Omiya Alpine Club
山行報告
DATA CONTENTS
日付 2011/09/11
宿泊 前夜泊日帰り
天気 曇り時々晴れ
メンバー 原(L)、石倉、布村、真野、吉川、donna、バンビ、kuri、taka
歩行時間 入渓7:00〜登山道12:30〜滑川温泉14:10
アクセス 大宮駅西口〜久喜IC=東北道=福島飯坂IC〜R13〜峠駅〜入渓点(往復)
Report by 【taka】
前夜に大宮を出発して、峠駅に到着。ここは車のまま なかに入れることにびっくりしました。ホームがあり、明かりもあり、トイレもあり、屋根もついていて いたれりつくせりです。ローカル線のんびり旅に憧れる私には、この場所は鉄道博物館を見てるようで楽しい。ここを新幹線が通るらしい・・・不思議だな〜!
テントを張った後、外に銀マットを敷き しばし宴会をして明日を期待して就寝です。起床予定は5時。しかし・・・4時すぎに目が覚めると・・・風の音と雨の音・・・。念のため、テントから出て外を見に行くと けっこうな風と雨・・・沢行けるかな〜(+_+)
メンバーが起床してきて、朝食タイム。みんなテンションが どんよりムードです。雨と風ですから・・・それにさすが東北・・・寒いです。「この気温では水に落ちたらまずいよな〜」というリーダーの言葉。とにかく入渓点付近の駐車場までいき、現場をみるということで出発。出発を少し遅らせたのがよかったのか、いつのまにか雨はこぶりになり、風もひかえめになってる気がします。沢装備をしているうちに雨が上がり、入渓となりました。
 沢靴を履いて歩いてみると想像以上に滑らない・・・驚きです。水のそばを歩くことが気持ちいいことを実感していると2段になった滝がでてきました。とても綺麗です。その先にいくと30メートルの滝。滝の左を行くのですが、さすがに全身緊張です。ビクビク登っているとリーダーがロープを出してくれました。カラビナにつなぎ、ホッとした次の一歩で滑りました・・本当に助かりました。その後は気持ちのいいナメを歩きながら進みます。釜がエメラルドグリーンで キラキラしています。本当に美しいです。すると、大滝が現れました。100メートルの大きさに圧倒されます!!  すごいなぁ〜 みとれてしまいました。
そこでリーダーがお約束・・・と、布さんと滝に打たれに行かれます。「いいなぁ〜」という心の叫び(?)が聞こえたのか、「誰かやりたい人は?」の声。迷わず「は〜い」と手を上げちゃいました。以前から滝を見るたびに、打たれてみたいと思っていたので・・・
でも私だけではなく、Kuriさんとバンビさんも一緒にお約束へと向かいます。最高におもしろかったです\(^o^)/
そしていよいよ大滝の高巻きの始まりです。泥の急斜面を上がって行きます。踏み跡をもくもくと登ります。
ここから落ちたらおしまい・・・のトラバース場所には、ロープを張っていただきました。
登りながら「沢は、いろんなことを一度に体験できて、次に何がくるかワクワクするな〜♪」と思いました。
大滝の高巻きを登りきり、そこから先へ続くなんともいえない穏やかな広いナメをみていると心が癒されていくのがわかりました。この後は、ネコノ沢やホラ貝沢、スダレ滝に左壁凹穴と次から次へと滝と釜の連続で美しさにため息がでました。
今回、へつりも初体験でしたが、落ちそうなところをいかに落ちないでいくかのチャレンジがおもしろく、
へつらずに気持ちよさそうに泳いでいるメンバーをみて、落ちたら泳げない私は「水泳習おうかな?」などと思い、これは沢マジック☆にかかってしまったかも・・・と思ったのでした。
ふと見上げると、絶対に渡れない吊り橋がかかっています。これもある意味、神秘的要素をプラスしているのかな?と思いつつ眺め、石滝大釜の手前の枝沢から登山道へ出ました。ここで沢靴を履き替え、下山開始。最後に吊り橋を渡り、滑川温泉につきました。
原リーダー、石倉さん、メンバーのみなさんにフォローしていただき、最高の沢デビューができました。
ありがとうございました。

JR奥羽本線 峠駅

入渓前@バンビさんと私

入渓前@全員で

遡行開始です

2段15mの滝

緊張します

滝つぼは深そうです

腰くらいまで水に浸かります

真っ赤な沢床

100mの大滝!圧巻です!

前川大滝沢のメインディッシュ

滝の音を聞きながらの登り最高

幻想的な滝の前で

やや大きな滝

ロープで引っ張ってもらい突破

下山道最後の吊橋