尾根上部からアプローチしました)縦走路に出たらほんのわずかシートラで小蓮華方面に登るといよいよドロップポイントです。

ドロップポイントの様子
背後は小蓮華岳に続く縦走路です。
白馬岳方面もご覧の絶景

 出だしは比較的緩やか(とは言っても30度弱くらい)な源頭の大斜面で、まさにこの斜面を滑るために苦労してアプローチしてきた価値のある最高の斜面。雪質も締まったザラメで申し分なし。滑り降りるにつれて徐々に斜度が増し、幅が狭くなり、雪が重くなってきますが、上半部は至って快適な極上斜面。急傾斜になって一部スラフが流れる箇所がありましたが、比較的雪も安定していて、とめどなくスラフが流れ続けるようなことはありませんでした。ここで別Pの単独スキーヤーと遭遇。ほぼ同じルートで来られたようでした。(先にオイシイ斜面をいただいちゃいました。)

白馬沢右俣源頭部
思い思いに好きなようにお絵かきします。
これまた我々で独占です。
下るにつれて斜度が増し、雪が重くなるので慎重に
(でも核心はこの後でした)

 中間部はデブリゾーンで、ここは正直苦行エリアです。ある程度柔らかいデブリもありますが、どうしようもなく固いものもあるので、滑降する要素はほぼゼロです。スキーの板がデブリに引っかかって転倒したり、デブリに混じった大きな岩に激突したり、事故が起きやすいので、疲れた体に鞭を打ってどうにかかわしました。修行度という意味では本日の核心でした。

魔のデブリゾーン

 下部は広く快適な緩斜面。雪はさすがに重いですが、デブリゾーンと比べると天国のように快適な斜面でした。そのまま白馬尻で大雪渓に合流です。

最後の快適緩斜面
雪は重いものの、デブリと比べれば天国です。

 大雪渓からはラクラク下山かと思いきや、デブリのおかげで右岸まで出なければならず、白馬沢出合からは結構登らないとならない上、またスキーを履いてデブリ横断をしなければならないところもあって、最後の修行でした。
 右岸のトレースまで出てしまえば、長走沢で一部歩きがあったり、少々登り気味の所や枝を踏んだり微妙な雪のつながりの部分はあるものの、猿倉までずっとスキーで降りてこれました。
 10時間近い行動時間の長丁場でしたが、あらゆる要素が凝縮され、充実感・満足度の高い山行で、充分お腹いっぱいになりました。

GPS軌跡
改めて地図で見ると、オイシイ斜面を滑っている距離がいかに短いことか…
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2019/4/20 天理岳バリエーションハイク 新たな出逢い!?

2019/4/20   バリエーション初心者向き地図読みハイキング

参加者:5名(先生はリーダーのY朗とS崎さん、生徒はダブルUと記録係K子)
小鹿野町の尾ノ内渓谷「尾ノ内自然ふれあい館」標高520mから天理岳標高1173mへピストン。
行程は短いが、地図読みとルーファイ、整備されていない道での歩き方の実践。
2週間前、Y朗は下見。メンバーへは事前に地形図と行程確認の指示。

当日は、もったいないくらいの晴天に恵まれた。



スタートの「尾ノ内自然ふれあい館」は梅に桜に新緑がとてもきれいなのに、氷柱(秩父三大氷柱)の時期でないから人はいない。すごい良い所なのにもったいない。帰りに売店のおじちゃんに秩父名物「たらし焼き」をいただいた。

8時30分出発 生徒3人が交互に地図読み、ルーファイのため先頭を歩く。
S崎さんからコンパスの使い方を教えてもらう。
このルートは、途中からやせ尾根を登るので、特に登りは迷うことはないが、適宜、止まってはコンパスを用いて、進む方向をチェックする練習をした。

ここはまだ広めの尾根 傾斜はけっこうある
トラロープに頼るダメなK子

11時天理岳到着 対面には両神山が見える。


下り、けっこうな傾斜で、こわい。
ヤセ尾根だし、急だし、へっぴり腰なK子
鉄塔まで降りてきました。
向こうに見えるのは二子山です。

しゃくなげ園がありました。


歩きは短かったですが、K子にとっては久しぶりの山歩きに、花も見れて大満足でした。で終わればよかったのですが・・

今回、初めて「あの虫」に遭遇しました。


マダニです。

帰りの車で、Y朗が手を差し出し、「これ何だろう~」と。
K子「これマダニだよ。頭刺さってる。皮膚科でとってもらわないとダメだよ~。死ぬ場合もあるんだよ~」と大パニック。
Y朗「大丈夫だよ。後で取るよ。ピンセットあるから」と冷静。

大宮駅で同乗者を下ろした際に、Y朗、慎重にピンセットでマダニを引っこ抜いた。
まだ刺したばかりなのか、頭がちぎれることなく、すっぽりマダニが離れた。
その後、K子はポイズンリムーバーを持っていたので、毒?があるかわからないが、そのあたりを吸引。傷口は蚊に刺された程度だった。
冷めているY朗に対し、Kはなんかショックを受け、その後、食欲がなくなった。

今、この山行レポートを書いている横にY朗がいるが、痒いわけでもなく、発熱など特に症状はでていない。この後、何でもなく済んでほしい。

K子初めてマダニを見た。
きっと何でもなく済めば、Y朗はマダニのことはすっかり忘れて、またバリエーションなど道なき道を進んでいくだろう~。やめてと言っても聞かないと思うので、せめてピンセット持って山に行ってほしいとお願いしたい。

今年は「アオバト」や今回の「マダニ」との出逢いなど、初めての出逢いが続いた。
次あたり「熊」か「ツチノコ」と逢うのかな~と思うK子でした。

終わり

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2019/1/13  戸倉三山周回 アオバトとの出逢い

2019/1/13 Y朗、K子   奥多摩の戸倉三山でハイキングをしました。
報告者K子

今回、人の少ない地味目のコースだからか「アオバト」を見ることができました。
もしかして、皆は普通に見てる鳥なのか?! だったら珍しくもないのにごめんなさい。でも、私たちは初めて見て、少し感動したのでレポートしました。

ヤマバトの話だけだと、すぐ終わってしまうので、このハイキングに至る経緯を少しお話すると。
Y朗はこの3連休、本当は「北岳」に登山に行く予定でした。年末に仙丈ヶ岳に行って、鼻が凍傷になり、Y朗はやむなく北岳は断念。その代わりの山行でした。

Y朗は受傷当初、「大丈夫だよ、鼻先だけだから、北岳は大丈夫だよ!」と北岳に行きたくて行きたくてしょうがない。
K子は行きたい気持ちがわかるのですが、さらに悪化する可能性も考えると、行ってほししくない・・。
「医者に見てもらって、行くか判断して」というK子の指示のもと、医者からも北岳登山は勧められないと言われ、Y朗はやむなく北岳登山を諦めました。

限られた人生、限られた時機を考えると登りたい山に登ってもらい楽しんでもらいたい。
目的に向かい、達成してこそ幸せなら、多少のことはしょうがないのではないか・・。
軽度の凍傷に過ぎないのですが、K子は話をでかく考えたりしました(笑)。
*北岳に同行予定だったH口さん、結果的に山行中止になってしまい、申し訳ありませんでした(Y朗)。

 

北岳が中止になったので、夫婦でハイキングに行こうということになりました。
K子は、いつもなら楽ちんな山を選ぶのですが、今回は、少しでも長く歩きたいであろうY朗のために、ロングコースを選びました。
そんなこんなで山の眺望とかは考慮せず、ロングコースであること、凍傷がさらに悪化しない低山であることを目的に戸倉三山所要8時間の非常に地味なコースを歩くことにしました。

戸倉三山へは五日市の「広徳寺」の駐車場に車を置き、7時半スタート。
今熊山~戸倉三山(刈寄山は往復50分かかるので行かず、市道山、臼杵山)、そして城山を経て、広徳寺に16時15分に戻りました。出会ったのは4組ぐらいでした。

今熊山頂上にある今熊神社本殿

 

 

 

 

 

あきるの市エリアは大抵のピークに『まき道』がついてて楽勝!とこの時は思っていたが・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八王子市エリアに入ってからは、まき道がなくなり、大小ピークをほぼすべて登り下りしなければならず、本当に本当に疲れました。なお、ここは、通称「ハセツネ」というトレランの有名なコースにもなっているらしいです。

そんななか、山のなかに鳩がいるのを発見。
あれ、でもこの鳩、緑色してる。しかもとてもきれい。

1羽目のアオバト

 

 

 

 

 

 

 

最初は、誰かに色を塗られたかわいそうな鳩が人間を避けるべく山の中に住んでるのね
と思っていました。だから、私たちが近づくと、飛べないのですが、逃げていく。
雷鳥を見つけた時の感じです。

そして歩いていると、前を進むY朗から、もう一羽飛んできたとの声。
アオバトはすぐ前に飛び降りて、道を案内するようでした。

2羽目のアオバト

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これは本当にアオバトなのでしょうか? 違ってたらすみません。
違っていても、初めてみたきれいな鳥で、私たちの心がほっこりと幸せな気持ちになりました。

 

 

 

ここはゆるいピークでしたが、この先、何個も何個もピークを登り下りする。

 

 

 

 

市道山頂上11時30分到着
ほぼ中間点ですが、既にへろへろ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

臼杵山を経て、展望が開けた場所が現われる。

 

 

K子しんどくて、なかなか前に足が出ない。

 

 

 

 

 

 

 

最後の山「城山」より
五日市の街を見下ろして

 

 

 

 

 

 

 

 

城山からの下りは急で、かつ、広徳寺までの道のりも遠く、K子は本当にしんどい山行でした。

 

 

 

 

でも、今回、夫婦ともども、ここを選んでよかったと思いました。
そう思わせてくれたのは、アオバトさんのおかげかも。
童話「青い鳥」の話ではないですが、アオバトさんと思ったのは、ただの鳩で青い鳥に変わったのかもしれません。
北岳だの、もっとすごい山に登れた達成感たるや半端ないことも想像できますが、
どんな山であろうが、歩けているということ自体が幸福なのだろうと、そんなことをアオバトさんは気付かせてくれたのかもしれませんね。
無理やり童話とこじつけていますが!!!

おわり

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2018/7/20-22 葛根田川北ノ又沢

今年はあっという間に梅雨が明け、夏が来るのが早い。沢の足慣らしもそこそこに、かねてから行きたかった岩手の沢に。

準備不足気味ながら前日の夜から東北道を一路北へ。仙台のあたりで仮眠をとり、20日の朝に盛岡へ降りる。小岩井農場をかすめて湯之上温泉の駐車場に車を止める。新しくきれいなトイレがあり、身を軽くする。

道沿いに進むと、物々しい地熱発電所の脇を抜け、立ち入り禁止のゲート。右側に歩行者なら通過できるようになっているので、そのまま立ち入らせてもらう。パイプ沿いに進んでいくと河原沿いで舗装が途切れ、川のほうに降りていく踏み跡をたどる。

堰堤を超えて、しばらくはゴーロの河原歩きだが、やがてナメ交じりに。水量多く、赤木沢へのアプローチの奥の廊下を思い出す。

のっけからナメ

明通沢の出会いはナメ滝に。ドクロ滝などと呼ばれているらしい。ナウシカの巨神兵をちょっと思い出す。

気が付くとお函といわれるゴルジュ。明るく全くゴルジュっぽくない。フリクションがよく効き、どちらの岸を進むか間違えなければ、難しくはない。

素晴らしい景色を楽しんで歩く。

1日目は滝も難しいものはなく、ロープの出番は無し。14時過ぎに滝ノ又沢出合で幕を貼る。今シーズンほとんど使われていないらしく、巨大な雑草に覆われていて、テン場を探すのに手間取る。

深いブナの森

2日目、のんびり8時に出発。昨日と同じような感じで、大した滝もないだろうなどと高を括っていたらすぐに痛い目に。

大白森の湿原を目指し右俣に入るとすぐの15ⅿの滝。巻きがわからず、50ⅿほど戻った尾根に取り付くが、すぐに踏み跡はなくなり木につかまりながら急登を藪漕ぎで登るがあまりに滝から離れているので断念。2時間ほど時間を無駄にして、滝の左脇に取り付く。滝の半分ほどまでランニングが取れず、いやな感じ。

滝の左を

次の5ⅿも左から巻くが、もろい岩登りがあり、ちょっと怖い。懸垂もあり、2つの滝を超すのに4時間を使う。

右の木はツルツル。左を巻き、短い懸垂

しばらくは滝場もなく、走る魚を追って歩く。魚影が濃く、釣りがしたくなる沢である。ただ、ここらへんで熊が倒木にじゃれついているのを見かけたので、鈴があったほうがいい。

終盤の滝場は、直登できるが1カ所イやなところがあった。

左手を登ったが・・・

源頭部はネマガリタケの藪。かなり沢が続くが、沢の上に張り出して来てうるさい。時間がとられるうえに、藪が濃く、どこに湿原があるのか全く分からない。地図上ではもう湿原が終わるくらいで、意を決して藪に突っ込むと以外とあっさり湿原の端っこに出る。

時間は16時。このまま湿原で幕を張ってしまおうかと思いつつ、明通沢支沢への下降路を探ると意外とあっさりわかり、しかもこちらはそれほど藪が濃くない。これならいけるかと急いで沢下降。何度か滝で懸垂を交え、18時に明通沢の本流出合まで下り、幕を張る。

3日目は、テン場から2時間も沢を下れば登山道に出てしまい、地熱発電所まで1時間余り。ちょっと物足りないが、網張温泉に立ち寄り、埼玉までの長い道のりを車を走らせるには、ちょうど良かった。

よく見ればサンショウウオ

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2018/7/14~23 スイス③(マッターホルン ヘルンリ小屋編)

2018年7月 K子 スイスへ一人旅。
ツエルマット「マッターホルンのヘルンリ小屋まで歩く編」です。

この旅の一番の目的はマッターホルンを見ること。
旦那様がいつかマッターホルンを登るときのために、下見をすることが目的でした。

マッターホルンの朝焼け

 

 

 

 

 

 

 

7月18日 ミューレンでのハイキングを終え、ツエルマットへ。
駅から数分の「ホテルサラズィナ」に着いたのは20時近くだった。
着いて天気をチェック。ツエルマットの町のホームページの天気予報はかなり正確。明日が一番よく、明後日の午後から崩れる予報。

 

7月19日 予定を変更して、今日ヘルンリ小屋までハイキングに行くことにする。
ツエルマットの町から見たマッターホルンは、正直、北アルプスの槍ヶ岳程度ね!って思っていました。でも、近づくに連れ、存在感が・・。

ツエルマットの町からのマッターホルン

 

 

 

 

 

ゴンドラでシュバルツゼーまで上がります
黄色は今日泊まるホテル

 

 

 

 

 

 

 

シュバルツゼー(標高2583m)まで上がってきました。
10時出発。ヘルンリ小屋(標高3260m)まで標高差約700m、行程2時間半の道のり。整備された道が続き、日本で言うと室堂から立山の雄山に行くより楽チン!

ロープウェイの到着地点シュバルツゼー

 

 

 

 

マッターホルンを登ってきたクライマーとすれ違う

 

 

 

 

 

 

 

 

少し崖沿いの道も歩きます

 

 

 

 

 

 

マッターホルンが近づく

 

 

 

 

 

 

 

 

マッターホルンに向かう道が凄すぎて、体が震えた。人間って、感動するとおのずと体が震えるんだと思いました。
マッターホルンは槍どころの存在感ではなく、その300倍もの圧力で迫ってくる感じだった。いやいや、世界の山はすごいな~と、終始感動しっぱなし。

矢印のところがヘルンリ小屋です。

 

 

 

 

 

 

 

ここまで、ほぼ平らでしたが、これからヘルンリ小屋まで急な登りとなります。
でも、K子はアドレナリン出まくりだから、ハイテンションで全く疲れない。
人間楽しいと自然と足が前にでることを久々に体感!!!楽しすぎる~!!!

結構バテてる人もいる。かなり歩きやすいのに

 

 

 

 

 

 

ガレ場の登り

 

 

 

 

 

 

 

12時半頃、ヘルンリ小屋到着!

ヘルンリ小屋到着

 

 

 

 

 

小屋前の様子 翌日に備えるクライマーとハイカーが混在

 

 

 

 

 

 

登り終えたクライマーが休憩中

 

 

 

 

 

 

 

 

旦那様のマッターホルン登山のために、取付きに偵察に行きます。
ちなみにマッターホルンの標高は4478m。頂上まで標高差1300m。

取付きに向かうクライマーの後に

 

 

 

 

 

矢印が取付きです

 

 

 

 

 

 

 

取付き前で

 

 

取付き前でクライマーに写真をとってもらいました。
クライマーに、
「私の夫はクライマーだ、マッターホルンに登る予定なので、装備や登っている様子を写真にとってもいいですか?」と少し馬鹿みたいなことを言ったら、

「いいですよ」。
「あなたの写真も撮ってあげましょう」と登る前にも関わらず写真をとってもらいました。
既にお昼過ぎなので、練習に登るだけとは思いますが、登る前に余裕ありすぎなんです。

 

 

 

クライマーの登っている様子をずっと見ていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

簡単に登っていく

 

 

 

 

 

 

 

そして、記念に自分も一手だけ・・・。一手にもなってないが・・。

ほんとうに一手だけ。

 

 

 

 

 

 

 

ここまで来ての感想
・ヘルンリ小屋は山小屋ではなく、ほぼホテル。
・すれ違うクライマーの数が多い。日に何人がマッターホルンに登るのだろうと思った。
・クライマーのザックが小さい。恐らく、最低限の装備しか持たないのだろう。
思わず、旦那様にちょうどよい大きさのザックを土産に買った。
・この取付きから先はクライマーの世界ですが、勢いで登って行けそうな気がした。
クライミング嫌いなくせに、自分も登ってみたい気持ちになった(この一瞬だけね)。
マッターホルンは「魔の山」と呼ばれるだけあって、吸い込まれるような魅力を持った山だった。
そして、旦那様はどう思っているかわからないが、何よりも旦那様にマッターホルンをぜひ登ってもらいたいと心から思った。

マッターホルンはやっぱりすごい

 

 

 

 

 

 

 

今夜の宿は、シュバルツゼーにあるホテルです。
私はこの宿だけはケチってドミトリーにしていた。泊まる人自体少ないだろうし、相部屋に泊まる人なんていないだろうと高をくくっていた。

受付で「今日は、男性一人と二人で使ってください」と言われ、少し緊張。
部屋には、憔悴しきった男性が寝ていた。私に気付くや起き上がり、挨拶された。イタリア人とのこと。
ロープ等クライミングの装備が干してあったので、「マッターホルンに登ってきたのですか?」と聞いたら
「今日登ったが、天気が荒れて、断念した」、「雪がひどくて、ダメでした」と残念そうに話していた。
地上から見たマッターホルンは、頂上に少し雲がかかっていただけだった。その程度でも登れないんだと思った。
その後も数分話していたが、説明されている場所も英語もわからず、うなづくだけになってしまった(貴重な情報なのに、理解できず、もったいなかった)。

なお、相部屋であることはそんなに問題ないが、ここのドミトリーは半地下にあるので暗いのがマイナス、でも、タオルもシャンプーとかも付いてるし、基本はホテルです。

ドミトリー 地下にありオススメしない

 

 

 

 

 

 

 

夕食はホテルの料金に含まれていた。サラダ、スープ、メインはチキン、デザートとボリュームあるんですが、またまたおいしくて、ペロッと食べてしまった。
焼いただけのチキンなんだけど、香草と塩加減が絶妙でビールが進んだ。

このレストランのお姉さんがいい人だった!

 

 

 

 

 

 

 

そして、何といっても、このホテルの売りは景色がすばらしいことです。
7月20日 朝がやってくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シュバルツゼーのホテルとマッターホルン

 

 

 

 

 

 

 

散歩がてら、シュバルツゼー湖まで歩いてみた。

逆さダンブランシェ

 

 

 

 

 

 

 

上の写真に写る真ん中の建物は教会です。
マッターホルンを登ってきた人が、伝説に由来して、お礼に訪れる教会とのこと。
”昔、マッターホルンを登った村人が吹雪にあい、進む道がわからなくなった時にマリア様の導きにより無事に帰って来れた”という伝説を受けて建てられた教会。
今でも、登頂後のクライマーが、お礼にお参りするらしいです。
私は、「旦那様がいつしかマッターホルンに無事に登れますように」と拝んできました。
そして、今でもマリア様が登山者を導いてくれているみたいです。

教会内部の絵

 

マリア様

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日はこれからツムットを経由して、ツエルマットに戻ります。長い下山でした。

長くて暑い下山

 

 

 

 

 

 

 

今日の宿は、先日と同じ「ホテルサラズィナ」です。私が事前にメールで切望したからか4階にあるツインのマッターホルンビューの部屋にグレードアップしてくれました(このホテルも全てにおいてgood!)。
午後から天気予報どおり雨がぱらつき、マッターホルンは顔を出すことがありませんでした。でも、既にK子は大大大満足。

7月21日
小雨が振ったり止んだり。もう山は満喫したので、山用品を見て回りました。ザックを二つも買ってしまいました。そして、午後にはチューリッヒへ。

7月22日
空港へ出発する11時までチューリッヒを散策しました。
13時チューリッヒ空港を飛び立ち、翌23日朝、成田に帰ってきました。猛暑でした。

チューリッヒの街並み

 

 

 

 

 

 

 

初めてのスイス旅。
山も人も食べ物もすべてにおいて大満足。想定以上にすばらしかった。
スイスにはまた行くと思います。
スイスの山の良さを経験する一方で、「日本の山も捨てたもんではないなあ」と日本の山の良さも顧みる旅となりました。

いろいろご教示いただきました皆様と旅に出させてくれた旦那様に心から感謝します。
ありがとうございました。

ほんとうにおわり

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2018/7/14~23 スイス②(ミューレン編)

2018年7月 K子  スイス「ミューレン周辺を歩く編」です。

ビルクから下山中の三山

 

 

 

 

 

 

 

7月16日はグリンデルワルトから「ラウターブルンネン」へ移動。
ラウターブルンネンは氷河に削られたU字谷の底にある小さな村。落差300mのシュタウバッハの滝が有名。

今日の宿は「valley hostel」。
高山病の影響なのかだるい。でも、自炊に洗濯をしなければならず、しんどい・・。

ラウターブルンネンの村です。  右に滝が見えます

 

 

 

 

 

 

 

7月17日
今日はこの旅で、ど~しても行きたかった「ロープホルンヒュッテ」へハイキングです。
ラウターブルンネン駅から8時40分発のバスで「イーゼンフル」(標高1080m)という村に向かいます。
イーゼンフルから、ロープホルンヒュッテへの道のりの写真は下記。
昨日に続き体がだるいので、周遊はやめて、ピストンに変更しました。

黄★は、イーゼンフル
ピンク★は、ズルワルト
赤★がロープホルンヒュッテ

 

 

 

 

 

 

 

 

イーゼンフルから「ズルワルト」まで、村人が運営する小さな、レトロなロープウェイに乗ります。乗客は私一人。大丈夫?このロープウェイと思いつつ、アナログ感が楽しい!

乗客がいたら動かしてくれるシステム?

 

 

 

 

 

だんだん上がっていきます

 

 

 

 

 

 

 

ズルワルト(標高1530m)に数分で到着。誰もいない。牧歌的なスイスらしい所。

これから向かう道

 

 

 

 

 

 

 

40分ほど樹林を登ります。雰囲気が八ヶ岳に似ています。

樹林帯を40分程歩きます。

遠くに「ロープヘルナー」が見えだす

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

樹林を抜けると、小川の流れに沿って登ります。

こういう道なんだ~

 

 

 

 

 

 

 

丘程度の山を登ると、広々とした景色が広がりました。
下の写真の中央にあるノコギリの歯のような山は、ロープヘルナー。
本当はこの山の近くまで周遊する予定でした。

中央にある山の拡大版は下に

 

 

 

 

 

のこぎりの山がロープヘルナー  岩に登れるらしい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

反対側に目を向けるとロープホルンヒュッテ(標高1995m)、10時半到着。

雲が多いのが残念・・

 

 

 

 

 

 

 

ロープホルンヒュッテは、アイガー、メンヒ、ユングフラウの三山が真正面に見える穴場の展望地なのですが、今日は雲が多くて見えません。見たかった~。
ここは観光客がほぼ来ないから静かです。小屋で1時間程お茶しました。

山が見えない・・・

 

 

 

 

 

山が見えない・・

 

 

 

 

 

 

 

ズルスゼーという山上湖を周遊します。
この周りにもお花がいっぱい咲いてました。

魚釣りをしている人もいました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

帰りは同じ道を戻り、13時過ぎのバスでラウターブルンネンに戻りました。

今回のスイスの旅で、唯一の心残りはこの周遊コースを歩けなかったことです。
また絶対ここに来たいと思います。
次回はロープヘルナーまで縦走して、ロープホルンヒュッテに泊まります!

午後からは、本日宿泊の「ミューレン」に向かいます。
ミューレンはU字谷の上の台地にあるところです。ラウターブルンネンからロープウエイと電車でたどり着きます。

 

7月18日 部屋からの景色は三山ビュー。

宿の部屋から見えた三山と朝陽

 

 

 

 

 

 

 

今日は、ツエルマットへの移動日。
すでに歩きは満足して、今日は軽く流そうと、シルトホルン展望台(標高2970m)にロープウェイで行くことにした。往復チケット購入。
シルトホルンに行くには、途中ビルクという駅でロープウェイを乗り換えます。
なお、ユングフラウの展望台より、こっちの展望台の景色のほうが断然よかった。

1:シルトホルン 2:中継駅ビルク

 

 

 

 

 

黄色がビルク、赤がシルトホルン  三山がバックに

 

 

 

 

 

 

 

シルトホルンからいろいろ縦走できる 歩きたい~

 

 

 

 

 

 

 

 

11時、中継駅ビルクまで戻る。
ここには「スリルウォーク」という崖につけられた道があり、下が見えて、べたに怖い。
でも、三山を真正面に見る絶景ウォークです。でも午前は逆光ぎみで・・。

足元透けてるほうは、恐くて歩けず

後ろの大人がびびってた K子それ見てやるの断念。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

左からアイガー、メンヒ、ユングフラウ

 

逆光ですが ビルクからの三山

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この景色を見てたら、無性に歩きたくなった。
ビルクからの下りのチケットは捨てて、ミューレンまで3時間歩くことにした。
この道は、進むに連れて三山が顔を出し、花も多く、歩いて大正解!

歩き出し、まだ三山はすべて見えません

 

 

 

 

 

 

 

花が多い~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これはチングルマ??

 

 

 

 

 

 

 

 

オールスターが顔をだす

 

 

 

 

 

 

 

歩いてきた道を振り返る  矢印がビルク駅

 

 

 

 

 

 

 

三山を見ながら下る 全然人に会わない

 

 

 

 

 

 

青い花が普通に咲いてる~

 

 

 

 

 

 

 

 

ミューレンまでもうすぐです

 

 

 

 

 

 

 

同じような三山の写真ばかりを載せてすみません。
実際に歩いていると三山は見飽きなくて、死ぬほど写真を撮りました。

15時過ぎ、宿に戻り、これから約4時間かけてツエルマットへ向かいます。
続きは、ツエルマットというより「マッターホルン ヘルンリ小屋まで歩く編」です。

 

<山には関係ない情報ですが・・>
・全ての昼と、一日置きの夕食は、日本から持参したフリーズドライの米とスーパーでサラダとビールと果物を購入して済ませました。スイスの外食は高いのです。
・ケチるところはケチりましたが、スイス国鉄は1等に乗りました。スイス国鉄のアプリで割安切符を予約。2等車両でも十分立派ですが、1等をオススメします。
・宿もマウンテンビューに拘る。部屋から景色を見る時間はあまりなかったが。
・夕食は1日置きにホテルの夕食付にしました。夕食付は割安のようです。
「ホテルセントラルヴォルター・グリンデルワルト」の夕食は3000円程で前菜、スープ、メイン、デザート付き(写真下)。特にステーキは固いと予想していましたが、柔らかくておいしかった。どれも大味ではなく繊細、日本人好みです。

まぐろタルタル

ブロッコリスープ

柔らかいステーキ

チョコムース

 

 

 

 

 

 

「ホテルアルペンブリックミューレン」では、ボリュームがあってデザート残しました。ビール飲むと食べれないと思いつつ・・ビールを頼んだからだと思います。
何よりこの宿の朝食うまかった。特にパン最高! この宿はオーナーも最高!

大麦のスープ

鹿肉のソーセージ

食べきれなかった

 

 

 

 

 

 

何を言いたいのかというと、
今回の旅では、毎日それなりの距離を歩いて結構疲れましたが、スイスの食事に助けられた気がします。
朝食のパン、チーズ、ハムはやはり日本で食べるのと何かが違う、おいしい。
またスープも、野菜が煮込まれてて、そのうま味が絶妙でした。山小屋のスープ食べ比べをする人も多いとか。素朴な料理ほど素材が生きてることを実感しました。

小さい頃、「アルプスの少女ハイジ」を見て、パンとチーズしか食べてなくて、かわいそうと思っていましたが、今思うと、なんて贅沢な食事なんだろうと思います。

いつものことながら、山に関係ない話が長くてすみませんでした。
おわり

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2018/7/14~23 スイス①(グリンデルワルト編)

2018年7月 K子 スイスへ一人旅、山を歩いてきました。

写真という限られた範囲では、山の雄大さ・圧倒する存在感、山が生きている感じは伝わらないと思います。なので、ぜひスイスに行って体感して下さい!

 

グリンデルワルト編

アイガー北壁

 

 

 

 

 

 

 

7月14日(土)
成田空港を出発し、直行便でチューリッヒ空港15時半到着。
電車4本乗り継ぎ、グリンデルワルト19時半到着。
到着時、雨。グリンデルワルトの天気をネットで調べると、これから毎日雨。
私はスイスの青空を見ないで終えるのか・・と悲しい気持ちになる。

 

7月15日(日)
時差の順応ができず、眠れなかった。相変わらず天気予報は雨。
でもアイガーの向こうに晴れ間が見える。「今日晴れるんじゃね~」と思いながら、
グリンデルワルト日本語観光案内所に行程の相談に行く。

宿は部屋からアイガーが見える好立地

 

 

 

 

 

 

今日は明日より天気のもちがよいと言われ、行程長めの「グロッセシャイデック」から「ブスアルプ」の縦走に変えた。
グリンデルワルト駅(標高1034m)8時40分発のバスで、グロッセシャイデック(標高1962m)に到着。
シャイデックは峠、グロッセは大きいという意味で「大きいと峠」という場所。

歩き出しから花が

 

 

 

 

 

 

歩き出していきなり牛の群れに遭遇する。
牛の首につけられたカウベルの音が、静まり返った山にこだまする。
音色が心地よくスイスにいることを実感する。
この先、ほぼ平らな縦走路を進む。

牝牛はおとなしいとのこと

 

 

 

 

グリンデルワルトの谷を挟んでアイガーを臨む

 

 

 

 

 

 

 

グロッセシャイデックからフィルストまで花が素晴らしいという情報。
いろんな花が咲いていた。

高山植物というよりは牧草地の花です。

 

 

 

 

先に小さく見えるのがフィルストです。

 

 

 

 

 

日本では見ない水色や青の花が咲く。

 

 

 

 

 

花が青いんですよ~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時間を気にせずにゆっくり山を見ていたくなります。

お気に入りショット!

 

 

 

 

 

 

 

フィルスト(標高2160m)を過ぎ、バッハアルゼーという山上湖に12時半到着。
フリーズドライのお米にお湯を注ぎ、節約ランチ。ほぼ毎日節約ランチ。

バッハアルプゼー 白馬八方池みたいだ

 

 

 

 

 

 

13時ファウルホルンに向け出発、雨がぱらつく。
ファウルホルンは諦め、予定とは違う道で、ブスアルプを目指すことにした。
下の写真で黄色線の道を歩きます。

黄色の線の道を歩きます。

 

 

 

 

 

 

 

この道は日本のガイドブックでは、あまり紹介されてませんが、今までの平らな道と比べ山登りの要素が多く、アイガーを間近に眺められます。
そして、一日限りのgoodパートナー!との大切な思い出が出来ました。

山の中腹を巻いていきます

 

 

 

 

 

 

途中、道を見失う。
そこに単独行の女性がいたので、「ブスアルプに行きたい」と言ったら、スマホで道を調べてくれた。山の上に登っていくようだ。
女性は韓国の方らしい。この方も同じ方向に行くというが目的地は違っていた。

韓国の方が登っていく。

 

 

 

 

登り切ると・・反対側に

 

 

 

 

 

 

 

稜線まで登り切るとアイガーが間近に飛び込んできた。

疲れが一気に吹っ飛ぶ!

 

 

 

 

 

 

 

韓国の方は道を間違えていたようで、私と同じブスアルプに変更するとのこと。
「じゃあ16時40分のバスに乗りましょう」と、片言の英語で話しかけながら、付かず、離れずの距離で進む。

二人でブスアルプを目指す

 

 

 

 

 

気持ちよい道です。

 

 

 

 

山の裏側にやってきました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バスの出発まであと15分。まだバス停は遠い。
韓国の方が「バスが見える~」と坂道を上がってくるバスを発見。
私は「もう間に合わないよ、ラストバスが1時間後にあるからそれに乗ればいいよ」と言ったもののスピードを増し、二人、発車1分前にバスに乗り込んだ。

息を切らしつつ「You are nice partner , thank you ! 」と自然と言葉がでた。
上手に話せなくても、山を通じて気持ちも繋がるんだと思い、彼女と歩いたこの道は大切な思い出となりました。

そして、ブスアルプ(標高1823m)から30分ほどバスに乗り、グリンデルワルトに戻ります。彼女はインターラーケンに泊まるというので、握手をしてさよならした。

この日は時差ボケにも関わらず、20kmも歩いてしまった。
初日から大満足。部屋でアイガーを眺めながらビールを飲み干した。

スイスと「良きパートナー」にかんぱ~い!

 

 

 

 

 

 

 

ちなみにこの後、土砂降り。

 

7月16日(月)
昨日に続き、時差を調整できず、眠れなかった。
窓を開けたら、朝日が差し込むアイガーが見えた。
昨日の雨が水蒸気を飲み込んだのか、無風快晴、絶好の登山日和。
ユングフラウヨッホの展望台に行くことにする。

写真だと赤焼け写りませんね~

 

 

 

 

 

 

 

8時40分発の電車に乗り込む。スイスの駅には原則、改札はありません。
但し、電車内に検札官が切符をチェックにきます。

グリンデルワルト駅 小さいです

 

 

 

 

 

 

電車は急勾配をゆっくり進む。
メンヒ、ユングフラウが徐々に顔を見せる(実際どれがその山かわからない)。

ひゃーきれい。

 

 

 

 

 

 

 

クライネシャイデック(標高2061m)に到着。
ここは360度山に囲まれた場所で本当にすばらしいのですが、写真で伝えきれず。
ここから「ユングフラウ鉄道」に乗り、ヨーロッパ最高地点の駅を目指す。

メンヒとユングフラウを背景に

 

 

 

 

 

氷河に近づく

 

 

 

 

 

 

 

途中のアイガーグレッシャー駅からはトンネルに入る。

アイガーグレッシャー駅

 

 

 

 

 

 

ユングフラウヨッホ駅(3454m)に到着。
こんな所に駅を作って、山の素晴らしさより、観光への力の入れ具合をすごいと思った。
自分の足で来ていないからか、高山にいる感じがしなかった。

氷河

 

 

 

 

メンヒをバックに

 

 

 

 

 

 

 

ここからメンヒの肩にある小屋まで40分ほど歩きます。
少し高山病ぎみでなかなか進まない。

矢印の尾根がメンヒへの登山道 
尾根の裏に小屋がある

 

 

 

 

 

 

メンヒ(標高4107m)への登山道の取付きから頂上に向かう人をずっと見てた。
この尾根は、那須の東南稜よりは簡単そうで正直、登れそう。

メンヒ頂上への登山道取付き。矢印に人がいます。

 

 

肩ノ小屋

 

 

 

 

 

 

 

 

駅まで戻る。今度はユングフラウヨッホが迎えてくれる。

 

 

 

 

 

 

 

 

アイガーグレッシャー駅で下車して、クライネシャイデックへもどります。

氷河の山を背に下ります。

 

 

 

 

 

スイスでは、ワンちゃんと登るのはあたりまえ

 

 

 

 

アイガー北壁には圧倒されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日はグリンデルワルトから、ラウターブルンネンへ移動します。

この二日歩いて、
・天気予報はあてにならないというか、だいたい午後から雨予報です。
朝の空を見て行程を検討するのがいいのかもしれません。
・夏でもスイスの山はもっと白い山と思っていたが、違っていた。
氷河が明らかに後退している。温暖化の影響か・・

以上 続きは「ミューレン編」へ。

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2018/8/17~18 奥穂南稜バリエーション

8月17日から18日、夏合宿第二弾として、奥穂の南稜に行ってきました。
リーダー:Y朗  報告:K子

昨年、Y朗が撮ったトリコニー1峰の写真を見て、K子はこの景色を見てみたかった。
Y朗は夏合宿で前週も南稜に行っていた(天候不良で南稜に変更)。2週連続は悪いと思いつつ、付き合ってもらいました。Y朗は南稜自体4回目?!

8月17日
河童橋からの穂高は、いつ見ても素晴らしい。岳沢へ向かう。

 

 

岳沢までの道も気持ちいい!
10時過ぎ岳沢到着。テン場空いてる。

 

 

13時頃、南稜取り付きへ偵察に行く。
雪渓かなり融けてて、雪渓の左側を歩けるためアイゼン不要。
ガレてて歩きずらい。

既にここから恐い。

 

 

取付きから、ある程度の傾斜が始まる。
K子は帰りに降りることのほうが不安になる。

 

 

矢印が下の滝 残置スリングあり

 

 

柱状節理の壁を登る。写真は下の滝。
事前にルートはかなり調べていたが、右ルートを歩く限り核心は下の滝、上の滝と思っていた。練習に登ってみる。
下の滝は残置スリングがあり、それにセルフをかけて、なんとかフリーで登れた。
でも相当緊張・・・正直、恐い。

残置スリングで上の滝から懸垂中

 

 

 

 

降りるのに懸垂しなくちゃならないが、久しぶりでやり方を忘れている。
途中、苔の岩で足が滑って肘を強打。
こんな奴がバリエーションに来ていいのか?と自分でも思った。

下の滝あたりを懸垂で通過中

 

 

 

懸垂途中、重太郎新道にヘリが4往復し、滑落者を引き揚げているのを見えた。
明日は我が身と気持ちを引き締める。

とにかく岩が崩れて

 

 

 

 

 

 

懸垂を終えた地点からのクライムダウンには神経を使った。
予想通り、帰りのほうが大変だった。

 

8月18日 5時10分テン場出発。
寒い!気温5度だったらしい。昨日濡れていた岩も乾いている。
下の滝は緊張しつつも、なんとか通過。
上の滝(ルンゼ)は余裕で通過!と思いきや、ややハプニング!

「上の滝」手前、登る前は余裕!!

上の滝、ルンゼを進む

 

 

 

 

 

 

 

ちょうどトラバースしてるところ

 

 

ルンゼ途中から横にずれたほうが登りやすいとY朗からのアドバイスで昨日と違う登り方をした。でも、そこから上に行くのに、岩に苔がついてて滑り、足がかからない。
つかむ岩もなく、草の根元を握ったが、はがれそうになり、心臓バクバクした。

 

少し滑る

 

 

三又分岐6時半到着。初心者向きの右ルンゼをいく。
わずかに流れがあり濡れているため滑りやすいが、手足置き場はある。
その後のハイマツ帯の苦労は覚悟していたが、踏み跡がわかる程度に枝が掻き分けられていて、さほど苦労しなかった。

 

藪が終わると、大岩到着。
高さ2m程の岩壁を登り、側壁を右にトラバースしてハイマツをホールドに側壁を登ります。高度感があります。
いつもなら緊張だけど、なんか体?足?の使い方 がわかってきたのか、恐くなかった。重心を向かう方向にスライドさせていくことで安定感が出るっていうのかな。(K子はクライミングは普段やらない。だからこういう当たり前のことが体に染みついていない)

大岩でロープを片付ける先行者に道を譲ってもらった。神戸の山岳会に所属する二人組のおじ様。この先、我等の後ろに続き、ひとつのパーティのようになりました。

終わりかけのお花畑

 

藪漕ぎ地帯を抜けました。
遠く頭上にモノリス岩が見えます。

 

 

 

 

お花畑の後は、岩稜帯を登ります。
傾斜はありますが、岩にほぼガバがあって、登りやすい。
ガバを人工的に作っているのかと思わせるほどに、手にしたところにガバがあるような感じでした。

モノリス岩到着

 

 

 

7時半前にモノリス岩到着。
しばし休憩。

 

 

1mほどの隙間

 

 

 

 

K子の不安ポイントのチムニー!
チムニー上部を写真の右から左に跨がないといけない。

 

チムニー跨ぎ中。

 

 

 

事前の調べでは、どんな場所かよくわからなかったが、わりと難なく跨げた。

 

 

 

岩を回り込む 下は崖だ~

 

 

その後のトラバースのほうが少しこわい。下は崖で高度感があります。
でも、こういうちょっとしたスリルが楽しく思えてきた!

トリコニー1峰

 

 

 

 

 

やっとこさトリコニー1峰が見えた。

トリコニー1峰

 

 

 

 

8時、待望のトリコニー1峰到着。
ここからの上高地に向かう景色が見たかった。でも、この時、岩場歩きが楽しくて、景色はどうでもよいくらいになった。
南稜は自分のレベルにとてもマッチした道でした!

 

トリコニー3峰を臨む

 

 

トリコニー2峰を通過し、トリコニー3峰を臨む。
トリコニー3峰はルートから外れている。

 

 

 

南稜の上部を臨む

 

 

Y朗から助言で
トリコニーまで南稜の半分と思っていた方がいいよと言われた。
ここで目的地に着いたような気になっていたが、言葉のとおり、この先長い長い岩稜帯が続いた。

神戸のおじ様が続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

奥穂から前穂までの吊尾根が眼下に

 

 

トリコニーから懸垂地点まで長かった。懸垂はせず、クライムダウンした。

矢印がクライムダウン地点

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西穂から奥穂への稜線を臨む

 

 

長いわ~

 

 

 

懸垂地点から南稜の頭まで長い長い。

 

 

 

K子は雷鳥を見つけるのが得意!

 

 

かなりへばっていたが、雷鳥発見!
雷鳥大好き!テンション上がる!!
天気なのに見れてラッキー!

 

 

南稜の頭に到着 左の山が奥穂頂上

 

 

そして南稜の頭到着9時30分。

奥穂の頂上は人がいっぱい。
行かなくても良かったが一応訪問。

 

 

前穂へ

 

 

 

10時20分下山開始。
吊尾根は長くて暑い。

 

 

 

 

 

12時、紀美子平到着!
K子にとって特別な場所。
何度来てもうれしい。

 

何度来てもここは恐い。

 

 

K子は紀美子平から重太郎新道に降りる最初の鎖場が大嫌い。
重太郎の娘5才の紀美子さんはよく来たなあといつも関心する。

今年は重太郎新道での滑落事故が相次いだようです。特にここからの滑落者が多いとのことです。

 

 

岳沢到着14時。ビール飲みたかったが、上高地に下る。

南稜はバリエーション初心者には最適だと思います。
緊張する場面は多々あるも、短期の集中力で足りて、達成の経験数を味わえる!よい道だと思いました。景色も素晴らしいですが、行程に大満足のK子でした。
同行してくれたY朗に感謝!
おわり

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2018/5/11-12 リベンジ佐渡島 アオネバ渓谷と金北山縦走

2018年5月 K子 昨年に続き2回目の佐渡島山行。
昨年は花の時期を逃してしまい、それがずっと心残りだった。
その後、山で出会う花好きの方々から「佐渡島の花は素晴らしい」と聞くたびにK子の期待はさらに膨らみ、どうしても最盛期の花がみたい。
年明け早々にドンデン山荘を予約した。

 

 

 

 

 

 

<今回の山行スケジュール>
5/10(木)池袋から夜行バス 翌朝、新潟港着
5/11(金)6時発フェリーで佐渡島両津港へ
ドンデンライナーバスでアオネバ登山口へ
アオネバ渓谷を登り 尻立山周遊 ドンデン山荘泊
5/12(土)金北山への縦走 白雲台から金北山ライナーバスで両津港へ
最終フェリーで新潟へ フェリー乗り場発夜行バスで翌朝新宿バスタ着

 

5/11
佐渡島両津港着。
明日の縦走路が見える。天気は良いが、山からの風が強い。

左矢印 金北山             右矢印 ドンデン

 

 

 

 

 

 

 

 

8:50発ドンデンライナーバスでアオネバ登山口へ。
9:30登りだす。登り出しは昨年と変わらないまぶしい緑に包まれる。
私のすぐ前を大阪から来たという7人組のおば様が進む。会話が面白い!

 

 

 

 

 

 

昨年との違いは10分もしないうちにニリンソウが花道を作り始めた。
ニリンソウがデカくて茎が長い。佐渡の花は本州と比べて花びらが大きいらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「落合」過ぎたあたりからシラネアオイが咲き始める。
登山道はいつしかシラネアオイ街道に変わっていた。

神津島で出会った夫婦が言ってたとおり、登山道両脇に花が咲き乱れていた。
もううれしくてしょうがない! でもこれはプロローグに過ぎなかった。

 

11:50
ドンデン山荘へ続く車道に出る。

車道脇にキクザキイチゲや
ずっと見たかったあの花が顔を出す。

 

 

 

 

 

 

佐渡の花と言えば「オオミスミソウ」いわゆる雪割草がひっそりと咲いています。

 

 

 

 

 

 

時期が遅いのでオオミスミソウの花道とはいきませんでしたが、可憐で少女のような花を見つけるたびに、胸がキュンとなります。かわいい。
オオミスミソウは咲いていないと思っていたので、うれしくてたまりません!!

 

 

 

 

 

 

 

 

車道を20分ほど歩いてドンデン山荘に到着。

ドンデン山荘(ここまで車でもこれます。)

食堂で山菜そばを頼んだ。天ぷらの山菜は、今採ってきましたという感じで、香りが強く、人生で一番うまい山菜そばだった
「今日は満室なので、部屋はプラネタリウム室、女性7人グループと同室でお願いします。」と言われ、一瞬、肩見狭っ!て思ったが、部屋の隅に荷物を置き、尻立山への周遊に出発した。

 

明日の縦走路を臨む

 

尻立山への道は、すごい風で尻立山の頂上ではまともに立っていられない。
佐渡島はその位置のとおり、大陸からの風をもろに受けるので、風速20mぐらいは時折あるらしい。体感的にそんなイメージの風が吹いていた。

 

ドンデン池、避難小屋を臨む

 

 

 

 

 

 

 

大阪のおば様達はガイド付きでハイキング

 

 

 

時折雪が残る道を歩くが、その脇の雪が融けたところはずっとカタクリ畑になっていた。

 

 

 

 

 

 

 

かたくりとオオミスミソウ

 

 

 

 

 

 

 

カタクリの脇で、ひっそりと咲くオオミスミソウがかわいくてたまらない。

K子はその後、再度花が見たくて、アオネバ渓谷まで戻りニリンソウとシラネアオイの道を堪能し、16:30山荘に戻る。

 

 

 

 

部屋には、アオネバ渓谷で会った大阪のおば様7人組がいた。
このおば様達との出会いも忘れられない思い出となった。

焼き魚だけでお腹満腹!

丸くなって寝よう!!って K子も輪に加わる

7人組のおば様とプラネタリウム室で夕飯。
もう20年位いっしょに山や旅をしている年齢も様々なおば様たち。最高齢は87歳!
国内外問わず山の経験豊富でスイスは3回も行っているらしい。今夏スイス予定のK子は色々教えていただいた。

おば様たちは本当に仲が良く、寝る際に「丸くなって寝よう」「なんか修学旅行みたいじゃない!!」とはしゃいでいた。
この輪のなかにK子も身を置かせていただき、本当に楽しく有意義な時間だった。
好きな山を、気の置けない友と登り、互いに楽しむ。自分もこんな素敵な人生送りたいなとおば様たちを見ていて思った。

 

 

 

5/12 夜中、風の音がすさまじくあまり眠れなかった。

海と朝日

 

朝食は6時半。食堂で北海道から来たツア-といっしょだった。
下山してしまうおば様と別れ、K子は7時過ぎに出発。
アオネバ十字路を経て、稜線の歩き出しである「マトネ」を目指す。

 

 

少し傾斜が出てきたあたりから、カタクリロードが始まる。
この写真じゃいまいちわからないが、マトネまでの両脇には線路のようにカタクリがずっと咲いていた。♪カタクリ続くよどこまでも♫~

 

 

 

 

 

 

8:20マトネ着。この稜線も花の魅力に劣らず、とても素晴らしい縦走路だった。
大佐渡縦走は2015年?に「岳人」で特集が組まれてから知る人ぞ知る縦走路のようで、100名山でもないこの山に日本全国から登山者が集まっていた。

遠方の高い山が金北山

 

 

 

 

 

 

 

8:40石花登山口への分岐に到着。
ドンデン山荘の支配人から、「石花登山道のカレー清水を過ぎたあたりに、オオミスミソウの群生地があるよ」と言われ、計画外だがザックをデポして行ってみた。
20分も進むと、カレー清水に着いた。そこにはアマナが群生していた。

一面にオオミスミソウが咲いているのを期待したが違っていた。ただよ~く目を凝らすと意外と花が咲いていた。見つけるのも楽しい!
オオミスミソウは花びらの色は微妙に違っていて、個性があるのです。

薄いピンク

 

濃い目のピンク

 

清廉な純白

 

 

 

 

 

ブルーパープル?

 

 

 

 

 

 

ゆっくり花を観賞して、分岐に戻ったのは10時前。金北山目指し稜線を進む。

海が両脇に見渡せます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

縦走路を振り返る

 

 

 

 

 

 

11:30天狗の休場着(海を前に小一時間ほど休憩)

天狗の休場ではエチゴキジムシロが群生していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

金北山に近くなって風景が一変した。
そして、頂上付近右横の雪の斜面には1本の雪道が作られているのが見えた。
この斜面を登るのは知っていたが、想像以上に直登。前のおじさんが滑っているのを見て少しびびる。K子は後ろの人に「一人づつ登りましょうね!」と伝え、トラロープを握り登り出したところ、後から誰かが登り出したようで、ロープが振られちょっと怖かった。一人づつって言ったのに!!

 

金北山頂上がもうすぐです。

 

 

 

 

 

 

 

13:30頃、頂上到着。
すっかり曇り空ですが、佐渡の平野?を見渡せた。

金北山山頂です。

レーダーが見えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

金北山から白雲台まで約1時間半防衛省管理道路を通ります。事前に航空自衛隊佐渡分屯基地に通行届提出済み。

 

 

 

白雲台に着いたのは16時近くだった。
白雲台交流センターで「こしひかり越後ビール」を一気に飲み干し、16時半のバスで両津港に到着。
両津港からタクシーに乗って、町の銭湯「星乃湯」でひとっぷろ浴びてから、お寿司屋さんで 奮発した”地物魚10かん” をぺろっと食べ、フェリーで新潟港ヘ。
疲れていたのか、夜行バスでは「新宿に着きます」の声が発せられるまで熟睡した。

花との出会い、大阪のおば様との出会い、なんとも充実した佐渡山行だった。
来年もまた佐渡歩いちゃおうかな!!

計画に際し、花や道の様子等、丁寧に教えていただきましたドンデン山荘の支配人、佐渡トレッキング協議会の市橋様には感謝いたします。ありがとうございました。
ドンデン山荘 http://www.dondensansou.com/ 早めの予約が肝要です!
佐渡トレッキング協議会 http://www.sado-trekking.com/ 資料送ってもらえます

おわり

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