Omiya Alpine Club | |||||||||||||||
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Report by 【正田】 | |||||||||||||||
<立山新雪スキー> 21日(吹雪) 朝7時過ぎに久喜を出発し、室堂ターミナルには12時過ぎに着く。途中黒四では 吹雪のなかを重荷を背負ってケーブル駅まで到達する。 室堂で濱田さんと落ち合い出発の準備と腹ごしらえをして出発する。濱田さんは午前中は天候が 悪く、待機していたそうである。 本日のこの天気では、小屋までの移動で行動を終えざるをえない。と言い訳し、後は温泉とビー ルとウイスキーのお湯割りで夕食まで過ごす。 22日(晴れ後雪/夜間吹雪となる) 素晴らしい晴れである。奥大日が美しい。昨日は吹雪で景色が 見えなかったが、昨年、一昨年と比べて雪は少ない。朝8時20分に雷鳥沢に向け出発する。 先ずは、雷鳥平に向け一滑り、新雪が心地良い。テント村を横断し、沢を渡ってシールを貼る。 苦しい雷鳥沢のシール登行を約1時間15分程詰める。奥大日や周りの景色を眺めながら、気分 が紛れる登行である。御前小屋まで登っても雪が付いてないので、雷鳥沢のTOPより、滑降の 準備をして、沢筋目指してダイブする。ふかふかの新雪を私は沢の芯方面を滑り、濱田さんは少 し尾根よりを滑って行く。両人とも新雪でふわふわと滑って行く。ところ所新雪の下に岩が隠れ ており、スキー板の底を痛めてくれるのが玉に瑕である。Hさんとの待ち合わせの為に、11時 に雷鳥荘に帰着して、無事落ち合った。 昼食後に、今度は大走りに向かう。再び雷鳥平に向け一滑りして、大走りの急傾斜登行をキック ターンを繰り返し、繰り返し登った。尾根が左に曲がり、真砂岳が正面に見えて来たら、大走り 沢の、絶好のダイブポイントである。上部の雪は十分に有る。テルモスの中味を飲み体を温めて、 シールを外し、滑降の準備をしてから、濱田さんを先頭にして、3人は深雪に飛び込んだ。 中間部までは最高の雪の状態である。下部は上から見ると露岩だらけである。斜滑降で尾根の方 へ戻り、尾根下部の急斜面を雷鳥平に向け、新雪新雪と狙って滑る。沢を渡り、雷鳥平テント村 から一頑張りして、雷鳥荘に3時に帰着した。大満足の一日であった。その後はお決まりの、温 泉と宴会であった。 23日(快晴) 昨晩吹雪いていたが、朝起きたら素晴らしい天気である。本日は室堂山の方面へ出て、 午後の便で帰る計画だ。私は県警隊小屋前に荷物を置き、空身となって登る。約50分の登りで、 北アルプスの展望台である、室堂山に到着する。北は毛勝から北方稜線、剣岳、大日岳、正面右 に鍬崎山、遠く西には白山山系、南には薬師から黒部五郎、傘、槍、穂高、鷲羽、水晶等の大パノ ラマである。ゆっくりとパノラマを官能し、滑降の準備をする。 下りは、雪が少ないので、コース取りを注意しながら滑る。最後の室堂を前にした大斜面で、皆気 持ち良く滑っていたが、ところ所に隠れた岩があり、スキーの底は悲惨な目に有ってしまった。 室堂でスキー板の底を見ると、瑕がザックリと行っていた。 ターミナルでもう一日滑って帰る、Hさんと別れ、トロリーバスに乗って、帰途に着く。 今年も多少雪が少なかったが、直前の寒波で降った新雪で、楽しい初滑りとなった。 濱田さん、Hさんお疲れさまでした。 以上 |
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