大宮アルパインクラブ
DATA CONTENTS
日付 2009/7/12
宿泊 前夜発テント泊日帰り
天気 曇り時々晴れ
メンバー jiji(L)・真野・こげん太・タカ
歩行時間 7時間10分
唐沢鉱泉1870m(6:40)〜第一休憩地点2130m(7:40)〜第二休憩地点(8:30)〜黒百合ヒュッテ2400m(9:00)〜小休止〜中山峠2440m(9:28)〜東天狗岳2640m(10:20)〜西天狗岳2646m(11:05)〜休憩(11:32発)〜第二展望台(11:32)〜第一展望台(12:25)〜分岐2145m(13:05)〜唐沢鉱泉到着(13:50)
アクセス 春日部〜大宮〜川越〜圏央道〜中央フリーウェイ〜諏訪南IC〜唐沢鉱泉登山口(往復)
報告者【真野】
 清掃登山以来の久しぶりの山行に心躍らせ、夜20:00過ぎjiji車にタカ嬢と乗り込み大宮駅を出発、川越駅でこげん太嬢をピックアップし、渋滞を目撃したことのない圏央道を軽やかに走り、中央フリーウェイへ。懐かしのアラフォー世代のポップスを聴きながら快適に走って諏訪南インターを下り唐沢鉱泉に向かった。三井の森の別荘地の中を抜けて標高を上げていく。三井の森を過ぎると唐沢方面の案内があり、左の未舗装のジャリ道に入る。唐沢鉱泉到着は24時近くだった。駐車場にテントを張り、しばし談笑。5時に目覚ましをかけ就寝。テント泊で眠りに着くのがなかなか出来ない私も今日は、30分ぐらいで眠りに着く事ができた。朝になると目覚ましが鳴る前にかすかな沢の音と鳥の囀りが優しく起こしてくれた。北八ヶ岳・天狗岳の中腹に位置する唐沢鉱泉は400年以上も前に戦国武将武田信玄が信濃攻略の折に開いたとされる将兵療養の秘湯。この秘湯を起点として登山口から緩やかな広い道を歩いてゆく。苔むした岩肌やシラビソやダケカンバ、コメツガの原生林を登ってゆく。曇りから時折日差しが現れ、湿った苔の岩を照らして目に見る光景が美しい。高度を上げてゆくとやがて灌木帯となり黒百合ヒュッテに到着。大休止を取る。ここからは、ハイマツが岩と調和し美しい東天狗岳と西天狗岳を見ることができた。5分ほどで中山峠に着くと東の展望がよい。稲子岳の南の岸壁も迫力がある。雲は高いし雲間からは青空も見え、まずまずの天気だった。高度感のある縦走路は山登りを始めてからずっと憧れていた。すでに2440mを超えている。体調も気分もすこぶるいい。シラビソ、ハイマツ、ダケカンバの灌木、岩の間に咲く小イワカガミの花に気持ちが癒され、疲れを感じさせない。そして徐々に高度を上げてゆくと岩場が多くなり東天狗のピークが見えてきた。頂上に着くと沢山の登山客が訪れていた。南の縦走路を見ると何人かが天狗を目指している。東天狗からは、目の前に根石岳、硫黄岳、南に八ヶ岳の主峰赤岳、阿弥陀岳がはっきりと見えている。久しぶりの充実感と爽快感を堪能できた。西の天狗に向かう。ガレ場を少し下りすぐに西岳となる。ここで長めの休憩とお昼を取った。西からも周りの山々、尾根を流れる雲筋など素晴らしい眺めを見ることが出来た。西天狗で雨粒が少しぱらついてきたが、さほどではない。名残惜しいが下山しなければならない。唐沢鉱泉で湯に浸るのだ。最初の下りは、ザイテングラードにも似た岩場の尾根。手足の置き場に注意しながら下りて行く。下りは大変だが、岩場はやはり楽しい。雨もひどくならず快適に尾根を歩いてゆく。第二展望台、第一展望台と過ぎる頃には一番視界がなく残念だったが、唐沢鉱泉への分岐に差し掛かる頃には回復しそうな感じだった。分岐からの下りは滑りやすい歩きになったが、なるべくペースを落とし慎重に下っていった。沢の音も聞こえ始め、唐沢鉱泉の建物が見えてきた頃にはすっかり晴れていた。唐沢鉱泉では疲れた体を癒すために温泉にに入った。なかなか良い湯でとても満足した。唐沢鉱泉を出発し、三井の森の別荘地(売出中もそこそこある)を通り、コンビニで運転を交替し諏訪南インターへ向かった。今日も幸福感で一杯の山行になりました。jijiさん、こげん太さん、タカさんお疲れ様でした。ありがとうございました。 o(^v^)o
第一休憩地点
黒百合ヒュッテの前で
東天狗のピークはもうすぐ
東天狗から見る八ヶ岳連峰
西からの岩尾根を慎重に下る
三井の森方面をバックに こげん太嬢