Omiya Alpine Club
山行報告
DATA CONTENTS
日付 2011/6/11
宿泊 日帰り
天気 晴れ
メンバー 町田、佐々木、小川、布村 
歩行時間 4時間
アクセス
Report by 【布村】
今回も二子中央稜マルチピッチ登攀訓練の予定が天候により順延となりもうした。。。
(梅雨の時期は計画が難しいですよね)
セカンドプランとして、豆焼橋〜破風山迄の雨中ピストンハイキングを予定(推定13時間?)
していたが、どうせ雨の中を歩くなら沢に突撃もアリなのでは?と提案したらあっさり同意が得られた。
(雨が降ったら中止という一般的な発想が出て来ないのが最近の恐ろしいところです)

しかもどうせ雨の中でやるなら普段出来ないハーケンの打ち込み練習と沢の懸垂下降もやってしまおうとトントン拍子に決まり行き先はワレイワ沢でとあっという間に決まった。
(雨が降っている沢に突撃するという発想自体、既に何か大事な事がズレているかも・・・)

ワレイワ沢までの入渓はポクポク車道を数分歩いて入れる快適な場所であった。駐車場も広大で準備、着替えも楽で嬉しい限りである。

早速入渓し1時間ほど沢登りを楽しむ。
途中、手ごろな岩場があり、リスもある事から早速ハーケン打ちの練習を実施。
自分自身、ハーケン打ちは始めてでハーケンは万能なギアと思っていたが
予想以上に入りが悪く、軟鉄ハーケンは柔らかいから良く効くとの前評判は
当てにならないモノだと実感をした。
また、苦労して打ち込んだハーケンも加重をかけたらあっさりズレるなどし、
とてもでは無いが我が体重と人生を預けられるモノでは無かった。
★教訓1:ハーケンは万能ではない。

しかし打ち込んでガッツリ効き始めた時の音は印象的で「ハーケンが唄う」
状況を体験できたのは大きな収穫であった。
★教訓2:ハーケンの唄を聴かないと効き始めが判らない。

結局、軟鉄ハーケン2、ナイフブレード1を教材として使いウエーブハーケンは
勿体無いので次回の打ち込みまで残しておいた。
ちなみにハーケンを抜くのもチョッとしたコツがあるがこれは割りと簡単であった。
★教訓3:日曜大工で日々釘抜きを精進していればハーケン回収は楽勝です^^v

ハーケン打ちも全員が体験し、次はユマールを使った登攀訓練を行う。
(冬山で使うケースもあるので折角あるギアは使いまくるのが吉です)
さすがにユマールは登攀器具としては優秀で、プルージックなんぞ敵では無いが
果たして毎回持っていくかと言われた場合、重いので出動機会は限られるだろう…
(以前、冬山で数回使った時には大変重宝したがいつの世でも重さと便利さは反比例である)
その後、プルージック1本での登り返しの訓練をした後、折角のトップロープ状態なので
岩登りを少々楽しんでいました。(マジに難しくて登れないので全員本気モード炸裂)

そんなこんなで2時間以上堪能し、折角だからと1時間程度遡行をして
広い場所について遡行はおしまい(入渓地点から2時間程度の場所かと)
その後、同じ沢を下降して行き、途中で2回懸垂下降の練習を行う。
※実際には懸垂するクラスの下降難度ではありませんが訓練の為です。

気になっていた雨も途中からあがり、下山時には青空が一部覗いており
とても堪能した1日であった。

出発の巻

ガニマタ登攀

丑の刻参り?

ハーケンは唄う・・・か?

ハーケン打ってます

ユマールの登攀

懸垂下降