Omiya Alpine Club
山行報告
DATA CONTENTS
日付 2012/06/29〜2012/07/01
宿泊 大平山荘
天気 2012/06/30 快晴
2012/07/01 稜線1700mを境に下は晴れのち曇り 
          1700m以高は「滝雲」の中、激しい強風と雨のような霧
メンバー 大原・山岸ほか
歩行時間 2012/06/30 クライミング3時間 
酒田から三崎海岸までレンタカーで移動
三崎公園の海岸でボルダリングと懸垂下降練習
エイト環等の着脱装備を再確認

2012/07/01 ハイキング16q 9時間(休憩時間含む)
4:40 鉾立登山口出発→ 14:50 鉾立登山口着 
アクセス 大宮より寝台特急あけぼの21:40→5:00 
酒田よりレンタカー 三崎海岸→大平山荘泊
鉾立登山口
帰路 18:00 酒田 (特急いなほ)新潟経由 上越新幹線 大宮22:09
【report by yamagishi】
第一日目 三崎公園 3時間

鳥海山ハイキングの日程上
日中の空き時間を有効利用しようと海岸を探す。

三崎公園は、山形で有名なクライミングの海岸と聞くが、
土曜日なのに、釣り人と岩海苔採集の人しかいない。

飛島まで望める、快晴の紺碧の海岸で
海風に吹かれながら、山の練習するのが不思議である。

忘れかけていた、エイトの装着を練習したり
海岸の岩で3種類のルートの懸垂下降する。

適当な岩を探しボルダリング。
溶岩系の岩なので、非常に手が痛い。

埼玉は海が無く、山ばかり見ている自分にとって
青い海と岩石が新鮮だった。

追伸
新鮮と言えば名物の「岩ガキ」が美味ございました。

注意事項
海岸では、「フナムシ」が、始終岩を駆け巡り薄気味悪かった。
*フナムシは5p位の大きさで、さながら現代の三葉虫。
 ゴキブリとムカデを足して、2で割ったような生物。
 非常にゴキブリとよく似た動きをする。

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第二日目 16q 休憩含む9時間 (山岸は9時間20分)

参考時間
休憩なしの9時間の行程。
見所の多い象潟(鉾立)コースのピストン
行き:外輪山コース
帰り:雪渓コース(千蛇谷)

格段に整備された山道には、石がずっと惹かれている。

御浜神社までは、行きの距離の半分
穏やかな登りで雪渓もたくさんある。

鳥海山が見えたが、「滝雲」が南東から発生。
結局、1日中滝雲は消えることが無かった。

稜線に出たら、ひどい強風!
バランスを崩し、倒れたこと3回。

七五三掛で外輪山コースと千蛇谷雪渓コースに分岐。
強風だが、眺望を期待し外輪山コースに決定。
この外輪山から山頂までは結構長い。

登山開始時は晴れて、暑かったので
カッパを着るタイミングを逸した。
霧は、雨並に体がぬれた。
しかも、東北地方独立峰の強風で、
知らずと体温は奪われる。
強風も過ぎると、カッパを出す余裕も無い。

低体温症?になる条件を体感??
なので、防水手袋も必携。

外輪山を七高山まで歩く。
皆、この山頂で引き返している。
頂上の看板は通過したが、最高峰の「新山」がガスで見えない。
ルート探しで時間が過ぎた。

とりあえず、頂上小屋まで降りることにする。

今回は新山は見送りかと、あきらめた矢先、
頂上小屋のおじさんがいた。
新山に登っていった4人がいるよ。と教えてくれたので
ルート判明!

岩だらけの新山を嬉々として登る。
岩が滑って、尾てい骨を打ちながら
最高峰に達す。

雪渓コースは道がわかりにくかった。
初めての山に行くには、地図読みは重要。
滝雲も天気悪化型だったので観天の重要。

強風は次第に強くなり、難儀した。
御浜神社までは、油断が出来ない。

あと4qの地点で、山岸は膝痛が発生。
そこからはペースが落ちたので
私抜きなら、到着ペースは早かったはず。

グルコサミン飲まなくては!

日本海を眺めながら登ることの出来る
東北最高峰の鳥海山は、
お花畑あり、雪渓あり、岩あり、海ありの
一言では尽くせない魅力のある山だった。

また、いつの日か
好天のゆとりある日程で、山頂に泊まり
日本海の眺望を眺めたいと思う。

三崎公園の天然クライミングゲレンデ

ウミネコ

懸垂下降開始

山頂はしだいに滝雲が

新山のクレバス?

日本海を見ながら下山