大宮アルパインクラブ | |||||||||||||||
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報告者【眞野】 | |||||||||||||||
初日の机上講習は雨の中、約70名の受講者が集った。7割以上はどこの山岳会にも所属しない方だという。さいたま市報などでも募集しているのだから当然といえば当然かもしれない。 地図は国土地理院発行の25000分の1。“飯能”の地図に磁北線を書き込む。初めての事だ。前から磁石のN極は真北を示さないことは薄っすらと記憶にはあったが、ここで初めて詳しく知る事になった。しかも地球上の全てが同じではなく場所によって磁北線の方向は違っている事も知った。25000分の1の地図には、「磁針方位は西編約6度50分」と記載されており 編度早見表で数値を確認し、磁北線を4cm間隔で引いていく。コンパスを当ててリングを回し、あれこれと半信半疑ではあるが、進行方向の確認など要領を覚えた。・・・・・・はずだった。 2日目、現地の高麗駅は快晴。1時間前に着くと小川さんとちょっとだけ昨日の復習。磁北線に地図を合わせ高麗駅から日和田山の位置を確認。そして石倉さん、原さん、れんれいさんが合流し、参加者約40数名が集合した。地図を見ながら歩き始め等高線、道の線、現在地を確認しながら進んでいった。ポイント各所で説明を聞きながら、やはり今一の半信半疑。その時は理解しても次にコンパスを当てたりするとすぐに忘れてしまう。コンパスと地図を要領よく使えない。これではいけない。遭難してしまう。本当は地図で地形を読んだり、地形を見て地図を読んだりすることも出きるそうなのだが、勉強不足だ。男坂を登りきった神社からは南方向が晴れてよく見渡せ、日和田山からは東方向の新宿副都心や埼玉新都心、低いながらも景色がよかった。地図読みは奥が深い。安全登山をするために、迷わないためにという最大の目的を充分に理解して身につけなければならない。今までは、低山ハイクでもコンパスと地図は必ず持って行っていたのだが殆ど役に立てていない事がわかった。これからは意識をし、地図を読み、コンパスを見、地形を読み、山行回数を重ねていこうと思う。 |
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コンパスで磁北線の書き方を知る | |||||||||||||||
7班に分かれ出発前に日和田山の方向を確認 | |||||||||||||||
地形と現在地の確認で地図を見る受講者 | |||||||||||||||
神社から見下ろす巾着田 | |||||||||||||||
地図にある電波塔の位置と地形などを確認 | |||||||||||||||
全員で記念撮影 | |||||||||||||||