Omiya Alpine Club
山行報告
DATA CONTENTS
日付 2010/04/14
宿泊 日帰り
天気 晴れ
メンバー 眞野
歩行時間 5時間10分
登山口8:30〜ニリンソウ群生地分岐8:50〜尾根9:06〜天狗岩9:15〜シラケ山9:30
〜岩稜尾根〜横道コース分岐10:32〜マル10:41〜烏帽子岳10:56(食事休憩)〜
出発11:50〜烏帽子のコル12:00〜シラケ山12:40〜天狗岩分岐12:55〜おこもり岩
13:30〜ニリンソウ群生地分岐13:16〜植林帯13:35〜登山口13:40
アクセス 春日部〜川越〜R299〜秩父市内〜小鹿野〜志賀坂峠〜上野村〜塩ノ沢〜登山口
Report by 【眞野】
有給休暇となったので西上州のどこかに行こうと思って月曜日あたりから「山と高原地図」を見る。マイナーな山でも面白い山が多いのが西上州。ふと目に付いたのがシラケ山、烏帽子岳。あまり登られていない山とはいえ、webで検索すると出る出る山行の紹介。ニリンソウやアカヤシオの花がもう少し後になるが咲き乱れるという。今回は仕方ないが歩きを楽しもう。登山口には“天狗岩登山口”と書いてあるが、シラケ山や烏帽子岳とは書いていない。植林帯は7.8分と短くて直ぐに雑木林の登山道になる。登山口から癒しの沢音を聞きながら、天狗岩とニリンソウ群生地の分岐にすぐに着いた。咲いてはいないけれどイメージしながら優しい道を歩く。なるほど群生地の道は、しっかりと整備されている。程なく尾根に出ると風が強い。でも天狗岩に着くころには、吹いていたのが忘れるくらい静かになった。天狗岩からは北北東方面に表妙義が見える。先週登ったところだ。天狗岩の頂上にはツガの巨木があり展望を邪魔する南側はあまり見えない。シラケ山まで行く間、高い一本の岩、寄り添うように2本目の岩。夫婦岩と名付けよう。尾根をゆっくりと暖かい日差しを浴びながら快適に歩きシラケ山に到着。ここからの展望は素晴らしかった。北アルプス、浅間山、日光方面、谷川連峰、御座山、四方原山、両神山など。御座山と四方原山の間に尖った真っ白な雪山が顔を出している。どこの山か気になるので、あらかじめ磁北線を書き込んだ「山と高原地図」の周辺図で正確に調べると間違いなく赤岳だ。まだあんなに雪をまとっているではないか。行きた〜い!なんとかならないものか〜と思いながら・・・。シラケ山ではそうこうして15分滞在。ここからは細い岩稜尾根となる。なかなか切れているところもあったり、7つほどのピークからは景色もよく見える。烏帽子岳も見えてきて、両方が開けたときに写真を撮ろうとセルフで撮ってみた。景色ばかりでも物足りない。自分がここにいたという記しが欲しくなった。高度を下げてゆくと横道との分岐に着いた。ここで手袋(帰りに拾う)を落としてしまった。コルに着き、烏帽子岳への分岐もあるが、ここはマルへも足を運び北へ烏帽子岳を目指す。マルのピークから見た烏帽子岳を見たら、大ナゲシを思い出した。似ているのだ。コルに着き眺めるとやはり似ている。取り付いてみると距離は短く、登りも大ナゲシほどではなかった。山頂は誰もいなく独占だ。無風。眺望よし。ここで大休憩タイム。今日は布やんメソッドで食事。コッフェルに水を沸かし、チキンラーメンを1分くらい。眞野メソッドはここにタカメソッド(サトウのご飯)をプラスする。つまり、チキンラーメン+サトウのご飯+ワカメスープ+ねぎ。それは今度にするとして。食事が終わったら、眺めがいいので地形図を広げて近辺の山の地形を読む。大きな地図では、遠くの山の確認など。北アルプスが真っ白に見えるので双眼鏡で観察したが、山の名まではわからなかった。槍の穂先もわかるかなと思って粘ったんだがわからなかった。あっという間に1時間近くたってしまった。ゆっくりしたいけど、下山と行きますか!烏帽子のコルからマルのコルへ歩き、岩稜尾根の分岐からは横道コースを選択。横道コースを歩いていると左上の岩の稜線が気になってくる。さっき歩いたじゃなかあと思いながら、我慢しきれずに、沢筋を尾根まで登り、稜線を歩いた。シラケ山でまた景色を見たくなった。日も高くなってきているのでまた朝とは違って気持ちがよかった。人の声がしたの方ででしたが、気にすることなく尾根を歩き続ける。不明瞭な尾根も一部あり、少し道とは外れたところを歩いていた。迷うほどではなかったので、直ぐに踏み後のある道に出た。天狗岩分岐からは朝来た天狗岩の方面には行かずに「おこもり岩」経由で下りる事にする。「おこもり岩」は岩舎で20人は入れる。登山道に戻り下山する。ニリンソウ分岐から下へ降りてゆくと途中には朝気付かなかった巨大なゴルジュが左手にある。なかなかないゴルジュだ。入って行きたい気持ちを抑えてそこを後にする。沢の音を再び聞きながら植林帯を歩くと直ぐに登山口に到着した。久しぶりの単独行。新鮮な気持ちになれたのは山登りを始めてから単独行が多かったからだろうか。調べてみたら丁度、一年前、鷹ノ巣山に登ったのが前回の単独行だった。
 下山して、すぐ近くの国民宿舎「やまびこ荘」の温泉に浸かっていった。平日なので入っている時は一人で誰もいなくて独占だった。サウナ、露天風呂もあり600円でゆっくりしてきました。休憩所では1時間ほど寝て岐路についた。   
              おすすめスライドショー! 全画面で見てくださいね!  
             → シラケ山〜烏帽子岳 ← (保管は30日間です)             

ニリンソウ群生地はあと半月もすると咲き乱れる

右端は四方原山、真ん中には雪を纏う赤岳が見える

浅間山方面、手前は荒船山(行塚山で見えず)〜物語山山群

シラケ山からの岩尾根(セルフで何気なく)、左がマル、枝に隠れた右が烏帽子岳

烏帽子岳(西上州)にて
無風、穏やかで一時間も過ごす! \(^o^)/

シラケ山に戻り再び景色を楽しむ