大宮アルパインクラブ
DATA CONTENTS
日付 2009/8/14〜
宿泊 テント
天気 晴れ
メンバー 石倉 大竹
歩行時間

コースタイム 涸沢445 五・六のコル 550 三・四のコル 710 三峰ピーク 840 前穂山頂 900 吊尾根最低鞍部 1010 1130 奥穂山頂 白出のコル 1215 涸沢 1340  計8時間55分 休憩含む

アクセス
報告者【大竹】

前日の入山日、雨に打たれ疲れて涸沢に入り、テントからも出られず早々に夕食を済ませ、就寝につく。暗いうちに五・六のコルまで上がっていたいと思い、当初の計画を4時涸沢発とした。今日1日天気は良さそうだ。3時に目覚ましをかけたがそれより前に起きてしまった。それでも朝食や準備でゆっくりしてしまい出発は445になっていた。テント場から「奥穂」の標識に従い雪渓を上り始める。すぐにルートを左に取るのでむしろヒュッテの脇から上ったほうが少し早い。雪渓の脇のガレ場を五・六のコルへ向かう途中、いくつかパーティーを追い越す。五・六のコルにも先行パーティーがいた。ここで登攀具を付け五峰への登り。這い松から突き出た岩塊を頂上へと詰める。四峰は浮石が多く、下のパーティーに落とさぬようヒヤヒヤしながらの登りとなった。三・四のコルに降り立ちロープを結ぶ。幸い、ここでの先行は3人の1パーティーのみ、ルート観察をしつつ休憩し、間もなく登攀開始。先行パーティーは正面の凹角をとったが、定石通り左から回りこむようにして登り右に進むと大きなテラスに支点がありそこでピッチを切り石倉さんに上ってもらう。そこからもう1ピッチ。すぐに2本の岩溝があり、どちらも上れそうだったが、こちらも定石どおり右の大石のたくさん詰まったルートに入る。そこを抜けてしばらくロープを引き、またセカンドの石倉さんに登ってもらい、そこでロープ処理をしている間に石倉さんが上部偵察。この後はフリーで抜けられそうということで三峰上へはフリーで抜ける。二峰のクライムダウンで前穂の頂上より声がかかり、気持ち良く手を振り答える。前穂の頂上では遠く槍ヶ岳をバックに写真を撮ってもらい、休憩後吊尾根を下る。ガレ場をどんどん下り、岩峰を登り降りしていくと吊尾根最低鞍部分岐点で登山道と合流、登山道を奥穂へと辿った。

5・6のコル
5峰の登り
4峰の登り
快晴、渋滞もなし!
北尾根下部を背に
前穂頂上
夏合宿10名全員(上高地)