大宮アルパインクラブ
DATA CONTENTS
日付 2009/7/10(金)〜12日(日)
宿泊 前夜発1泊2日
天気 11日 晴れ時々曇り 12日 晴れ時々曇り
メンバー 小川・yamayuri・みどり・正田のり
歩行時間 11日早池峰山 登り:約4時間30分 下り:約1時間8分(休憩時間含む)
12日岩手山  登り:約4時間30分 下り:約1時間8分(休憩時間含む) 
アクセス 10日
  久喜駅東口 集合19:30 出発19:30⇒加須IC⇒東和IC⇒岳P(テント泊)
11日
  起床4:30 岳4:44⇒5:00河原坊P5:30→6:10 ⇒R1⇒7:20⇒R2⇒7:30→8:   30山頂→9:30→金蔵岩9:55→11:05小田越11:08→11:30→:ビジターセンタP     13:00⇒ブドウの湯⇒夜食⇒買出し⇒1640馬返し駐車場P CS
12日
  起床4:00 CS5:00→5:50一合目6:00→6:20二合目→6:50四合目7:00→7:   40R37:45→8:00 7合目→8:278合目小屋8:50→9:40山頂9:56→お鉢廻り→   10:408合目小屋11:00→12:12旧道三合目12:25→13:30P着13:45⇒14:    10ユートランド姫神⇒西根IC⇒加須IC⇒21:30久喜駅東口 解散
 参考 費用約5500円/1人
報告者【正田のり・yamayuri】
@早池峰山(日本100名山)1914m 7月11日 <のりさん記>
 北上山地は古い地層である。昔に山が削られて準平原になった地層が再び隆起したと言われている。早池峰山を除くと千bを少し超える山が多く、早池峰山19.14百b(突出して高い)から眺めると丘の上に、突起(ピーク)が有るような山塊である。早池峰の森林限界は15百b付近と意外と低く、直ぐに高山帯となり、灌木帯や高山植物の宝庫となる。これも、蛇紋岩(ビジターセンター説明文)の構成する山であるからであろうか?対岸の薬師岳16.44百b(山頂まで樹林帯)比べると森林限界が明らかに低い。串田孫一編『忘れぬ山々』河田骼≠フ紀行文では、這松が出てくる予定だが、コメガモリ沢より尾根に取り付くところからはは樹林から抜け、明るいお花畑を伴った岩稜・砂礫帯と成っていた。
 私達は前夜発で午前2時頃に岳のバス停駐車場へ着いて、テントを張り仮眠を取った。4:30頃に地元バス停関係者より、河原の坊駐車場まで今なら入れるから早く行った方が良いよと促され、意見にしたっがた。河原の坊の駐車場までは車で入れたので、計画のコースと逆コースで登頂及び下山する事にした。登山道入り口では、地元関係者が案内をしてくれる。将に、百名山の山コースである。コースには張り綱が有り、コースを示しいる。沢から離れ、頭垢離を経て、御座岩、打岩、千丈岩等の岩稜を高山植物を愛でながら、苦も無く登って行く。99番の看板を見ると山頂台地の一角に出る。大岩の手前に祠があり山頂の標識が有り、その前には三角点があった。山頂より、鶏頭山方面下った所はお花畑で、ハヤチネウスユキ草を十分と堪能する。草原は南部ソモソモとか何とかと言う草だそうで、(主みたな方にご教授願い)気持ち良い草原のお花畑を構成している。山頂を遊覧しながら三角点の方に戻って行ったが、途中井戸様な清らか水溜りを発見するが、ここは早池峰の名の由来となった霊泉だそうで、けして枯れることは無いそうである。山頂はお花シーズンで読売、朝日、毎日等ツアー登山が続々やって来て、大変に賑わいで有る。美しい自然を保護する、地元人々のご苦労を思うと切なくなる。食事の間、監視員の方とお話ができたが、私としては確認ができなかったが、宮古湾が見えているそうである。下りは小田越ルートを下る。8合目の梯子を難なく下り、ご金蔵を経て昼前には小田越に辿り着いた。薬師岳が目の前に有り、明るい峠であった。車道を右に早池峰山を眺めながら下った。登り、下りの登山路を十分観察が出来た。途中宮沢賢治の句碑を経て、その横から切り分けを下ると直ぐに河原の坊ビジターセンタに辿り着く。13:00まで車で駐車場を出る事ができなので、ビジターセンターで見学して、時間をつぶす。道路の規制時間が解除になり、岩手山に向けゴー!!途中、大迫町のホテルステイヒルのブドウの湯に浸かり、汗を流しさっぱりとし、国道364線を北上して行った。南部片富士と呼ばれる、山容がだんだんと近づいた来た。盛岡で小川さん推薦の中華屋で冷麺とジャジャ麺を食し、スーパーで買出し行って、本日テン場の馬返しのTS(テントサイト)についた。駐車場は、そこそこ広く結構な車が止まっていた。テントを張って、楽しい歓談の時間過ぎ、夜更けを迎えた。
 早池峰山  <yamayuri記>
 早池峰は1997年11月2日、 今から何年前になるのだろうか?・・・思い起こせば今から12年前、息子と一緒に登った思い出の早池峰です。早池峰山は、里が晩秋でも山はまさに冬山でした。その日は、秋晴れの良い天気でしたが、岩にとりついた"エビのしっぽ"がピンとたっていたのを思い起こしました。今回、正田夫妻の早池峰・岩手山に参加させて頂き、息子と登った早池峰の思い出を重ねながら、その時に雪に埋もれて見ることの出来なかった高山植物の花々を楽しみながら登りました。素晴らしい天気に恵まれ、この時期にしか見られない早池峰ウスユキソウの花を見るこtが出来てとても嬉しかったです。初夏の一番を飾る草花がとても奇麗でした。頂上には、さすが早池峰百名山、大勢の登山客で賑わっていました。頂上の小屋近くに携帯トイレが設置されていて携帯トイレ用ビニール袋350円を購入して初めて利用しました。持ち帰りですから初めちょっと違和感を感じましたが山の自然環境保護を再認識しました。何と言っても有料道路が1000円と言うのは魅力的です。今回は、心地よくのりさんの車に乗せて頂き、盛岡もとても近くに感じました。駐車場の車も他県からのナンバーが賑わっていました。青空の素晴らしい天気に恵まれ、のりさん&緑さん、小川さんと楽しく登りました。ありがとうございました。 
A岩手山(日本100名山)2038.2m 7月12日 <のりさん記>
 東北の脊梁である、奥羽山脈は火山性の山が多く、岩手山もその典型的な例である。複雑な火山の集合体で山頂を形成する富士山型(コニーデ形)に複数の火山が合わさっている。八合目より上の山頂丘陵はカルデラになっている。帰りの運手が長いので、早朝出発する。1合目までは裾野樹林帯を進み、階段(旧道が見える)を経て旧道と新道の分かれとなる。登りは新道と決めて居たので、迷わず進む。休憩に後から来た人が、旧道ですか新道ですかと尋ねられ、ハ〜ンてな感じであったが、親切に教えてあげた。4合目より上は灌木となり、序々に視界が開けて来る。旧道のお蔵石の辺が見てくれば、旧道を登っている登山者とも会話が交わせる。まもなく、道は左にトラバースすると、7合目に着く。そこからは、八合目小屋までは目と鼻の先で、お花畑の平が不動平まで続いている。ここから、山頂の丘陵の一角が見わたせるが、まるで大きなボタ山の様に見える。8合目の小屋で食事と休息で長め休みを取るが、風がきつくなったので、長袖とウィンドウブレーカを出し着込む。不動平にも新装の小屋があり、ここからボタ山の急登なる。お鉢の一角に出ると時計周りに最高峰薬師岳と向けて進んで行く。山頂の一角であるお鉢に出ると、大変な強風であったが、道程の如く立ち並ぶ祠に見守れながら進んで行くのであった。左右の瓦礫帯にピンクのコマクサが咲いていた。お鉢を高みに登った処が、山頂であった。やった、一つの区切りである百名山の登頂完成となった。三百では256座である。記念撮影を行って、お鉢巡りの続きにトライし、1週したところで、8合目の小屋方面に下る。不動平で不動非難小屋を見学したが、まだ桧の香りがプンプンする美しい小屋で、中では登山者が大勢昼食を摂っていた。8合目の小屋で再び食事をして、下山にかかる。下りは旧道を下る事とした。ゴロゴロとした石だらけの道を、落石を出さない様に注意しながら下る。よくもまーあ昔の人々はこんな道を登ったものである。新道を登って正解であった。3合目で休息を取って、新道との分岐で1本道と駐車場へと辿りついた。駐車場では出店が出ていたが、残念ながら、ビールでは無く、アイスクリーム屋であった。帰路はユートランド姫神(姫神山を眺めながら)に行って汗を流しサッパリして、ソフトクリームを全員で食べてから帰路に着く。
 岩手山  <yamayuri記>
のりさんの「100名山完登」の記念すべき岩手山登頂の喜びを共に分かち合い、頂上にいた人たち皆に拍手を頂き素晴らしい山行になりました。yamayuriも百名山一つ更新することができました。岩手山は岩手富士と呼ばれるように遠くから見る山容は富士山のようですが、八合目から見る岩手山の頂上は、シナ鍋を逆さにしたナベ底のような平らな山容が印象的でした。新道の初夏を彩る花々を楽しみながら登って行きました。八合目にある避難小屋はとても立派で避難小屋とも思えない建物です。その奥の不動平避難小屋はりっぱな石室の避難小屋で奇麗で快適そうでした。また登る機会があるなら、是非泊まってみたいと思いました。山頂は時折強い風に雲が流れ、雲の中に入って山が見えなくなったりしました。山頂のお釜を一巡りしました。古から信仰の山として大勢の人々が登ってきたことでしょう。山道に置かれている石像が風雪の厳しさに耐え人々を迎えてきたことを物語っているようでした。「登って感動」「下ってありがとう」素晴らしい岩手山でした。
正田のりさん日本百名山全踏破