Omiya Alpine Club
山行報告
DATA CONTENTS
日付 2012/01/08
宿泊 日帰り
天気 晴れ
メンバー I 他1名
歩行時間 取付きまで20分
アクセス
Report by 【I】
城山登山口に駐車してから20分ほどして取付に到着。
南壁のため日当たりがよく絶好のクライミング日和である。
連休ということもあって混んでいるのではと思っていたが、10名程度しかいなかった。
今回のお目当ての初「バトルランナー」である。2パーティー待ちとなった。

アップも兼ねて「アナザステップ」をやることにした。朝一ということもあって
体の動きも悪く感じたが、なんとかフォールせずに済んだ。
一息入れていると、1パーティ目が1Pを登り終えていたので、準備を整えて
いざ!トライ!

【1P(とんとん拍子)】リード:他

下からの感じでは、終盤の外傾箇所意外は問題なさそうな感じである。
早速、パートナーがリードしていく。無事ビレイPまで到着。
と、思いきやそのまま登っている。あれ?と思ったが、後で話しを聞いてみると
本来のビレイPではまだ先行パーティーのセカンドが居たり、別ルートで登っている人達の支点もあったり
したため、そこから少し上の木でビレイすることにしたようだ。
フォローでトライ開始。
下部では手も足も落ち着いて探せば問題ない、予想していた外傾箇所もクラックちっくなホールドを
ガバ持ちできればば、さくっと乗越し可能である。

【2P】リード:I
このルートの核心ピッチである。
鎌形ハングを超えられるのか、不安と緊張でいっぱいだった。
ハングまでの垂壁はきちんとホールドがあるので落ち着いて探せば問題なかった。
そしてハング手前の支点で一呼吸おく。
上を見上げハングを見ると更に不安になった。
考えても仕方がないので「よし!やるぞ」と気合を入れる。
アンダーで保持しつつ、ハング越え付近のプロテクションにクリップ。
カチ持ちしながら上部のガバホールドを探すがスローパーっぽいホールドしかなく、そのホールドで支えつつ
右足ハイステップで体を上げようとしたがうまくあがらず、あたふたしているうちにパンプしてしまい
あえなくフォールしてしまった。
思わず無念の声を出してしまったが、とりあえずハングを超えないと先へ進めないのでムーブを考えながら
試行錯誤した。
カチを持ちつつ足を上げその上部にあるポケット気味のホールドに気付きハイステップで乗越すことができた。
ハング上部2m付近にビレイPがあるので一段落。
後ろを振り返ると狩野川と町並みの展望がよかった。
ムーブがすっきりしないので、ローワーダウンして練習したかったが、先行パーティーがラペルしてきたので
断念してビレイ準備にとりかかる。

【3P】リード:他
先行パーティーは3P4P繋げていたので、そのまま自分がリードしようとしたが、パートナーがリードしたいとの
ことだったので、ピッチをきることにした。
ホールドはガバばかりなのでやさしい垂壁だった。
多少ランナウトしているので油断禁物。

【4P】リード:I
3P同様、スタンス、ホールドともしっかりしているので落ち着けいて登れば問題なし。

4P終了点からラペル開始。ハング上部と中間テラスできり3Pで終了。
鎌形ハングOSすることはできず悔しさは残るが、念願のバトルランナーを登れることができたので
ひとまずはよしとし、近い内にリトライを誓った一日だった。

1P

2P鎌型ハング

2Pより町並みを見る

3P、4P

南壁全体