2020/2/1~2  クライミング講習会(講師:奥谷昇)in伊豆

奥谷講師

2月1、2日の2日間、伊豆の城山と鷲頭山ゲレンデにて、クライミング講習会が開かれました。天気に恵まれ暖かく、経験者・初心者混ざりながら技術の向上を目指し、何よりも登る楽しさを味わいました!

講 師:奥谷昇
参加者:大宮アルパインクラブ10名
宿泊先:伊豆の大仁温泉一二三荘 クライミングプラン

記録はK子ほぼ初心者。数年前からクライミングをしてるのに、怖さが優先し、全く進歩がない。今年はクライミングを頑張ってみようと、初めて講習会に参加しました。

2月1日 城山 南壁
斜上バンド下のルート何本かにトップロープをかけ、グレード5.6から5.9?を各人のレベルに合わせ何度も登る。

ルート名、グレードはよくわからない
今年の目標はイレブンクライマー
率先して1番手でトライするKさん
Sさん登り中 まずは足慣らし

K子は今までやっていたビレイが間違っていた
ようで、Sさんら数名にあらためて教わる。
でもなかなか覚えらず、登る以前に問題あり(泣)
クライミング3回目U女史、がんばっています。
K子 「雑に登るな」と旦那様より指摘が!
皆、午後はレベルを上げてトライ
真ん中が「とんとん拍子」
Y女史リード中 かっこいいな!!
Y女史の足のクライミングだこを見て、練習、実践を積み重ねているから登れるんだと思った

レベルの低い話で申し訳けありませんが、
K子は滑ると思うと、足で立ち上がる勇気がなく、進歩がないこと感じていた。 この講習会での目標は、どこまでなら滑らないのか(逆に滑ること)を体感して、恐れないようになること。トップロープで何度も試し、限界値を知りたいと思っていたが・・ビレイ中に足に落石があたり、少し休憩。結局3本しか登れず、限界値わからず・・。
次の日、奥谷講師から足の指の付け根あたりで立つのが滑らないと教えてもらい、恐々試したら、岩に吸い付くような感覚で固定されるのを初めて感じた。これが靴のフリクションなのか!と体感できたことがちょっとうれしい!!

奥谷先生から、適宜、各人へ登り方のアドバイスがなされた。
皆から”クライミングの神が降臨した”と絶賛されていたM女史は、奥谷講師から「手がないときには親指で押すんだ」と教えてもらったと話していた。こういったアドバイスや自らの気づきを踏まえ、実践して吸収していくことが上達へつながるのだと思った。
奥谷講師だけでなく、会のメンバーも相互にアドバイスしながら1日目を終了した。

宿泊は大仁温泉の一二三荘。
夕飯は旬を感じる菜の花のお浸しやフキノトウの天ぷら、一工夫ある料理(しゃぶしゃぶをとろろポン酢で食べる、マイルドになる)や、刺身に始まり、魚も数種類だされ、丁寧な料理でとてもおいしかった。
そしてちょっと熱めの温泉は疲れた体にはちょうどよい刺激となった。
この宿とても気に入りました。

夕飯後は宴会!!そして、ヨガ講師でもある奥谷講師からヨガを教えてもらったりと楽しい時間は続きました。(と言いつつ、K子はちょっと疲れて先に寝ましたが・・)

2月2日  
沼津の志下海岸の駐車場に車を停め、奥谷講師による朝ヨガでスタートです。
深い呼吸をしながら、ヨガのポーズで体と心をほぐします。贅沢な時間です。
そして、30分ほど歩いて鷲頭山へ メインウォールで登ります

マンボウルートを登る奥谷講師
壁とは思えないほど軽やかに登っていく。
神降臨のM女史、マンボウ挑戦中 
皆、マンボウの お顔あたりが核心と言っていました
初心者組のK子とU女史は、最左端ルートで練習
イレブンクライマー目標のKさんも
昨年はここで登っていたとのこと 
旦那さま頑張り中
中央正面ルート?にトップロープをかける奥谷講師
神降臨のM女史 
中央正面ルート?を果敢にトライ
M女史 ここで苦戦、諦めず試みるが敗退
くやしい~、来年こそ登るぞ!
K子にもこのガッツがほしい。
Oさんも中央正面ルート
難なくクリアー
中央正面ルート? Mリーダー
初心者組のために登り方を見せてくれたIさん
人が登るのを見てると登れそうなのになあ、現実は・・・

最後、初心者組の二人も、皆の登ったルートで行けるところまで頑張った。

初心者組 U女史 挑戦するも敗退
初心者組K子 やはりここが登れない 
クラックに手をかけるって言われても・・できない~
登れない~
奥谷講師からも具体的な足の置き方
そして、クラックへの手の掛け方を指導

皆から教えてもらい、そして励ましてもらったのに、K子途中敗退。
そんな自分が悔しかったのか、その夜の夢にこの場面が出てきた。夢でも登れなかった。次回はここを登ることを目標にしたい。



あっという間に日が落ちる時間に近づく。

クライミング講習会に参加して思ったのは、登れる人は努力をしている、あきらめず果敢にトライしていく、だから上達していくんだと、自分に足りないところがいっぱいあることを感じた。講習会はそんな刺激も与えてくれる有意義なものだった。

神降臨のM女史は、「講習会は毎年同じ時期に開催されるので、自分の物差しになっている」と言っていた。今回、登れなかったところは、次回の目標として励みにつながる。

私たちの山岳会の目的は、会則にある通り「 登山技術の向上を図り、安全かつ 健全な登山活動を行なうこと」だ。登山技術の向上のために講習会は欠かせないものではないかと思った。そして参加するたびに、昨年より登れるようになっているとよいなと思いました。
最後に、奥谷講師、Mリーダー、いろいろ教えてくださった皆様、とても楽しく、有意義な時間をありがとうございました。
おわり


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