Omiya Alpine Club
山行報告
DATA CONTENTS
日付 2010/07/10
宿泊 日帰り
天気 晴れ
メンバー 横田川、福田
歩行時間 約6時間
アクセス 国道411号(青梅街道大菩薩ライン)おいらん淵に駐車
Report by 【福田】
 当日朝6時30分川越市内に集合、国道16号を経て入間より奥多摩湖方面へ、前日の雨の影響が無いように祈りつつも、無事に沢に入れるか非常に不安でした。約2.5時間で入渓地点のおいらん淵に駐車、まずは本流である柳沢川の水量を偵察しました。濁っている。支流の一之瀬は大丈夫だろうと思いきや、やはり濁っているし水量が多い、横田川さんの話ではいつもより15センチは多いとのこと、今日はダメかもしれないと言われていました。 とりあえず、行ける所まで行こうと9時30分に入渓、思わぬ水量で恐怖感がありました。私にとって2回目の沢登りです。沢登りはきれいでおしとやかな場所を静かに登るイメージなのに、なんで濁流を登るんじゃ!と心で叫びました。 しかし、次々と出てくるゴルジュの激しい水流水量は、容易に越えられません。2名で押しくらまんじゅうで後ろから先行者を押してあげないと遡上不可能な場面がたくさんありました。なかでも写真の場所は背が立たない急流のゴルジュ、一度遡上を試みましたが、流れが速すぎてへつることも出来ません。ふと奥の上部をみると両岸の岸壁に2本の倒木が掛かっていました。ロープの先端に15センチ位の石をくくり、投げ縄のごとく倒木に投げました、3、4回で見事に倒木に達して石は急流に流され自分の所に流れ着きました。そこからはリーダー横田川さんの出番、ロープをたぐり倒木の真下へ、しかし水流の強さでそこからの遡上不可能でした。結局リーダーはそこを登り対岸へ下る決断!何度かトライするも倒木の表面が滑り、容易に取り付けず、私にバトンタッチ!。プルージックで登るが離陸した途端流され下流に振られてしまう。一歩一歩と高度を上げ丸太へ、滑るがなんとか上へ、バランスをまた崩し落ちそうになる、何とかしのぎ丸太に乗ることが出来た。そこからが大変、丸太上の土崖を登らなければならない、一部分に出ている岩を見極めてやっと登ることが出来た。やっとの事でこの場所はクリア。たった20メートル進むのに1時間ほど掛かってしまった。その後は順調に遡行は進み14時30分遡行完了。遡行してきた谷と平行に走る林道へつながるテープを見つけ林道へ遡行時間5時間の水の怖さを知る沢登りとなりました。