Omiya Alpine Club
山行報告
DATA CONTENTS
日付 2010/5/2〜4
宿泊 テント泊
天気 晴れ
メンバー 清水
歩行時間
アクセス 電車、バス
Report by 【清水】
16時間の夜勤明けで職場の新宿から電車に飛び乗る。指定席で仮眠しようと思っていたがさすがGW満席。 通路で座りながら僅かな仮眠を取る。15:20に上高地着、15:30出発し17:40には横尾に着く。 徳沢も横尾もテントだらけで特に横尾ではどこにテントを張ろう?といった感じ。 何とかスペースを見つけて素早く食事を取り早々と寝る。 翌朝4時起き5時半出発で殺生ヒュッテを目指す。 横尾から先は結構な雪が残っている。一の俣を越えたあたりからは完全に雪。 槍沢ヒュッテあたりから視界が開け始めテン場あたりからはアルプス!といった感じの景観。 大曲を越えると急坂が見えてくる。人が黒い点のように見える。 あの急坂を登るのか・・・。休憩がてら見ていたが一向に進まない人々。 急坂に入ると僕も例外にもれず歩が遅くなる。途中からアイゼン装着し遅々と進む。 殺生ヒュッテに無事たどり着きテントの受付をする。小屋は20時で扉が閉まるらしい。 理由は風で扉が吹っ飛ぶからだとか?そんな中テントで大丈夫か?と不安になる。 テントを張り矛先の下見に行く。槍ヶ岳山荘はまだまだ雪かきの途中で大半が雪に埋もれている。 ノーアイゼンで矛先までいけるかな?と軽く行ってみたがとても無理! おとなしくテントに戻ると疲れがたまっていたのか気がついたら寝ていた。 夕方起きると風が強くなっていた。テントの中に人がいないと飛んで行きそうだ。 夜になるとさらに風は強くなりテントが右に左に揺さぶられる。 テント飛んでいきませんように!と願いつつ眠りにつく。 翌朝雪が硬く締まっている早朝に矛先のアタックをかけようと思っていたが強風でテントから出られない。 仮に行けたとしてもこの強風では危険だ。風が弱くなるのを待つ。 風が弱くなったのは7時半過ぎ。アイゼン、ピッケル装備で頂上を目指す。 矛先の途中まで行ったが雪はすでに締まってなく登るのはいけても下りはかなり恐そう・・・。 今の自分の経験&技術ならロープ必要で無理と判断。槍の肩からの風景を堪能しテントに戻る。 テントを片付けようとするも強風でなかなか進まない。結局下山始めたのは10時過ぎ。 途中の急坂ではシリセードで快適に下る。槍沢を越えたあたりから足がフラフラしだす。 思えば昨日の昼からラーメン1個しか食べていない。横尾で何を食べるか妄想を膨らませながら何とか横尾につき親子丼を食す。 涙が出るくらい美味かった。徳沢でソフトクリームを食べ上高地に17時に到着。 終バス1本前のバスでギリギリ下山。24時前に帰宅。 ゆとりある計画を!と実感した登山であった。

1.槍沢のテン場

2.大曲より

3.矛先

4.矛先途中から見た槍ヶ岳山荘

5.槍ヶ岳山荘より