Omiya Alpine Club
山行報告
DATA CONTENTS
日付 2010/07/11
宿泊 前日発テント泊日帰り
天気 曇りのち雨
メンバー 村上、横田川、福原、福田
歩行時間 約12時間
アクセス 関越道塩沢石打ICを経て南魚沼市蟹沢新田の入渓地点へ
Report by 【福田】
 前日夜10時に川越にて集合、リーダーによると昨日の沢は泳ぎの沢、 今日の沢は、また違った雰囲気が楽しめるとのこと、昨日は水量で苦労 したが今日は何で苦労するのか楽しみ!と現地に12時過ぎに到着。 テントを設営し仮眠、しかし、眠れなかった。 5時半起床し6時に出発、入渓は6時15分であった。最初大小の滝はあるも 無理なく突破する。この沢はスラブ状の傾斜のない斜面に水が流れ ているのが特徴、傾斜がない分登りやすいが、気を抜いてむやみに脚を 置くと滑り始めてしまう。多少凸凹のある場所を選択して足を置いていき 一歩一歩足を進める。歩き始めて2時間30分大きな美しい滝が出てきた。 川下に向き非常に細い巾で流れてくる滝、そしてその向こうには右方向 に傾斜のある滝が連なっており、さらにその上はスラブであった。滝の水流が よじれている滝である。その美しさに皆立ち止まり無言で見上げていたのが 印象的であった。全体で25mはあろうか、非常に美しく深遠な感じの滝、 水量が多く傾斜があり、手がかりも全くないので、右側から高巻く事にした。 急傾斜の笹藪こぎだ。 漕いでも漕いでも頂上に着かない藪こぎは非常に体力を消耗させた。 さて本日のメインディッシュである第一スラブ、スラブが出てきた。 非常に美しい場所、ここへのアクセスが簡単であれば最高の観光地になった と思う。 さてスラブ登攀です。第一スラブはノーザイルで突破、問題の第二スラブ は念の為ザイルを出し福原さんがリードする。 私は持っていたアッセンダーで楽々登攀をしてしまった。 この地点で11時30分、遡行もあとわずか、雪渓のトンネルを越えて 笹藪へ、やっと抜けた割引岳の尾根筋は池塘のあるお花畑、ここまでは グーって感じでしょうか?ちなみにこの地点で13時30分ここから 下山です。地図上では点線の道が入っているが踏跡の痕跡が見つからない 再び下りの藪漕ぎへ、何とか道が見つかりましたが再三の藪こぎで燃え尽 き症候群です。皆さんについて行けなくなってしまいました。途中リーダ ーにロープを持ってもらい必死について行く、やっとの思いで下山この時 18:30でした。前回、今回と沢登り初心者の私にとって様々な事を学べた 山行となりました。行きはよいよい帰りは怖いと言う沢しかし、恐ろし い下山であった。