Omiya Alpine Club | |||||||||||||||
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Report by 【横田】 1日目 13:00 シュワルツゼ発 15:15 ヘルンリヒュッテ着 2日目 5:10 ヘルンリヒュッテ発 7:30 ソルベイ避難小屋通過 9:30 マッターホルン山頂着 9:35 山頂発 11:30 ソルベイ避難小屋通過 14:20 ヘルンリヒュッテ着 14:50 ヘルンリヒュッテ発 16:50 シュワルツゼ着 変更はよくないため、出発時間が遅れた。 ヘルンリヒュッテで宿泊した8名はマッターホルン登頂を目指し、約40分遅れで5時10分頃出発した。私はガイド山行で他の6名はガイドレスだった。アンザイレンをした4組は5時10分〜20分にはヘルンリヒュッテから出発した模様である。 2時間ほど、休みなしで登攀を行う。ソルベイ小屋から100m下の地点でアイゼンをつけた。ソルベイ小屋の裏にヘルンリ稜コースとしては一番難しい壁があった。その壁を越えたところから、稜線上を登る。 8合目の肩の部分から、太いくさりをつかんで登る。くさりなしでも十分に登ることができる壁であるが、ガイドはごぼう登りを指示した。とにかく早く登るということがよいらしい。 頂上直下は北壁の上にある雪田でジグザクに登った。頂上直下の10分間はペースが落ちて息が切れた。 ついに山頂に到着。山頂は、霧の中で視界が20mほどだった。 天候が悪いので5分ほどで下山開始。 懸垂下降の連続で高度を下げていった。ガイドはアンザイレンしたザイルを鉄の支柱に2回巻いて支点にしていた。私が下の支柱まで降りて、支柱にザイルを2回巻くとガイドが前向きに降りてきた。 懸垂下降は7〜8回行ったが、日常は懸垂を行わないレベルの斜面だと思う。しかし、一度滑落すると、どこまで落ちるか予想できない急斜面もあった。 ソルベイ小屋まで戻ったところ、2番目のパーティー(日本人)に出会った。「コースタイムの3倍はかかっているので、山頂まで行くのは難しいのではないか。」私が言うと、「行けるところまで行って、今日はソルベイ小屋でビバークする。」との返答があった。(そのパーティーは8合目の肩まで行ったところで撤退、ソルベイ避難小屋にビバークして、翌日下山した。) ソルベイ小屋より下は、私がルートを間違えて、後ろのガイドに指示を受ける場面が多くなった。 ソルベイ小屋とヘルンリヒュッテの中間地点で、ソルベイ小屋まで行って撤退した残りのパーティーに追いついた。 ヘルンリヒュッテに着く10分前に霧から抜けて、空が明るくなった。 マッターホルン登頂の難しさは、ルートファインディングと天候に対する対応だと思う。 今回はガイドつきで登ったが、次回はガイドレスで登れるように練習を重ねていきたい。 横田 |
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