講師:T田さん メンバー:M崎さん、I村さん、Y松(記)
今回は外岩講習会の2回目。前回古賀志でのマルチピッチ練習に続いてつづら岩を予定していたが、「このメンバーなら実践でしょ。獅子岩にしましょー」とT田リーダー。
2週間前二子中央稜で3Pセカンドデビューしたばかりの経験乏しい私には「上達には実践が近道。最悪引き上げますよ。」と頼もしいお言葉をいただき有難く参加。
登山口から30分ほど歩くと標識あり。「この先危険」の方向へ足取り軽く進む一行。
獅子岩基部に到着。大きな一反木綿のような岩。
先発はT田リーダーとY松。「基本私が全リードで途中できそうだったらY松さんリードしてみましょう」とT田リーダー。 M崎さんとI村さんはI村さんリードでスタート。
ペアーごとに事前写真を笑顔で取り合い、事後写真はもっと笑顔になっていることを期待して登攀開始。
1P目:「スラブこわーい」という賑やかな声とは裏腹にスイスイ登っていくT田リーダー。
さて私も登攀開始。細かいホールドとスタンス。「フォローだから大丈夫」と言い聞かせて体重を移していく。
終了点で背中のリュックも慎重にリーダーに移す「ありがとうございまーす」
2P目:スラブが続く。手足不安定な状態で左足のハイステップにまごつく。「フォローなんだから思い切って」と反芻
3P目:後半右側に巨大な板状の岩。フレークというそうだ。
初対面のフレークにさて、どうするかと思ってると「レイバックで岩の外へでるか、外にでるのが怖かったらステミング」というリーダーの声が。
ステミング??岩の外にでるのは選択外とし、岩の中を見ると2段の階段状のスタンスを発見。その段を使い体を上げるのをきっかけにあとは突っ張りながら上がっていくとフレークの上にガバが。グイッと体を引き上げてフゥ~。
ムーブの名前と動きを知らないとせっかくのアドバイスも台無しと知る。
後続のM崎さんのムーブを見て勉強させてもらう。
4P目:核心部のはずが全く記憶がない。
先をいくリーダーの賑やかな声に笑って緊張がほぐれたのと、後続で核心部を登ってくるI村さんを見てリーダーが「さすがだねー」と言ったことは記憶している。
5P目:終了点下が緩やかだが、ホールドのないスラブ。「普通に歩けるよ」とリーダー。本当だ!でも腰が引ける。
アンカーの間隔が広くあいていたのでリードは怖いだろう。
6P目:最後が乗越しか左巻が選べる。リーダーは乗越し。私は左巻に逃げる。
7P目:短い凹角を登った目の前に山頂の景色が広がる。
山頂にひょっこり顔をだすってこれか~
360度の展望をみながら満足感に浸る。
事後写真は期待通りの最高の笑顔。
帰りの車は次回講習会の話題。T田リーダーにクラックの練習がしたいとお願いすると三つ峠でできますよ。上級クラスはナチュラルプロテクションのみでやるのもいいんじゃない等、続々でてくるメニューに盛り上がる。
二子中央稜、獅子岩とフォローで経験させていただき徐々に高度感にも慣れてきました。次はリードかな。