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2016夏 穂高バリエーション山行Vol.1:奥又白から北尾根4峰正面壁(松高ルート)

バリエーションの夏到来。ということで、今年はなんと穂高3週連続3連発。2週目の明神・前穂は相方にレポートを任せるとして、バリエーション志向の方の興味を少しでも惹くよう、一念発起してレポート作成にあたることにしました。 参加メンバー:横T氏、吉D 日程:8月5日(金)~7日(日) 天気:3日間とも晴れ(普段の行いのおかげ!?) 8月5日 上高地6:30-明神7:20-徳沢8:05~8:30-中畠新道分岐9:50~10:10-奥又白池12:40 (テント設営後偵察) 久々に歩く横尾街道はやっぱり長い! そして横T氏はいつもどおり快足を飛ばす。 テン泊装備にアルパイン装備満載の重荷にうんざりしながら、ようやく新村橋。 ここからはメインルートを外れるため静かな山旅です。 しかあし、まだマシだったのは中畠新道分岐まで。 何せここまでは脇道とは言え一般ルート。 中畠新道に入るやいなや急登に次ぐ急登。 横T氏も前半の快調さが嘘のように足が止まります。 30分ごとに一息入れながら息も絶え絶えに奥又白池にたどり着きました。 そこは噂通りの別天地。 涸沢からのスマートさとはまた違った 荒々しい北尾根の雄姿を望む池畔には おあつらえ向きの幕営適地が点在。 しかもほんの少し中又白谷源頭に下ると 甘く冷たい湧水がジャンジャン湧き出ています。 そしてなんとこの日、奥又に幕営したのは我がパーティーのみ。 最高のロケーションを独り占めです。 8月6日 奥又白池4:30-奥又尾根分岐5:00-北条新村ルート取付7:30~8:00-ハイマツテラス10:30~11:30(撤退)-松高ルート取付13:30~14:00-松高ルート終了点17:50-4峰山頂直下19:10(ビバーク) いよいよ本番。 本日の予定は前穂東面。 北壁からAフェースへと登攀の予定でしたが、 雪渓の横断で気を取られ、 登るべきC沢を越え、その先のルンゼを詰めてしまいました。 結果たどり着いたのは翌日登る予定だった4峰正面壁。 とにかく奥又から前穂東面へはアプローチが核心。 雪渓が解けたガレは不安定極まりなく、 人体大の大きな岩でさえも容易に崩落するほど。 ここから前穂に向かうのは至難の業。 ということで、本日はこの4峰正面壁を登攀することに。 (だったらテントにデポしたアブミ持ってくるんだった。) しかし、予定していた松高ルートの取付きがいまいちわからず、 ここかな、と思って登ったのは1ランク上の北条新村ルート。 核心までの4ピッチはどうにか行けたものの、 大小2つのハングを越える核心が越えられず、撤退決定。 懸垂で取付きまで戻り、松高ルートの取付きを探すと、 踏み跡から草付きに入り込んだところに取付き発見。 気を取り直して登攀開始。 1P:Ⅱ級、吉Dリード。草付きのルンゼ。 ルート判然とせず。 傾斜は緩く残置の中間支点はほとんどありません。 壁近くまでルンゼを詰め、草の斜面を左にトラバース気味に行ったところ 支点があったのでピッチを切りました。45mほど。 2P:Ⅲ級、横T氏リード。 少し左に行ってからバンドを右上。顕著というほど明確なバンドではありません。 1P終了点の上部を抜けるところが悪く、 横T氏は何度も「ほんとにここルートなの?」と叫んでいました。 3P:Ⅲ級、吉Dリード。 正直印象にありません。ということは難しくなかったはず。 松高ハングを目前にピッチを切ります。 4P:Ⅳ級、横T氏リード。 難なく松高ハングを越え、凹角から最後終了点直前に核心有。 やや右にトラバースして越えました。 5P:Ⅳ級、吉Dリード。 垂壁は残置が多数あり、A0なら問題なく越えられます。(フリーはむずい!) 25mほど行って明確な稜上の平坦地に出てピッチを切りましたが、 ここがこのルートの終了点だったと思われます。 6P:吉Dリード。 トポでⅣ級になっていましたが、どうやら前のピッチで終わっていたようで、 50m限界まで行って中途半端なところでピッチを切りました。 終了点から 時間が迫る中、北尾根縦走路を目指しますが、 徐々に暗くなる中、トラバースで縦走路に安全に出れるようなルートを見つけられず、 結局4峰頂上に出ました。 4峰から下山をトライしましたが、もはや闇が迫りヘッデンに切り替えるもルーファイが困難で、 途中やはりルートを外したようで、そこでビバーク決定。 ロープで体とザックを固定し、着るものすべてを着込んで、ツェルトを被り1夜を過ごしました。 (これが意外と寝れてしまったのが驚きでした。) 8月7日 4峰5:00-5・6のコル6:30~6:50-雪渓7:50~8:00-奥又白池9:00~12:30-上高地16:20 4峰から朝焼けに染まる穂高連峰を拝みながら、 無事1晩過ごせたことに安堵感のような充実感のような不思議なテンションに浸ります。 しかし2人とももうほとんど水がなく、 とりあえずベースキャンプの奥又に戻らなければなりません。 ということで、一路北尾根を5・6のコル目指して下ります。 こんな時間なのに4峰付近でも次々と登ってくる人にすれ違うとは さすが北尾根は人気のバリエーションルートです。 5・6のコルでは、講習会でお世話になった佐藤ガイドに遭遇するハプニング(?)も。 佐藤ガイド曰く、「途中の雪渓で水が取れるかも。」 お言葉どおり、奥又白谷に下る途中に雪渓発見。 そこから滴る水をペットボトルに汲み、これでもかというほど飲みまくりました。 そこまでは意外と水無しでも問題なく行動できていたのですが、 飲みだしたら止まりません。 細胞がスポンジのように水を吸っていくようでした。 9時にオクマタの我が家に到着。 当然ながらもはや今日は登攀は無理なので、 ゆっくりと飯を食い、のんびりオクマタを堪能。 昼過ぎに横T氏を残して下山しました。 (横T氏はこの後H川氏と合流して北尾根を登るのです。) 下る一方なので体力的には楽なのですが、 意外と長いんですよね。特に横尾街道が。 下山なのに何故かあまり軽くなっていないザックの重荷にあえぎながら、 上高地に着いたのは結局夕方でした。 今回の山行は、反省点もいろいろありましたが、 とにかく4峰正面壁を登り切ったことは満足感・充実感に満ちたものでした。 そしてアプローチを含めた登攀の困難さは、 奥又白池のロケーションの素晴らしさと相まって、 また来年にでも訪れたいと思わずにはいられません。 何せ、前穂の北壁~Aフェースを宿題に残してきましたから。 今から来年が楽しみです。 以上
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Tagged Alpine, エイド, Climbing, Northern Alps, 穂高
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