Omiya Alpine Club
山行報告
DATA CONTENTS
日付 2010/6/8〜10
宿泊 山小屋一泊、ホテル一泊
天気 晴れ
メンバー 鈴木、石倉、奥薗
歩行時間 8日:2時間30分  9日:4時間
アクセス 成田→仁川空港→ウイドン登山口→白雲山荘→白雲台→白雲山荘(泊)→城壁に沿った尾根を下山する→ソウル(泊)→成田
Report by 【石倉】
8日、成田を朝9時に出発する。インチョン空港には予定どうり11時に着いた。入国の手続きなどが済んでからすぐにタクシーでウイドンの登山口へ向かう。 登山口がちょうどお昼ごろだったので軽く昼食を取った。登山口周辺にはかなり車や人が多かった。登り始めても平日というのに登山者が多く、韓国では登山人口が多いということが良く感じられた。案内板や道標は全てハングル文字なので良く分からなかったが、持参した地図と道標を見比べて白雲山荘の方向を決め良く整備された登山道を登って行く。 ほどなくクライミングで有名なインスボンが良く見える見晴らし台に着いた。この辺から登山道も岩に変わり、北漢山は全体が岩山であることが良く分かる。 登り始めて一時間ほどで白雲山荘についた。ここで一泊する予定である。まだ時間が早かったので泊まる手続きをすませてから、最高峰の白雲台へ向かう。 山小屋の周辺や登って行くにつれ多くの登山者とすれちがったが、皆無言で通り過ぎて行く。日本の「こんにちは」などは全く無い。急な斜面の岩場を登って行くのだが、岩盤に鉄棒が埋め込まれそれに太いワイヤーが通っている。このワイヤーを頼りに登って行く。右下にインスボンを見ながら左方向にカーブしながら登って行くと、韓国の国旗が立っている最高峰の白雲台(836m)の頂上に着いた。 山頂は10人程が立つといっぱいになるぐらい狭く感じられた。眼下にソウルの街が良く見渡せる。また目の前のインスボンも良く見える。他を見渡しても岩のピークが荒々しく並んでいる。展望は360度で最高の眺めであった。ちょうどラッキーなことに他の登山者は数人程度だったので、写真を撮ったり、大休憩。その後山小屋に向かって下山した。 山小屋の夜食は、メインが豚の焼き肉で小屋の人が焼いてくれた、その他はキムチなど辛目のものが多かった。ビール・マッコリ・焼酎を飲みながらで三人ともご機嫌な晩餐会だった。 白雲山荘は、一泊二食で約3,500円ぐらいだった。かたい床に寝るということだったのでマットと寝袋を持参した。また日本語の分かる人もいたので不自由なことは全く無かった。 9日、朝食をとってから、小屋の前で写真を撮り、小屋の人に挨拶をしてから7時30分ごろゆっくり下山することになった。下山は城壁に沿ったなるべく長めのコースで下山した。昔城砦があった跡や、復元された石門・城壁がみごとなまでにつらなっていた。 長めのコースととった割には意外と早めの11時過ぎには登山口に下山できた。 バス・タクシーを乗り継いでホテルに向かう。ホテルの手続きが済んでからソウルの中心街へ観光に出かけた。ホテルは、一泊とバイキング形式の朝食付きで約3,500円ぐらいだった。 10日、朝食後午後2時までの予定でソウル市内の観光に向かった。景福宮・昌徳宮・三清洞北村(文化財)などを見て回り、午後2時にホテルに戻り、その後タクシーでインチョン空港に向かった。 プロガイドをしている奥薗さんから「韓国の山へ行かない」という話があった。鈴木元一さんと私の三人で行くことになった。三人で会って話をし、二泊三日で6万円ぐらいで行けるんじゃないかという話になり6万円を目標に計画が立てられた。結果として山小屋一泊・ホテル一泊・保険も入れて約6万二千円とプラス観光代・飲食代で合計7万五千円ぐらいで終わった。 岩山ということだったのでザイル20mとヘルメットなどを持参したが、登山道は良く整備されていて危なそうなところはしっかりしたワイヤーの手すりが付いていて全く必要は無かった。 北漢山はソウル市のそばにあり、「北漢山国立公園」に広がる山で、中央に白雲台(ペクンデ)・仁寿峰(インスボン)・万景台(マンギョンデ)の三つの峰があり最高峰は白雲台の836mである。大都市ソウルのそばにあり、たくさんの登山コースがあり、人気が高そうで差し詰めソウルの高尾山と言ったところかと感じた。 秋の紅葉のころがベストシーズンかもしれない、機会があったらその頃また是非来てみたいと思った。

ウイドン登山口

道標

クライミングで有名なインスボン

岩の登山道

山小屋の白雲山荘(ここで一泊する)

最高峰の白雲台の山頂に向かって登る

頂上で記念写真

頂上2(眼下にソウルの町が見える)

インスボンで岩登りをしている人たちが見える

山小屋の夜食

下山する日、山小屋の前で記念写真

石門

下りは城壁に沿った尾根を下る

ソウル市内の観光・昔の高級住宅街(文化財)