Omiya Alpine Club
山行報告
DATA CONTENTS
日付 2010/3/7
宿泊 前夜発みちしるべ湯沢泊、日帰り
天気
メンバー 山スキー組・・・石倉、米澤、正田のり、みどり、濱田、古村 テレマーク2名,アルペン4名
雪組・・・山本、町田、桐生、眞野 
歩行時間 6時間30分 出発7:30〜日白山12:30〜下山14:00 スキー組 6時間 
アクセス 東松山IC〜越後湯沢IC〜R17で二居の田代スキー場ロープウェイ駐車場(往復)
雪組
Report by
【眞野】
ちょうど1ヶ月前の2/7に同じ場所に来た時より周りの雪は少なくなっていた。R17から二居地区方面に分かれるところの脇から取り付き、膝くらいの深さをラッセルしてゆく。1ヶ月前から比べるとかなり雪は少ないので楽に登れるかもしれないと期待しながら進んで行く。横を山スキー組がスイスイを軽快に進んで行くのを羨ましく思い、いやいや頑張るぞと気合を入れる。息を切らしながらも比較的スムーズに歩ける。前回の事を思うと気がまぎれる。風はほとんど吹いていないが相変わらず粉雪が舞っている。植林の道を抜け、ブナやダケカンバの林になるころに二居峠に到着。前回の4分の1の所要時間。ここから稜線へは未知の世界だ。なかなか雪山の快晴には恵まれない私だが、今日は稜線の歩きそのものを楽しもうと心が弾む。右の尾根に取り付き、巨大な雪庇に驚く。分厚いのだがいつ崩れるか分からない。しばらく細い尾根や急斜面を行くと間もなくかなり大きな送電線の下に出た。東谷山へはなだらかな稜線が続いており気持ちよい。ただ、晴れていればもっと楽しめたのになあと思いつつ歩く。1340m付近からはなだらかになってくる。ダケカンバやブナも少なくなり霧氷が美しい。東谷山まではなだらかで、山本さんのトレースを踏んで歩く。スタンスが長いので短足の私はどうしても追いつかない。生憎晴れてはいないけど一面白銀の世界。本来(晴れ)であれば、様々な山が見えるはずである。平標山、仙ノ倉山などなど。間もなく東谷山へ到着。ここからは目指す日白山が見えるはずであるが、稜線がかすかに見えるだけだ。東谷山からは一旦少し下り再び登り返す。1519mのピークを越えさらに登ってゆくと緩やかな円丘の日白山山頂に到着する。しばらく休憩していると山スキー組の濱田さん、古村さんが到着した。25分間の山頂は展望は望めなかったが、前回の二居峠までの歩きと比べるとはるかに充実感と達成感を味わう事が出来た。下山は軽快に山本さんの後を着いて行く・・・と言いたいところだが、慌てずゆっくりと歩いてくれたのでなんとか追いつく事が出来た。八ヶ岳に続き、2回目の稜線歩き。充実してなかなか楽しい山行になった。先輩方有り難うございました。米澤さん行き帰りの車の運転お疲れ様でした。

東谷山への稜線歩き(山スキー組が先を行く)

日白山々頂にて 1

日白山々頂にて 2 (山スキー組2人も到着)
山スキー組
Report by
【濱田】
ニ居〜東谷山〜日白山〜地王堂川〜ニ居
7時30分スキー場の駐車場を出発,国道を渡りシール装着。
7時40分,慰霊塔の脇から林道を登り始めた。
湿雪であまり雪が積もった形跡がない。10cmくらい?
林道をたどりながら高度を上げ,峠の東屋が見え始めたらショートカット。
8時20分ニ居峠。かんじき組と合流ししばし休憩。あまり寒さは感じなかった。
8時30分出発。鉄塔に向け登りはじめた。
8時50分鉄塔下を通過。チェックポイント1195M付近でやせ尾根の急登に当たった。
この後,もう一つ急登を登ると緩斜面に出た。
9時30分頃1330M付近,かんじき組が休憩していた地点で後続を待つことに。しばらくすると,4人が次々に到着。
10時過ぎ,登攀再開。ゆるい傾斜が続き,少し行くと見事なぶなの疎林帯に出た。
緩斜面にふくよかな雪のまるみ。ここは楽しめそうだと思った。でも,あのやせ尾根下るのはちょっとなぁ・・・。リズムを変えず黙々進むと,樹林帯を抜け雪饅頭が見えた。登ると先はなだらかな広い稜線。
10時45分東谷山到着。タイムオーバー気味。かんじき組が遠く1519Mピークに取り付いているのが見えた。
11時5分1519Mピーク。日白山まで行き着きたい。タイムリミットが迫る。
11時35分日白山手前の小ピーク,もやの奥に休憩するかんじき隊が見えた。
ここまでくれば大丈夫。山頂踏めるでしょう。
11時50分,出発前に集合写真を撮るかんじき隊に合流。
町田さんが他パーティーの方にシャッターをお願いしているところに到着でき,ちゃっかり写真に納まった。
かんじき隊は準備も整い,早々に出立していった。人気がなくなると急に寒さを感じた。
お湯をすすり,パンをかじった。ピークからの滑り出しはちょいと急だ。
下っていく先を観察。先のほうに横たわる尾根の大きさが気になった。沢筋に下り下のほうでかわす方針に。シールをはがし,ワックスを塗って準備完了。今日は暖かいのか,板に降る雪がすぐに水滴になった。
12時20分出発。稜線沿いに下り,鞍部のドロップポイントに移動。古村さん,軽快にターンしながら下っていく。こちらはというと,やや重い雪に苦戦。足もくたびれ気味のため,アルペっンったーん。
「テレマークになってませんやんか」古村さんにつっこまれた。
12時30分頃,1320M付近で沢の雪壁が行く手を阻む。少し戻り,斜滑降で壁を登りあげることにした。
先行する古村さん,スーっとうまく登りあげた。続く,はちべえ。ちょいコケ。
尾根に乗ると,「真っ白ですやんか」つっこまれた。
1100M付近で川床に堰堤が見えた。おそらく一個目の堰堤。
13時5分1070M。2個目の堰堤付近で渡渉を決断。沢に下りた。雪は割れておらずうまく右岸に滑りあがれた。少し進むと・・・そこは!どんぴしゃの林道終点だった。古村さんおみごと。読図と決断の素晴らしさを見せていただいた。林道は延々,まっすぐ下っていく。快適な緩斜面だった。じきに道路は雪がなくなり,路側の雪壁上を滑った。民家が見え始め,13時30分雪が切れ・・・アスファルトに飛び出し転倒。
大笑い。お疲れ様でした。ありがとうございました。板を担ぎ,道路を下り13時35分,駐車場に到着。
米澤さん,正田さん,石倉さんらと再会。皆さんは,東谷山で折り返し。
快適な斜面もあり,急登のやせ尾根もトラバース出来たようです。。
皆さん,ありがとうございました。そして何より,古村さんありがとうございました。

二居峠でワカン組を待つ

東谷山へ向かう稜線

ワカン組と一緒に

みどりさんシール不具合?

もうすぐ東谷山

木が若い

さて行きますか〜。

林道