2014/ 5/3(土)~4(日) 白馬岳 2932.2m 大雪渓 ピストン

白馬岳 2932.2m  大雪渓 ピストン  5月3日(土)~4日(日)

メンバー:石倉(L),中川、野田、小山

行程:5月3日(土)  上尾 4:40→東松山IC→長野IC→白馬→猿倉駐車場→猿倉10:20→白馬尻11:35 →テント設営12:30終了 →(テント泊)

5月4日(日)  白馬尻5:30→大雪渓→白馬岳頂上11:10→大雪渓 yamayuri 12:20→白馬尻13:00(テント撤収)2:00→猿倉2:45→長野 IC 4:10→上尾9:30

昨年に引き続き白馬岳が春合宿地に選ばれた。白馬主稜を目指す宮崎party 5名、白馬大池廻りの瀬下party 3名、山スキー 内海party 5名、 大雪渓をピストンの石倉party 4名・・・17名 参加4 party。

幸いにも 5月4日(日)は、風もなく快晴の良い天候に恵まれたことで 限られた1泊2日という日程で、『大雪渓をピストンコース』で無事に登頂を果たし下山 出来たことは、まさに白馬の天候に大感謝。・・・とは言え、このゴールデンウイーク中に各地の山で起きた遭難・滑落の事故が相次ぎ不幸なニュースが下界では伝えられていた。その中の一つ 白馬 大雪渓で起きた滑落事故・・・白い雪の斜面に生々しく血痕が転々と・・・・惨事を伺わせる状況に遭遇・・・

5月3日(土)

早朝 上尾 4:40出発、途中 野田さん、東松山で中川さんをピックアップ、関越道 甘楽 6:20にて 宮崎パテイーと合流、ゴールデンウイークの週末ではあったが順調に関越道を走り白馬に8:30到着。猿倉の上のほうの駐車場はすでに満車。その下の駐車場に停め準備にかかる。
白馬尻まで順調に約1時間ちょっとで到着。テント設営を終了する頃、天気が急変し1:00頃から雨が降り出した。5:30に各自で用意した夕食を頂く。ちなみに yamayuri の夕食はカレーうどん。天候はだんだん悪くなり風が強くなった。木立の間を抜けてくる風が・・・あっちからこっちから・・・テントを押してくる。明日の天気をちょっと気にかけながらも 心地よく飲み ”夜の白馬雪上の宴”を楽しみ ・・・9時過ぎには 就寝。

5月4日(日)

起床 4:00 出発 5:30 昨夜は風が強かったようだが・・・ほろ酔い酒のお陰でグッスリと安眠♪・・・もしかしたら そうじゃなかったかも? この春初めての”花粉症” 発生!クシャミが止まらない!・・・薬を飲んでいるにも関わらずクシャミ 勃発!どうにもヒドイ!・・・でもその薬のお陰でよく眠れたのかも?

支度を整え5:30に出発。空は真っ青!大雪渓のデブリは昨年を比べると今年はそんなに大きくなかったが、時々 山の斜面を小石がコロコロと飛んで落ちていった。野田さんは、初めての待望の白馬岳とのこと♪   残念なことに中川さんは体調が悪く途中で引き返した。石倉、野田、yamayuri 大雪渓を一歩一歩上って行く・・・絵になる素晴らしい素敵な光景でしょ♪

6:00頃 山頂の白馬小屋の上を ヘリコプターが旋回しているのを見た・・・「食料の荷揚げかしら」と思っていた。さらに上り急斜面に差し掛かるところで 下山をする登山者と行き交い、「滑落事故が有りアイゼン、ピッケルが散乱していて、血痕があっちこっちに・・・」と滑落状況を伝えてくれた。暫く急斜面を上って行くと・・・その惨事現場に差し掛かった・・・横目でチラッと見ながら通り過ぎた。昨日小屋に泊まった登山者が 「昨日の午後の登り途中、天候が急変!雨からミゾレになり・・・頂上付近でホワイトアウトになり何も見えず・・・とても怖い思いをした・・・」と 「急変する天候の怖さ」を話してくれた。今回、事故で亡くなった方も、山スキーで大雪渓を滑って・・・滑落したとのことだった。

2006年・・・8年前の春合宿の時に yamayuriも 山スキーで上り、大雪渓をスキーで滑って下りたことを思い起こした。早朝の大雪渓、頂上付近はアイスバーン! 氷の斜面そのものだ!滑落したら 止まることもままならず滑り落ちてしまう・・・緊張しながら滑って下りたことが蘇った・・・ゼッタイに止まらない!

 

白馬岳 2932.2m  11:10 無事 頂上登頂。歩行時間 6時間

頂上から主稜を登ってくるパーテイを覗き込んで見た。大勢の登山者が下で待機。宮崎party もそぐそこにいるようだった。石倉さん、野田さんはその名の通りピストンで 先に下山。yamayuriは、尻セードで下山するのでその準備を整えるため白馬小屋に立ち寄った。まもなく宮崎partyが無事に登頂。一緒に記念の写真を撮って 宮崎partyは下山。

yamayuriは 12:20尻セードで下山。小屋を出て急斜面でまずは テスト走行。もちろんピッケル、アイゼンのブレーキをきかしながら尻セード用のパッドで滑った。 今回 尻セードでの下降は、スキーと同じくらい ダイナミックで エキサイテイング・・・ちょっと危険だけど ・・・醍醐味を超満喫♪

・・・とは言え、一言ご忠告!尻セードの急斜面は気をつけないと・・・滑落と同じようにスピードが出て止まらなくなります!スキー や ソリ でスピードをコントロール出来る経験があったり、ピッケルで滑落停止の経験がある方のみに限ります!

無事にテント場に一足遅れて1:00帰還♪  ・・・40分で下山したことになる♪ ・・・歩行時間ならぬ 尻セード下山、 爽快な写真がないのが残念♪

テントを撤収。2:00 ・・・さようなら 白馬 ありがとう・・・また 来れるかな~~・・・と思いながら下山。長野IC 4:10 軽井沢あたりで補修工事 による片側通行の影響の渋滞があっただけで、心配したゴールデンウイークの渋滞もなく無事に上尾に9:30 到着。走行時間は 順調な5時間ちょっとだった。 OACの山行ならばこそ、 雪山の白馬岳に登れることに感謝しています。リーダー石倉さん、メンバーの皆様 ありがとうございました♪

 

 

 

カテゴリー: 山行レポート タグ: , パーマリンク