2014/9/10 日原川水系 倉沢谷塩地谷

メンバー:N田(L) I村 W辺

初級者のロープワークの練習に丁度いいとされるこの沢。遡行の下調べだけでなく倉沢林道についての予習も余念なく行う。四駆車でないと通行不可の林道であり、今回は私のパジェロミニが出動。後部座席で長い四肢を折り曲げ小さくなっているN田さんに「ごめんなさい…」と思いつつ、ダート走りを楽しみ魚留橋に到着。

8:40 倉沢林道魚留橋駐車  9:00 歩行開始

崩壊しかけた林道を5分ほど歩き、魚留滝の上部の斜面を下り入渓。崩れやすく急斜面。ロープをいただいて下降する。

 

入渓するとすぐに地蔵滝が現れる。ここは右岸を高巻く。少々(?)喘ぎながら上部の山道まで上がる。

 

山道を5分ほど歩くと新しそうな木道が出てくる。沢に復帰するのは二つ目の木道が目印。木道脇から数メートル下り、懸垂の支点になりそうな木と下降点に目星をつける。そこから2ピッチの懸垂下降。ロープをかける位置や木の選び方、ちょっと怖い「くるりんぱ」。

 

季節も進み、水に浸かっていたい気持ちは起こらず。シャワーになりそうな滝や深い釜などは躊躇なく巻くことにする。6mCS滝は手前左を巻くが、高度感のある土付きスラブの数歩が怖い所がありロープを出してもらう。

 

時折日が射すが、怪しげな天気。この日、東京では豪雨に洪水で大変だったらしい。奥多摩も東京だけれど…。下山してからホッと胸を撫で下ろす。

 

大股開きが必要なトイ状滝。あんな体勢は無理では?と思ったが、フリクションがとても効き、容易に突っ張れた。

 

登りやすい小滝もちょこちょこ現れる。

 

棒杭沢を右に分けた後で現れる7m滝は左を巻く。巻道にトラロープが下がっている。トラバースが崩れやすく、怖いのはほんの1,2歩だけれどロープを出す。N田さんがリードし、次に私が中間8ノットで行き、最後I村さんを確保。今回は肩がらみも教わる。

一旦伏流になる頃には小雨が当たったがすぐに止む。苔の多いしっとりとした雰囲気の中詰めていく。

 

13:20 一杯水

13:30 下山開始

13:50 棒杭尾根分岐

この道標に、「棒杭尾根入口」とマジックで書かれている。登山道と言ってもいいくらいの踏み跡があり、また尾根も明瞭でテープも見えるので下山ルートは不安が少ない所。

 

14:45 車着

「次はどこに行こう」、「来年は上ノ廊下!」はたまた「バツならぬ星!!」などなど話しながら帰宅する。

 

 

 

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