大宮アルパインクラブ | |||||||||||||||
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報告者【正田のり、みどり】 | |||||||||||||||
奥羽山脈中部の船形山(1500m/200名山)・泉ヶ岳(1172m/300名山)は都市近郊の標高的には中級山岳の域であるが、ぶな林の美しい意外と奥深い山域である。本来、この二座を登るに当たって、縦走形式の山行が、この山域を知る上で良いのであろうが、市民ハイキングという事で、それぞれの山のピークアタックでもいたしかたない。以前からこの両山は二百名山、三百名山であるので、個人的には登ろうと思っていたが、石倉さんより市民ハイキングで計画していると聞き、一寸費用が高いが参加する事にした。 <13日船形山> 船形山への登山口となる、大滝キャンプ場までの長い林道は荒くれ道で、マイクロバスは途中何度か大きくバウンドするので、車内は乗客の悲鳴が響いいていた。駐車場についてみたら、二台のバスのバンパーはあわれにも大きくへこんでしまっていた。駐車場で班分けをし、なだらかな山道をしばらくは進んで行く。道は雪解けの泥んこ道であり、ブヨや蚊等の小さな虫が煩く、この時期の東北の山は虫除けネットやスプレーは必携である。これは翌日になって気がついたのだが、地元の登山者は携帯用虫除けベープを携行していて、これは良いと思った。眺望所を経て、三叉路までは平坦な道であるが、その先からは急登となる。途中、シラネ葵等の高山植物が咲いている。さしあたって、なんてことはない登山道を登って行くが、空模様が急に暗くなりだして、いよいよ心配していた雨が降ってきた。雨具をつけ山頂へ向かう。山頂では大雨となり、雷も落ちて来て、鮮明に撮れない記念写真も程ほどに、非難小屋へと逃げ込む。非難小屋は悪天候を避ける登山客で満員であった。昼食を立って摂っり、雷が落ち着くのを待って、雨の中出発となった。本日は悪天候のため、当初計画の蛇が岳を経由する周回コースを取りやめて、ピストンで下山する。見通しが利かないので、折角の始めてくる東北の山の地形や景色等は分からずじまいで下山する。下山を始めて直ぐ、リーダの柴田さんが人数を数え直して一人多いのに気付き、他の班のメンバーが紛れ込んでいる事が分かった。4班の方であったが、見知らぬ者同士のパーティーで有る上に、悪天候の影響で全員カッパを着ていたので、山頂で交錯している間に、当班に紛れ込んだと言うことであった。同一山行のパーティーに紛れ込んだので良かったが、他の違う方向へ下山するパーティー等に紛れ込んでおれば、大変なことになってしまったことであろう。途中、三叉路から前船形山の麓にある鏡ヶ池に寄って帰ったのだが、この頃から雨も上がり、湖面での撮影といもりを観察した後、雨でぬかるんでいる道をどろどろになって駐車場についた。途中、カッパの湯で汗を流し、宿舎に帰着した。 <14日泉ヶ岳> 朝のバスの中で、役員さんより泉が岳は仙台の高尾山だと聞いていたが、駐車場も数百台の車がパーキングできる立派な駐車場である。コースも表コース、かもしかコース、滑降コース、水神コース、北泉ヶ岳コースとお手軽なハイキングコースが整備されている。今回は泉ヶ岳スキー場のリフトを使い、滑降コースを使って山頂に立ち、昼食後水神コースを下るという、周遊コースをとった。本日は雨ではないが、ガスっていて、昨日同様に展望は悪い。リフトを降りて、スキー場を横切り、兎平から大石、お別れ峠を経由して、滑降コースへと入り、急登へと差しかかかる。横壁を越えて、カモシカコースの道と合流すると、頂上である。 山頂で全員での記念写真を撮った後、食事をとり、休息をとる。山頂ではお薬師さんや方向指示板等を見学してから水神コースを下る。賽の河原、大岩を経て水神の碑で小休止して、駐車場へと向かう。途中駐車場近くの川原で登山靴の汚れを落とし、駐車場へ到着する。 帰路は仙台宮城ICより東北道経由で帰ったが、1000円効果で那須の当たりから渋滞が始まり、さいたま新都心への帰着が遅れてしまった。さいたま市岳連の役員のみなさんお疲れさまでした。 以上 |
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船形山登山口で準備体操 | |||||||||||||||
船形山頂上で3班 | |||||||||||||||
泉ヶ岳頂上1 | |||||||||||||||
泉ヶ岳頂上2 | |||||||||||||||
泉ヶ岳の花(レンゲツツジ) | |||||||||||||||
泉ヶ岳の花(ウツギ) | |||||||||||||||
鈴沼 | |||||||||||||||