Omiya Alpine Club | |||||||||||||||
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Report by 【眞野】 天気図を見ると梅雨前線も北上していよいよ梅雨明け。天気予報も快晴に変わった。本当に考えていなかったが、急に燕岳日帰り山行を思いついた。中房温泉からだと日帰りが可能なのでちょっとアクセスに無理があったが、夕方早めに19時頃に春日部を出発。夜勤明けで寝たことは寝たが暫く走ると横川SA辺りで睡魔が・・・。走りっぱなしでは危険なので、眠くなったらSAで仮眠という形で登山口に4:30頃到着した。 駐車場は既にいっぱい。仕方ないので路肩に駐車した。(帰りにはもっと下の方まで車がいっぱいだった) 中房温泉の脇から合戦尾根の登山道に入る。まもなく急登が始まりコメツガ巨木や熊笹の道をジグザグを刻みながら登って行く。第一ベンチには丸太が置かれていて、早くも登山者が休憩している。一時間は頑張ろうと思い第二ベンチまで粘る。ここのところ山には登っていなかったので疲れやすい。第二ベンチで休憩をする頃にはペースをつかんできた。しだいに傾斜が増して第三ベンチを過ぎさらに急な登りになってくる。 |
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![]() 登山口・日帰り温泉 |
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![]() 富士見ベンチから富士山を望む |
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富士見ベンチを過ぎると傾斜が緩んできた。登山者も多くなり下山者とのすれ違いも多くなってきた。かなり登っているようだ。なだらかになって尾根上を進むと合戦小屋の到着。「お疲れ様でした〜」と小屋の人が声をかけていた。休憩者も多く小屋ではスイカが飛ぶように売れていた。一切れ800円地上の倍以上する。私は水分補給を行動食をとって5分程で出発した。合戦小屋からはダケカンバやナナカマドの灌木帯をひと登り。途中で槍ヶ岳の矛先が見えてきた。 | |||||||||||||||
![]() 合戦小屋に到着 |
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森林限界を越えると合戦沢ノ頭に到着する。燕山荘、燕岳、槍ヶ岳がよく見えるようになる。右の沢に少しばかり残る雪渓を見ながらなだらかな尾根道をたどり、遠くに富士山を見ながら登ってゆくと斜面に咲くミヤマキンポウゲが咲いており燕山荘に到着する。登山者が多く休憩をしていた。テン場には所狭しといくつものテントが貼られていた。稜線からは槍ヶ岳から穂高連峰を望み素晴らしい眺めである。燕岳は花崗岩のオブジェが綺麗な山で、岩は風化の段階で細かくなってぼろぼろの砂のようになってくる。燕岳の方に稜線を辿ると細かい岩の上に小さく咲く原始時代からの姿を残す高山植物の女王“コマクサ”を発見。登山道を避けるように綺麗に咲いている。ゆっくりと周囲の山々を見て至福感に浸りながら稜線を歩いて頂上に着く。 | |||||||||||||||
![]() 燕山荘と頂上が見えてきた |
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![]() 槍ヶ岳もすぐに見える |
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![]() 燕山直下の高山植物 |
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![]() 燕山荘 |
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![]() 燕山荘から見る燕岳 |
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![]() 稜線から槍ヶ岳・穂高連峰 |
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頂上からは、北アルプスの山々を眺望。夏合宿で登る剣岳も見ることが出来た。暑かったので風が心地よい。やはり頂上の風は、ひんやりとしている。食事を含めて35分の休憩をとり下山を開始した。北アルプスの入門の山とも言われる燕岳は、なるほど多くの北アの山々が見えて登山意欲を掻き立てる素晴らしい山だと思い、ゆっくりと景色を楽しみながら下山道を下りていった。連休も中日なのでまだまだ登山者も登ってくる。富士見ベンチ付近まで下りて行くまで登山者とすれ違った。単独行もさびしいものだが、久しぶりにマイペースで歩いて、感動的で満足した山行でした。 | |||||||||||||||
![]() 花崗岩のイルカのオブジェと槍ヶ岳 |
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![]() 触るとザラザラ花崗岩の造形美 |
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![]() 高山植物の女王“コマクサ” |
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![]() 北燕岳のおくには剣岳、立山 |
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![]() 燕岳頂上直下から |
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