Omiya Alpine Club
山行報告
DATA CONTENTS
日付 2010/1/9〜10
宿泊 8日夜発・9日朝発 テント1泊
天気 9日・・・快晴 10日・・・曇りのち雪  
メンバー 石倉、大竹、正田のり、みどり、小川、鎌田、吉川、真野
歩行時間 赤岳鉱泉(テン場)までのアプローチ 美濃戸口〜赤岳鉱泉・・・3時間20分
★ジョウゴ沢アイスクライミング(正田のり、みどり、大竹、小川)
8日久喜自宅8:10=8:45桶川9:00=川島IC=圏央道・中央道=諏訪南IC=美濃戸  口12:30着
9日 起床6:00 美濃戸口 出発7:30−8:35美濃戸8:45−9:45北沢林道終点9:  55−10:30赤岳鉱泉手前10:35−10:55赤岳鉱泉テン場12:30−ジョーゴ沢F2    でアイスクライミング−15:50帰幕
★赤岳パーティー(正田、小川、真野) 
 赤岳鉱泉〜行者小屋〜地蔵尾根〜赤岳〜文三郎尾根〜行者小屋〜赤岳鉱泉 4時間半
★阿弥陀岳パーティー(石倉、鎌田、吉川)
 赤岳鉱泉〜行者小屋〜阿弥陀岳(往復) 4時間10分
赤岳鉱泉6:40→行者小屋7:20→中岳と阿弥陀岳のコル8:40→頂上9:20→赤岳鉱泉11:00
アクセス 大宮駅〜圏央道・川島IC〜八王子JC〜中央道〜諏訪南IC〜美濃戸口(往復)
★赤岳パーティー(正田、小川、真野)
Report by 【真野】
冬の八ケ岳登山は初級から中級レベルに位置付けられる。しかし氷点下20度にもなる寒さと風が強く、天候が悪いと厳しい登山になる。入山日は美濃戸口より赤岳鉱泉へのアプローチ。雪はしっかりと積もっているが、アイゼンは不要で雪の車道と樹林帯の落ち着いた登山道である。快晴の天気に恵まれ美濃戸山荘でお茶休憩し赤岳鉱泉に到着。ここから見る八ヶ岳連峰の景色はごつごつして険しくも美しい。空の青さにくっきりと稜線や雪の山肌が映し出され強烈に印象に残る。先発組はジョウゴ沢でアイスクライミングを、我々後発組はテント張り準備をしてゆっくりと過ごす。アイスキャンディーといわれる人口氷壁がありクライマーが練習をしているのを見たりして過ごした。夕食は「よせ鍋」各自材料を持ち寄り、塩、しょうゆのみで味付けあとは野菜や肉等の素材の味を引き出して・・・味は・・・まあまあ。お酒もちょっぴりのんで気分よく過ごす。日が照らなくなると一気に気温は下がり始める。テントの外は氷点下15度くらいだろうか。埼玉の氷点下とは比べ物にならない。防寒着を着込みシュラフに潜り込んだ。さほど寒くはないが、アプローチでのザックの重みで肩がこりうっ血しているのかなかなか眠れなかった。起床は4時15分。朝食は昨夜の残りの鍋にアルファ米の残りとラーメンを入れて食べた。天気は夜は晴れて星が見えていたのに朝は雪に変わっていた。アイゼンを装着し(12本爪アイゼンは初めて)、装備を確認してまずは行者小屋に向かう。ここで阿弥陀岳パーティーと赤岳組パーティにわかれる。最初は緩やかな樹林帯をゆっくり登る。12本爪アイゼンの性能は抜群でこうも滑らないとは驚きだった。地蔵尾根はやがて徐々に急な登りになってくる。人気の山なのでトレースは間違えようのないくらいにしっかりしており、厳冬期でも渋滞するくらいだった。前のパーティーに追いつきペースを合わせる頃にはかなりの急斜面。ここで景色を見られたら最高であるが、雪で何も見えない。稜線に出る手前は急で岩場の危険な箇所も多く、適切なアイゼンワークが要求される。初めてなので慌てず一歩一歩安定した歩きに注意しながら登って行った。稜線はさらに風が強く、まつげが凍るためゴーグルをつけたが、それでも少し露出した頬と鼻の頭が痛い。赤岳展望荘で少し風を避けさ湯と行動食を取り出発。主峰赤岳は間もなくだ。しかしここからもさらに厳しい気象状況。またパーティーの多さには驚かされる。赤岳頂上小屋に着くと直ぐに山頂に着いた。展望は残念ながらなしでも感激ひとしお。厳冬期の赤岳山頂を踏んだのだ。晴れていれば富士山や南ア、北アなどが見えるはずであった。登頂者でごった返していたが写真を2、3枚撮って5分くらいで下山。文三郎尾根を行く。鎖場などの急斜面をアイゼンワークを注意しながら下りていった。急な斜面以外は、ほとんどフラットフッティングでOK。正田さんが指導と確認をしてくれた。このフラットフッティングでも12本アイゼンの性能に関心。慌てずやはり一歩一歩踏みしめて歩く。他の事に気がとられると危ない。ちょっとの油断で滑落は必至。低い樹林帯が見えてくるとあとは楽だ。風も静かになり雪深い山の感触を味わいながら下山する事ができた。下山後は赤岳鉱泉でコーヒーを飲み落ち着き無事下山してほっとする。美濃戸口に到着するころには、登った赤岳も晴れて綺麗な姿を見せていた。
美濃戸口で出発前1
美濃戸口で出発前2
入山日(9日)の赤岳鉱泉
赤岳鉱泉の「アイスキャンディー」
大同心〜小同心〜地蔵仏への稜線
主峰赤岳(前日)
赤岳山頂1 小川さん(顔が真っ赤です)
赤岳山頂2 真野(厳冬期冬山初挑戦でした)
赤岳山頂2 正田さん(アドバイスありがとうございます)
★ジョウゴ沢アイスクライミング(正田のり、みどり、大竹、小川)
Report by 【正田】
美濃戸口から赤岳鉱泉までのアプローチは何時もの通りであった。道も綺麗なトレースが付いており、橋や桟道も整備されていた。赤岳鉱泉でテントの設営後、小屋で食事と受付をして、テントに戻りハーネス等の準備をして、ジョーゴ沢へ向かう。途中のF1(5m)では先発のパーティーが2本程トップロープを張っていた。ここでアイゼンを付け、四人でトレーニングのつもりで2〜3回ダブルアックスで登り降りをする。F2(15m)では、既に2パティーがトップロープを張っており、大賑わいであった。滝は既に凍っていたが、中央から向かって左側が氷が厚く、右側は薄く、中の水が透けて見えていた。先発パーティーは既に条件の良い方に取り付いていたので、われわれは準備をして、正面右側の氷に取り付くことにした。氷が薄く、岩から剥がれ落ちてしまう。初級者としては最初のビレー点まで、かなり苦労して登り、先ずアイススクリューを決めたいが、直ぐにすっぽ抜けて決まらない。何度か別の位置にセットして決める。次のビレー点でも不慣れなせいで、時間を掛けてセットした。フィフィをバイルにセットして、少しふくろはぎを休めたが、パンパンの状態である。その上は傾斜もゆるくなり、滝上のビレー点までは難なく登り付く。トップロープの支点を作り、懸垂で降下する。次にヒロリンさんが登り、中央のルートが空いたので、支点を滝中央に付け替える。チャーボーさんや私、ヒロリンさんと何度か登り、さらに混んで着たので、回収して引き上げることにした。本日の場合天候も良く、クライミング中の待ち時間は日向にいればあったかだが、日陰は寒い。防寒対策はばっちりと必要であろう。帰幕後、後発隊のメンバーと合流する。                             以上
赤岳鉱泉までのアプローチまでこんな荷物
アプローチで出遭った かもしか
のりさん
大竹さん
小川さん
★阿弥陀岳パーティー(石倉、鎌田、吉川)
Report by 【石倉】
朝起きると雪だった。昨夜は満天の星だったのに…。予報では午後から回復とのことだった。6時40分に出発する頃にはかなり明るくなってきた。まずは行者小屋に向かう。行者小屋で赤岳パーティーと別れる。小屋の先の文三郎尾根との分岐を右に中岳と阿弥陀岳のコルを目指す。トレースはしっかりしていた。途中右に北稜に向かう2パーティーを見かける。徐々に急登になり、コルに出た。天気が良ければきれいな富士山が目の前に見えるところだ。一本休憩をとり、頂上に向かう。ここから頂上までは岩場と雪の急斜面で、また視界が悪かったため緊張した。途中ザイルを準備するパーティーを追い抜く。無事に登頂。他の登山者は誰もいなかった。天気が良ければ360度の大展望を楽しめたのに…。雪は止みそうになかったので、記念の写真を撮りちょっと休憩をしてから下山する。頂上から少し下ったところで左に北稜を登っているパーティーを見かけた。コルまでの間で登ってくる数パーティーに道を譲った。アンザイレンをしているパーティーもいた。コルからは行者小屋経由で赤岳鉱泉に戻った。
今回は天気に恵まれなかったが、例年よりも多い雪でそれなりに雪山を楽しめたと思う。
行者小屋の前で
阿弥陀岳頂上、鎌田さん・吉川さん
阿弥陀岳頂上直下の岩場
行者小屋の風景
テント撤収後記念写真