Omiya Alpine Club | |||||||||||||||
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Report by 【大竹】 7/31、土曜日の仕事を終え大宮発7:14の湘南新宿ラインで出発。大船、沼津、静岡と乗り継ぎ、金谷に23:42着。大井川鉄道駅舎の小さな建物前のテント下ベンチでステーションビバーク。8/1(日)金谷発6:16大井川鉄道の始発。かつて関西の私鉄特急に使われていた車両のようで冷房も効いて快適。乗客は途中駅からもう一人乗って来ただけ。千頭でバスに乗り換え寸又峡に8:25着(バスの乗客も私一人だけ)。すぐにバスターミナルから歩き始める。鉄の階段を下り夢の吊橋を渡り右岸林道へ。ここから千頭ダムまでは途中ヘッドランプをつけトンネルを3本通り抜ける。中部電力の監視車に気をつけてと声をかけられる。大量の水を放流している千頭ダム堰堤を歩き千頭ダム堰堤の標識裏の登山道に取り付く。小さな祠を見て右に進路をとり廃墟の作業小屋を過ぎ日向林道へ。ここは林道に「千頭ダムへ」の標識がある。この林道から左岸林道へは右手30mほどのところから今一度登山道に入る。登ること小1時間、「お立ち台」という名の展望台に到着。なんと障害者用トイレまであるが今は使われておらずもちろん水も出ない。ここからの左岸林道は途中23km過ぎ位まで砂防ダム工事のため車も入れるようにしていたようだ。この後樺沢のあたりから沢筋での崩壊が多く道路もトレースがうっすらとある程度となる。柴沢の光岳登山口までは崩壊を何度も通り抜ける。傾斜も急で落ちると大きな怪我にいたるので人によっては危険も伴うと思うが、ときどき人が入っているようで崩落した瓦礫の上をうっすらとトレースがトラバースしており、渡れないという心配はなかった。大根沢の崩落地を過ぎたところで落石のない安全な場所を確認し本日の行動を終了。テントを張る。8/2(月)暗い中、遠くに鹿の鳴き声が聞こえる。途中何度か崩壊地点を過ぎ登山口である柴沢へ向かう。途中最近はほとんど使われていないと思われる信濃俣から光岳に向かう登山道入り口の古い標識があった。今日の行程は大根沢を過ぎているのでそうは遠くないと思ったが以外に時間がかかってしまった。光岳登山口柴沢吊橋には8:20着。寸又峡からここまで13時間かかったことになる。立派な登山口の標識を見て、錆びたワイヤーに床板が抜けそうな吊橋で柴沢を渡り登山道へ。この道もほとんど使われないようで土止めの丸太なども崩れるに任せた状態である。登山道沿いに廃屋や建物の石積み、ワイヤーなどがところどころみられ、かつて木材を切り出すための作業をしており、木々もまだ若く一度伐採した後の二次林であることを伺わせる。周囲が米栂の林に変わってきて2:30に百俣沢の頭到着。しばらく行くと本州最南端といわれる這松帯にでた。その後ビバークサイトによさそうな草地を過ぎ、しばらくいくと分岐に出たのでザックをデポし小屋に向かう前に光岳山頂から光石に向かった。2日間、人と会わなかったので光小屋の登山者の賑やかな声に街に戻ったような気持ちになった。この山域で話題に上る蛭であるがたまに道の上の石から頭を上げていたり、一度靴底の端についてきたりしたことはあったが気がついたときすぐにはらい、それほど心配することもないだろう。高気圧が張り出し天気はしばらく持ちそうだ。翌日からは南アルプス稜線漫歩。1週間の山の中での休暇を楽しんだ。 |
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南アルプス 寸又川左岸林道案内図 こんな標識もあります |
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南アルプス寸又川左岸林道 砂防ダム この辺までは工事用車両が入っているようです |
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崩壊地 大根沢橋より 林道が埋まっています |
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光岳登山口 立派な標識 |
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柴沢吊橋 ワイヤーはまだ大丈夫 足場の板は少し怪しい |
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本州最南端といわれるハイマツ帯 展望が開ける |
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