Omiya Alpine Club
山行報告
DATA CONTENTS
日付 2011年4月5日(火)〜10日(日)
宿泊 民宿まんてん・新高塚小屋、淀川小屋泊、いわさきH、ペンション菜の花
天気 快晴・曇り・雨 (屋久島らしい天候)
メンバー yamayuri、ガイド 杉さん
歩行時間 <宮之浦岳>
4/6 8時間20分
4/7 9時間25分
4/8 9時間30分
<開聞岳 >
4/10 3時間30分
アクセス 4/5
羽田 JAL 8:05〜鹿児島 10:00
鹿児島 JAS 10:35〜屋久島11:10
4/9
安房港 高速船トッピー 13:30〜鹿児島15:30
鹿児島中央駅16:00〜山川駅 17:16
4/10
開聞岳〜山川駅14:05〜高速バス〜鹿児島空港15:50
鹿児島17:40〜羽田19:20
Report by 【yamayuri】
屋久島の杉さんにガイドをして頂き、宮之浦岳(1936m)を目指した。屋久島は、今年は、例年より残雪がの残っているということで、アイゼン、冬山装備を用意、無人小屋2泊の縦走となると荷物は15kgだった。時期的には、すいているかのように思えたが、屋久島への往復の飛行機は、満席だった。2002年9月に縄文杉まで行った時は、荒川登山口から入ったが、今回は白谷雲水峡から尾之間温泉へ抜ける縦走を計画。
6日(水)
6時30分に、杉さんがタクシーで迎えにきて、白谷雲水峡登山口に向かった。タクシーの運転手が、「道迷いする人が何人かいる」と言っていた。登山口には、ガイド山行の小グループがちらほらといた。豊富な水の流れる渓流の水の音を聞きながら白谷雲水峡の苔むした道を楽しみながら歩いた。屋久杉の木々の中に、木の幹がスベスベした茶色の幹のヒメシャラが印象的だった。
楠川の別れからトロッコ道合流、途中、お尻が真っ白な屋久鹿がトロッコ道にいたが、逃げる様子もなく、ゆっくりとしていた。くぐり杉をくぐり、大鼓岩に登ったが少し雲があがってきていたので頂上まで見通せなかった。大株歩道入口 (12:00)まで、トロッコ道を歩いた。順調にウイルソン株まで歩いた。ウイルソン株、大王杉、夫婦杉、そしてようやく縄文杉に着いたのは午後2時、縄文杉には、根が傷まないように見晴らし台が建てられいる。ピーク時には、きっと押し出されるようだろうが、この閑散期は、ゆっくりと眺めることができる。縄文杉から、新高塚小屋(1501m)まで約2時間弱、午後3時50分に到着、小屋には、先客が一人いたが、そのあと登山者が続き、約10名ぐらいの宿泊者がいた。標高差約800m
7日(木)
新高塚小屋7時出発、暫く歩くと残雪が出てきたのでアイゼンを2回ぐらいつけたり、はずしたり、途中、シャクナゲの茂みの中をくぐり抜けたり、雪のトンネルが抜け落ちたりして、足もとが悪かった。宮之浦岳(1936m)10:50 到着。9人のグループ山行の人達がいた。風があって、とても寒かった。宮之浦岳から、淀川小屋に行く途中、奇岩の大岩やりっぱな屋久杉を楽しんだ。花之江河の湿原で休憩、淀川小屋に4時25分到着、すっかり、雨に濡れた。淀川の脇に建つ淀川小屋はきれいな小屋だった。水場の淀川もとってもきれいな水だった。
8日(金)
今日は、出発を早めて朝5時に出発。淀川入口7時到着、続いて尾之間歩道の入口へと歩いた。鯛の川渡し9:17 昨夜の雨により
川の水は増水していた。4,5回ぐらい、沢を渡渉した。ここまで約7時間30分,約9km, その先、尾之間温泉登山道を下り、約3.5kmを約2時間かかって下山した。かつて江戸時代に切り倒した杉を、平板に加工して担いで下りた、昔のコケむした山道を尾之間温泉へと下山した。結構、歩きでがあった。蛇の口ハイキングコースをどんどんと下って行ったが、ハイキングコースというより、軽登山と言ったほうがいいと思えるような山道だった。山の麓に下りてきたことが分かるように、亜熱帯のヤシの葉がおいしげっていた。登山口に出たところに、尾之間温泉があった。ガイドの杉さんにはお世話になりました。安心して屋久島を縦断することができました。無事に下山。
9日(土)
いわさきホテル12:09発のバスで安房港に行き、13:30発の高速船トッピーで鹿児島港に向かった。船の中で、タクシーの予約が出来る。下船して鹿児島中央駅に行き、16:00の電車に乗って山川駅下車。駅にコインロッカーがなかったので、すぐ近くの「旅館食堂 くりや」さんで大きいリュックを預かってもらった。
屋久島から、16:20~指宿港18:30着のトッピーで指宿泊にしたほうが良かったかもしれない。もしくは、この「旅館食堂 くりや」さんに宿泊するのも帰りの山川駅から鹿児島空港の高速バスに乗ることにつなぐと便利だと思った。とは言え、ペンション菜の花にお世話になった。
10日(日)
開聞岳の登山口までペンションのオーナーに送って頂き、登山口を6:30に出発。屋久島と比べるとハイキングのようなものだった。別名薩摩富士とも呼ばれるそうで、その山容は子供が砂浜で山を作ったように奇麗な裾野が広がっていた。樹林帯をえぐったような山道の両サイドには、木々の根の幹がちょうど掴みやすい所にあるので人々が手摺のように掴むのでつるつるしていた。火山灰が積もったような地層は、赤かったりかつて火山だったことが伺えた。5合目で視界が開け、佐多岬から見通せたが、また木々が覆っていて見通せない山道を過ぎると岩場になった。8:30開聞岳(924m)登頂。10人ぐらいの人が頂上にいた。大きな池田湖が見えた。登り約2時間、下り1時間30分、11時すぎには、下山してしまった。日曜日とあって、結構大勢の人たちが登って来る。時々、「早いですね」と何度か声をかけられた。
「玉手箱温泉」に直行、無事に百名山2座を登頂したことに満足しながら温泉でリフレッシュ。
山川14:05発の高速バスで鹿児島空港に直行。

宮之浦岳1 淀川小屋

宮之浦岳2 0406宮之浦岳登頂

宮之浦岳3 アイゼン装着 残雪を踏んで

宮之浦岳4 新高塚小屋

宮之浦岳5 縄文杉

宮之浦岳6 ウイルソン株