Omiya Alpine Club
山行報告
DATA CONTENTS
日付 2010/05/22
宿泊 日帰り
天気 曇り
メンバー 布村、田中、タカ
歩行時間 6時間
アクセス 中央道勝沼IC⇒徳和
Report by 【布村】
午前4時自宅発まだ薄暗闇の中、車を走らせ今回の山行メンバーを車で回収しつつ一路乾徳山へと向かう。今回は強力な晴れ女同行の元、天候に気を使う必要がなく気分も晴ればれでした。※実際、その週の天気状況は下の通り、週前半の雨は金曜の晴れで見事に登山道乾燥に貢献し山行の土曜が見事に晴れてました。月曜=雨、火曜=雨、水曜=雨、木曜=雨 金曜=晴れ 土曜=晴れ 日曜=雨
今回の行きは、ナゼかその場の勢いで下の道(雁坂トンネル経由)で決定、高速を使わないのも一興。本来は徳和から登る予定であったが、メンバーの高野さん地図⇒2009年購入登山地図 太平牧場からのルート無し 田中さん地図⇒2010年購入登山地図 太平牧場からのルート有り たった1年で短縮可能なルートが書かれているとは驚愕であった。今回はショートカット可能な太平荘からの登山に(急遽)決定。登山時間は概ね1時間半は短縮される見込み。太平荘までの山道は舗装されており、快適そのものではあるが道端にところどころ落石が転がっており、直撃は避けたいものである。太平荘・・・見かけはホントに只の一軒家というイメージが拭えず、また太平牧場と地図に出てはいるが廃業して久しいようで家畜の姿は見えず、牛舎の跡がなんとも廃屋マニアを微妙にくすぐる光景である。
★9時20分、太平牧場発
「頂上まで3時間」の真新しい看板を信用すればお昼には山頂で食事となるであろう。
★9時30分 乾徳山登山口に着
のどかな牧場地を過ぎ、ここから本格的にテクテク登ることになる。
稜線沿いに登るが、木々の間から時たま見える富士山の美しい事・・・
そして眼下に見える山梨市が箱庭のように見え、視点を変えれば
先ほどまで居た駐車場と牧場が豆粒のように見え緑の平野で広く感じる。
★10時30分 扇平&月見岩に到着
開けた稜線の扇平に着く、見晴らしもよく暫し休憩を取る
(ここに来るまでに3回くらい休憩してるんですけどね^^:)
月見岩は平原にいきなり置き忘れたような巨石であるが、
なんでこんな所に岩が1つポツンとあるのかが不思議である。
途中、2回程鎖場を通るが2〜3メートルほどの鎖場のため
勢いで登れば難なく突破できる状況であった。
★11時20分、噂の頂上直下の10メートルの鎖場に到着
写真で見ると真っ平らな岩に鎖が1本降りているように見えたが
実際は2〜3メートル登ると右側に結構大き目な凹角があるので
そこからは普通に4WD(4つ足走行)で突破出来たので
折角持ってきた補助ロープは使わずに終わった・・・
★11時40分 頂上到着〜
頂上はやや曇りではあるが、風も無く、気温も適度で
南アルプスの山々、鳳凰三山(の山3つ)かすかに金峰山の
特徴ある五丈岩が見え、見晴らしは最高に良い。
頂上真下の良いエリアを確保し早速お昼タイム^^
★12時20分
名残惜しいが下山の時間となる。
下山道は巻き道となる迂回路を使う事となるが、
下山直後、乾徳山の頂上背後を見たときにまるで工事現場の
石置き場のように乱雑に岩を置いたという位、岩と岩の隙間が多く、
チョッとした弾みで崩れ落ちるのでは?と思うくらい危なっかしさを覚えた。
★巻き道下山は登山時のような落差、危険個所は無い代わりに単調であった。
今度来るときは、下山時も登山道を使うべきと記憶しておきたいものである。
高原ヒュッテに到着直前、鹿2匹と遭遇する。
単調な下山時にこういったサプライズは大歓迎である。
★14時10分高原ヒュッテ到着
以前は通年営業をしていたらしいが、今は避難小屋のような有様で
廃屋というにはもうチョッと時が必要と変な感想を抱いていた。
★15時00分 駐車場に無事到着。 
下山時間もかなり(ゆっくり歩いていたのもあるが)時間が掛かっているので
やはり今度は登山道から下山が良いと改めて感じた。
下山後のお・た・の・し・み タイム
@ 早速、笛吹の湯に直行〜山道を車で下って5分で到着、
ここのお湯は温度が低いとの情報であるが、山で疲れた体を
癒すには温泉は外せないですよね〜
ぬるめの露天風呂は冬にはキツイが今の時期には長湯に丁度良く、
温泉に漬かりながら寝てしまい、水没してようやく起きた時には
実際には5分程度しか寝てないがかなりリフレッシュしてました。
A 勝沼ICに向かう途中、「勝沼ワイナリー」に道草
お店自体は17時までなので閉店直後の17時チョッと過ぎに到着したが
お店の方の好意によりワイン試飲は限られた種類しか呑めない状況であったが
数種は試飲できたようである (自分は車運転のため試飲はNGであった)
ここでお土産として自分は干しぶどうとワインチョコレートをゲット。
(試飲が出来ない腹いせに干しぶどうの試食をしまくり痛い視線を感じてやむなく買った・・・)
ここのお店の目の前は甲州高尾山が見える。思えば1年程前にこの山の稜線で
イノシシの強襲を受け(辛うじて回避し、無傷で下山した)
単独登山は危険との認識をし、山岳会に入る決心をした山でもあるので感無量である。
B 談合坂SAでのお食事^^
下山後はやっぱりラーメンかソフトクリームが外せませんよね?
今回はお腹の都合でラーメンを頼みました。
ソフトクリームは、、、お腹一杯になったので次回に持ち越しです。
乾徳山の感想
岩場あり、鎖場あり、縦走あり、穏やかさと険しさ、
そして単独峰にある360度の展望ありで1つで複数の味を楽しめ
しかも下山後すぐに温泉入浴も可能な魅力的な山であり
ここなら次回も是非とも行ってみたいお気に入りの山でありました。

太平荘

山頂