Omiya Alpine Club
山行報告
DATA CONTENTS
日付 2010/05/30
宿泊 前夜発テント泊
天気
メンバー 石倉、N美っち、布村、清水、川村、田中
歩行時間 5時間
アクセス 東北道佐野藤岡→50号→122号→折場登山口
Report by 【田中】
前日夜行で折場登山口に向かう途中から降り始めた雨は、願いもむなしく朝から雨。登山口駐車場にある東屋の中に張ったテントの中からも水の流れる音が聞こえた。初めての沢登り。水にぬれるとはいっても雨の中の行軍は気が乗らないのも事実。お湯を沸かして朝食をとると少しやる気がでてきて、真新しい沢靴を履いて、ハーネスをつけるとやる気になってきた。
★8時出発
駐車場から林道をしばらく歩くと折場橋に到着。ここから沢に入っていく。気温8度。沢に流れる水は冷たく感じる。さっそく最初の滝が現れた。昨夜からの雨で水量も十分か、ゴーゴーと音をたてて流れ落ちる。最初はゆるめに横の岩場を登る。三点支持の基本に沿っていれば問題はない。このあとも次々に現れる滝、岩場。冷たい水の中にひざの上まで使っても沢用の専用靴下やスパッツのおかげで冷たく感じないのは不思議。だんだんと沢歩きにもなれてきてところで、藻がついた石に足を滑らせて水の中にザブン。パンツやTシャツまでびしょびしょ。でもつらくないところが沢登りの痛快なところ。
★痛いスリップ
沢に慣れてくると岩の間、上を歩くのも平気になってくる。でも落とし穴は慣れた頃にやってくる。なんでもないような岩の上に足をついて体重をかけたとたんにつるり。右足のすねを岩に打ちつけた。スパッツをしていても弁慶のなきどころ。泣きそうになるのをこらえて痛みが引くのを待つだけ。沢は滑るだけにリスクが大きい事を肝に銘じるべき。
★藪こぎは沢のぼりの後にやってくる
二時間あまりの沢登り。メンバー全員、沢の岩と水に戯れ、ある人はびしょびしょ、ある人はどろどろ、でも顔は子供みたいに楽しそう。しかし水源に向かう沢のぼりには最後がくる。だんだん沢が小さくなってきて最後は岩の中から水が沸いてくるような地点が水源。ここからは登山道まで自分達で道をさがさないといけない。リーダーが踏み跡らしきところを登り、ホイッスルや声で呼びかけてくる。それからメンバーは一列になって笹の斜面をえっちらおっちら登るのだ。するとほどなくで稜線の登山道にたどり着いた。
★花をめでる下山
メンバーの一人が食べものにあたってしまって体調不良。それで稜線から下山を決めた。下山はゆるゆると満開の山ツツジを眺めながらぬかるみの道を下山。沢靴での下山道が心配だったが、意外に問題なく降りる事ができた。
★沢登のインプレッション
水と戯れる山やのリクリエーション。岩登りの技術、滑る岩の上のバランス歩行など奥が深い。さらに沢から稜線に上がるときは、ルートファインディングと藪こぎの技術も必要。今日は、薄ら寒い小雨の中の沢のぼりだったが、暑い夏に沢の水を浴びながら登るのも一興だと感じた。次の機会には、サッカーのすねあてをスパッツの下に入れることにしよう。

折場登山口を出発する

霧雨の中を登って行く

体調が悪かった川村さんにも笑いが出てきた

沢デビュー(左から川村、清水、布村、右が田中)の4人と石倉L

所々でツツジが見られる

へつりを行く

アカヤシオツツジ

シロヤシオツツジ

レンゲツツジ