大宮アルパインクラブ
DATA CONTENTS
日付 2009/7/25〜27
宿泊 25日:白馬山荘、26日:蓮華温泉ロッジ
天気 曇り、霧、のち雨
メンバー 石倉・鈴木・大竹・他30名(一般26名、役員7名、合計=33名)
歩行時間
アクセス 期日:7月25日(土)〜27日(月)・24日(金)夜発の2泊3日
集合:7月24日(金) さいたま新都心駅改札前20時30分
行程:7/24 さいたま新都心駅→関越自動車道川越IC→上信越自動車道→長野IC→栂池高原スキー場
   7/25 6時30分栂池高原スキー場→白馬大池→白馬岳→白馬山荘(泊)
   7/26 白馬山荘→白馬大池→蓮華温泉ロッジ(泊)
   7/27 蓮華温泉→平岩駅→さいたま新都心駅
報告者【レポートは一般参加の方に書いてもらいました】
 金曜の夜、21:00 新都心よりバス発進。(一般参加26名、役員7名)
 翌(7/25)朝6:30より、初期計画の蓮華温泉から登るコースではなく、栂池高原(831m)からゴンドラとロープウェイを乗り継いで、1829m地点へ。7:45登山開始。天気はすっきりしないが、北アルプスの名山に元気に登れる喜びに感謝しつつ、樹林帯の登りや湿原の木道を一歩ずつ踏みしめる。途中に小さい雪渓を渡り、野鳥の美声を楽しみ、乗鞍岳(2436m)を越え、大きな岩と格闘して大池が見える地点まで来ると、ついに雨が・・・以後は雨具を外せない状況で進む。それでも、心を和ませてくれる大池を囲む風景の中で、昼の休憩を取り、再出発(11:45)。体調不良の2名と1役員が大池山荘に留まることとなり、暫しのお別れ。トムラウシの大きな遭難事故の後でもあり、役員さんの気配りと慎重さが伝わってくるので、安心感は高い。それでも、全員が絶好調という訳にはいかず、励ましあいながら、小蓮華山、三国境を経て白馬岳山頂(2932m)(15:45着)までゆっくり進む。途中、短い晴れ間とは言え、鉢ヶ岳、雪倉岳に連なる稜線と緑の山腹の雄大な美しさを堪能できた。雷鳥の雛が親鳥のそばを歩く姿も偶然目撃できた。16:00に漸く白馬山荘に到着。長野と富山の県境にまたがる山荘は人でごった返しており、雨具の乾燥もままならない。(宿泊客1500名とのこと)
 翌(7/26)朝、他グループより遅めの6:45出発。気象予報より、雪倉岳と朝日岳の縦走を断念することが前夜のミーティングで決定していたので、大池までは往きと同じコースを余裕をもって引き返す。ウルップ草などの珍しい花々と這松が風に震える様子や、雲の速い動きによる風景の大転換や、何万年もの浸食や噴火の証らしい複雑な礫の配置に目を瞠りながら、往きとは異なる雰囲気を楽しんだ。小蓮華山頂(8:45)で、別行動隊と合流し、再び全員が揃う。大池までの高原ハイキングのような気分は、お花畑を前景にした白馬岳の大雪渓を遠望して最高潮に。大池で昼食後、11:25から3時間弱の蓮華温泉までは、雨模様で蒸し暑く、薄暗い樹林帯の中を約1000m下るという苦行行進。高山植物に喜びを見出して歩く人もいたが、私は温泉だけを楽しみにひたすら歩いた。14:15到着と同時に本降りの雨が落ちてきたのは幸運なタイミングだった。
 コース変更により、翌日が帰路のみとなったため、ゆっくり秘湯を楽しんだ。早い夕食後、有志による野天風呂めぐりという優雅な体験で、夕暮れの山を眺めて1475mの高地の自然に溶け込んだ。山の大きさと人の小ささを体で感じる瞬間であった。
 翌日、平岩駅でバスを乗り継いで、予定より早く、17:40新都心着。
全員無事にすばらしい体験を重ねて帰着できたことを喜び、お世話になった方々に感謝したい。
1.栂池朝の体操
2.白馬山荘夕食
3.白馬山荘
4.白馬山頂
5.大雪渓とお花畑
6.白馬大池
7.蓮華温泉仙気の湯
8.自己紹介タイム