2014/4/26-27 巻機山 山スキー

メンバー:Y田・W辺(レポート)

晴れ予報の2連休。どうしても山の中で一泊がしたかった。しかも、ガシガシ登りクタクタになる山行ではなく、まったりと夕・夜・朝の景色を楽しむことを目的に。

いくらか土地勘のある巻機山に向かうことにする。2連休がまだ空いているというY田さんを道連れに。

泊りであるのと、清水集落から桜坂までの除雪はすでに済んでいるとの情報を得ていたため、行動開始はゆっくり。桜坂駐車場を9時半頃に出発する。

ツボ足のトレースに導かれ、あろうことか井戸尾根への取り付きをやや米子沢方向へとずれてしまう。じきに雪は途切れ、スキーを担いでトラバース気味に藪を漕いでルート修正。

すでに下山してくる登山者、山スキーヤーともすれ違いながら高度を上げる。井戸の壁より上からはシール登高可能で、快晴の空のもと快適に進む。

何故かザックの重さも苦にならず、楽しくて仕方がない。

米子沢の大滝はどうどうと落ちており、季節の進みを実感する。ニセ巻まではスキーを再度担いで直登するが、一部雪の解けた夏道を歩く。足元を見て、「兼用靴」なんだなあ、これ。と改めて感心する。

ニセ巻まで来ると、「あとはテントを張るだけだから、ここでもう一度休もう。」というY田さん。背の低いシャクナゲのベッドに横たわり、夕方に近い日の光を堪能する。

避難小屋には3張りのテント。少し離れた樹林際に今夜の宿をこしらえる。

今にも落ちそうな雪を辛うじてとらえている牛ケ岳。

27日の月の出時刻と、月齢は予めチェック済み。午前3時過ぎまでは月はなく、また、もうじき新月という細い細い針のような月。ということで、夜は満天の星を眺め、学校の先生に星座を教えてもらうという贅沢を。                                                夜は、思いのほか冷え、夜中にコーヒーを淹れて温まりもう一度シュラフに包まる。

と、すぐに4時の目覚まし。テントから顔を出すと、繊細な月と、夜と朝の交替の空がそこにある。急いで支度をして、巻機山山頂に向かう。

国境稜線に出たところで「今ちょうど出たよ!」というY田さんの声。その朝日を見つめるY田さん。絵になりますね(^-^)

「これが見たくて泊りで来た」という景色をいくつもいくつも見る。

こんな・・・

こーんな、まったり山行。

いつものブナ林は、いつものように端正な立ち姿でそこにある。

最後の井戸の壁下降もまた、藪との戦いでアザと擦り傷だらけに(^^;)

貸切状態の六日町温泉に入り、W辺おすすめの中華料理屋さんで腹を満たして帰路に着いた。

 

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